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2026/11/5
検索では上位なのにAIに出ない言葉の見つけ方!順位とAIでの露出を重ねて見る分析術

検索順位とAIでの露出がずれる理由
上位の言葉をAIへの質問に置き換えるコツ
ずれの大きい言葉から手を付ける優先順位
検索順位は上位なのに、同じ言葉でAIに聞くと自社の名前が出てこないという、順位とAIでの露出のずれに悩む担当者が出てきました。検索の順位表だけを見ていると、このずれには気づけません。結論から言えば、検索順位とAIでの露出を言葉ごとに1枚に重ねると、手を付けるべき言葉が見えてきます。
この記事では、Search Consoleで上位の言葉を洗い出す手順から、AIへの質問への置き換え方、優先順位の決め方までを順に整理しました。読み終えるころには、どの言葉から改善に手を付けるかまで判断できるようになります。
1. 検索順位とAIの紹介が一致しない理由
検索順位とAIの紹介が一致しないのは、検索はページを並べ、AIは複数の情報をまとめて会社を選ぶという仕組みの違いがあるからです。検索では、1つのページが質問に合っていれば上位に表示されます。AIは答えを作るときに、複数の情報源から会社の説明を集めて文章にします。そのため、自社サイトのページが上位でも、外部での説明が少ない会社はAIの答えに入りにくいことがあります。
ずれの出方は、大きく2つの方向に分けられます。1つは検索では上位なのにAIに名前が出ない方向で、もう1つはAIには名前が出るのに検索では上位に入らない方向です。2026年現在、GoogleのAIモードやAI Overviewsのように検索結果の中に出るAIの答えもあり、順位と答えの両方を見る場面が増えています。どちらの方向のずれかによって、打つ手が変わります。
よくある失敗は、順位が上位なら問題はないと考えてしまうことです。順位の報告だけを続けていると、AIで聞かれたときの機会を逃していることに気づけません。まずは順位が上位の言葉を3つ選び、同じ内容をAIに聞いてみましょう。
ページ単位と会社単位の違い
検索とAIの違いは、ページ単位で見るか、会社単位で見るかにも表れます。検索は、質問に最も合うページを1つずつ評価して並べます。AIは、会社そのものをどう説明するかを複数の情報からまとめます。たとえばサービスの説明ページが上位でも、会社の強みや実績が外部で語られていなければ、AIは紹介する理由を見つけにくくなります。ページの良さと会社の伝わり方は、分けて考える必要があります。
上位のページを読み、会社の強みが書かれているかを確かめてみましょう。
答えの中で選ばれる会社の数
AIの答えでは、名前が挙がる会社の数が限られることも、ずれが生まれる理由です。検索結果には1ページに10件ほどの結果が並び、下の順位でも目に入る機会があります。AIの答えでは、数社だけが文章の中で紹介されることが多く、そこに入らなければ名前は出ません。順位が5位のページでも、AIの答えでは紹介されない場面があります。順位の高さと答えに入るかどうかは、別の物差しで見ましょう。
上位の言葉でAIに聞き、答えに挙がった会社の数を数えてみましょう。
関連記事:AIO対策の効果測定はどこを見る?AI引用と検索流入を一緒に追う指標の選び方
2. Search Consoleで上位の言葉を洗い出す手順

上位の言葉を洗い出すには、Search Consoleの検索パフォーマンスの画面で、掲載順位の高い検索語を一覧にするのが基本の手順です。Search Consoleは、Googleの検索で自社サイトがどの言葉で表示されたかを確かめられる公式の道具です。クリック数・表示回数・掲載順位を検索語ごとに見られるため、上位の言葉を選び出せます。ここで選んだ言葉が、AIと重ねて見る材料になります。
手順は、画面を開く→期間を選ぶ→順位で並べる→書き出すの4段です。検索パフォーマンスの画面で「クエリ」の一覧を開き、平均掲載順位の列を表示させます。期間は直近3か月ほどにすると、季節や日ごとの揺れをならして見られます。掲載順位で並べ替え、10位以内の言葉から表示回数の多いものを20語ほど選ぶと、分析の土台になります。
よくある失敗は、表示回数の少ない言葉まで全部を対象にすることです。表示回数が少ない言葉は順位が揺れやすく、AIと重ねても判断の材料になりません。まずは10位以内で表示回数の多い言葉から、20語ほどを書き出してみましょう。
平均掲載順位の読み方
平均掲載順位は、期間中に表示された順位の平均を示す数字です。同じ言葉でも、日によって順位が上下するため、平均で見ると全体の位置がつかめます。ただし、表示回数が少ない言葉では、1回の表示で平均が大きく動くことがあります。順位だけでなく表示回数も並べて読むと、数字の確かさが分かります。表示回数が一定以上ある言葉に絞ると、比べる意味のある一覧になります。
一覧に、表示回数の欄を順位の隣に並べておきましょう。
書き出した言葉の整理
書き出した言葉は、意味の近いものをまとめて整理します。同じ内容でも、語順や言い回しが違う言葉が別々に並んでいることがあります。たとえば地名と業種の順番が逆なだけの言葉は、1つの話題として扱うと分析が楽になります。まとめた話題ごとに、代表の言葉を1つ決めておきます。話題の数を10〜15個ほどに絞ると、AIへの質問に置き換える作業が重くなりません。
書き出した言葉を、話題ごとにまとめる欄を作って整理しましょう。
3. 同じ言葉をAIへの質問に置き換えるコツ
同じ言葉をAIへの質問に置き換えるコツは、検索語の裏にある知りたいことを、人が話すような一文にすることです。検索では「地名 業種 おすすめ」のように単語を並べますが、AIには文章で聞く人が多くなります。単語のままAIに投げると、実際に聞かれる質問とずれた答えが返ることがあります。置き換えの質で、重ねる分析の確かさが決まります。
置き換えは、誰が・何を知りたくて・どんな条件で聞くかの3つを足して作ります。たとえば「業種 料金」という検索語なら、「初めて頼むときの料金の目安と、選ぶときに見る点は」のような質問になります。1つの言葉から2〜3通りの質問を作ると、聞き方による答えの違いも見えてきます。AIの答えは聞くたびに変わるため、同じ質問を何度か聞き、名前が出た割合で見ます。
現場でよく見られるのは、自社の名前を入れた質問で確かめてしまうケースです。自社の名前を入れると自社の説明が返りやすく、ずれは見えません。まずは自社の名前を入れない質問で、上位の言葉を3つ置き換えてみましょう。
知りたいことの種類で分ける
検索語は、知りたいことの種類で分けると置き換えやすくなります。料金や方法を知りたい言葉、会社を比べて選びたい言葉、場所や連絡先を知りたい言葉などがあります。会社を比べて選びたい言葉は、AIの答えで会社名が挙がりやすく、ずれを見るのに向いています。方法を知りたい言葉では、会社名が出ずに説明だけが返ることもあります。種類ごとに見る点を変えると、結果を読み違えません。
話題の一覧に、知りたいことの種類の欄を足しておきましょう。
質問の数をそろえる
質問の数は、話題ごとにそろえて決めます。ある話題は5問、別の話題は1問では、名前が出た割合を比べられません。同じ数の質問を同じ回数投げると、話題どうしの比較ができます。毎月の計測でも、質問を変えずに続けると前の月との差が読めます。質問の一覧を固定して保存しておくと、担当者が変わっても同じ形で続けられます。
話題ごとの質問を、同じ数にそろえた一覧にしておきましょう。
4. 順位とAIでの露出を1枚に重ねる考え方
順位とAIでの露出を1枚に重ねるときは、横に検索順位、縦にAIで名前が出た割合を取り、言葉を4つの区分に分ける考え方が分かりやすくなります。両方とも強い言葉、検索だけ強い言葉、AIだけで名前が出る言葉、両方とも弱い言葉の4つです。言葉ごとにどの区分に入るかが分かれば、打つ手が決まります。表で見るより、図に置いたほうがずれの大きさをつかみやすくなります。
株式会社TROBZのトロパスには、検索順位とAIでの露出を1枚の図に重ねるAIキーワードマップがあります。Search Consoleと連携すると、言葉ごとの順位とAIでの露出が同じ図に並びます。検索では上位なのにAIには出てこない言葉が色で分かるため、表を作る手間をかけずにずれを見つけられます。自社で表を作る場合も、同じ4つの区分で考えると整理しやすくなります。
よくある失敗は、4つの区分すべてに同時に手を付けることです。作業が分散すると、どの手が効いたのかが分からなくなります。まずは検索だけ強い区分の言葉から、対象を絞って始めましょう。
| 区分 | 検索順位 | AIでの露出 | 打つ手の方向 |
|---|---|---|---|
| 両方とも強い | 上位 | 名前が出る | 今の状態を保つ |
| 検索だけ強い | 上位 | 名前が出ない | AIに伝わる情報を足す |
| AIだけ出る | 下位 | 名前が出る | ページの中身を整える |
| 両方とも弱い | 下位 | 名前が出ない | 題材として後に回す |
区分の境目の決め方
区分の境目は、検索順位とAIでの露出のそれぞれに線を1本引いて決めます。検索順位は、10位以内を上位とするのが分かりやすい目安です。AIでの露出は、名前が出た割合が半分を超えるかを目安に分けます。境目は会社の状況に合わせて変えてよいですが、毎月同じ境目で見ることが大切です。境目を記録に書いておくと、前の月との比較が崩れません。
自社の分析で使う、2本の線の位置を決めて記録しましょう。
図にすると見えるもの
図にすると、言葉の集まり方の傾向が見えてきます。検索だけ強い区分に同じ話題の言葉が集まっていれば、その話題の情報がAIに伝わっていない可能性があります。逆に、AIだけ出る区分に言葉が集まっていれば、外部での評判が先に育っている場合があります。表では気づきにくい偏りも、図では一目で分かります。話題ごとに色を変えて置くと、偏りがさらに読みやすくなります。
最初の図を作ったら、言葉が集まっている区分を1つ書き出しましょう。
あわせて読みたい:競合はAIに紹介されて自社は出ない?同じ質問で比べるAI競合分析の進め方
5. 検索だけ強い言葉に共通するページの特徴

検索だけ強い言葉のページには、質問への答えは書かれているのに、会社の強みや根拠が書かれていないという共通の特徴が見られます。検索では質問に合うページとして評価されても、AIが会社を紹介するには誰が何を強みとしているかの情報が必要です。一般的な説明だけのページは、AIが答えの材料として使っても、会社名を挙げる理由になりにくいのです。ページの中身と会社の伝わり方の両方を見直すことが要点になります。
点検する項目は、会社名の記載・強みの説明・具体的な事例・よくある質問の4つです。ページの中で会社名が何度出ているか、強みが文章で書かれているかを確かめます。事例や数字があれば、AIが会社を紹介する根拠として使える材料になります。よくある質問の形で、聞かれそうな問いと答えを置くのも1つの方法です。
現場でよく見られるのは、一般的な解説だけで上位を取っているページです。解説が役に立つほど検索では評価されますが、会社の話がないとAIの答えに名前は出ません。まずは検索だけ強い言葉のページを1つ開き、4つの項目があるかを確かめましょう。
一般的な解説に会社の視点を足す
一般的な解説のページには、会社の視点を足すことで、AIにも伝わる形にできます。解説の途中に、自社ではどう考えて対応しているかを短く書き添えます。実際の対応の流れや判断の基準を書くと、ほかのページにはない情報になります。解説の質を落とさずに、会社の話を自然に加えることが大切です。1ページに2〜3か所、会社の視点の段落を足すところから始めます。
解説のページを1つ選び、会社の視点の段落を1つ書き足してみましょう。
外部での言及も合わせて確かめる
ページを整えても名前が出ないときは、外部での言及も合わせて確かめます。AIは自社サイトだけでなく、外部サイトの説明も参照して答えを作ることがあります。業界団体の名簿・取引先の紹介・ポータルの情報に、同じ話題での自社の紹介があるかを見ます。外部の情報が古いままなら、訂正を依頼する対象になります。ページと外部の両方を整えると、AIが会社を紹介する材料がそろいます。
検索だけ強い話題で、外部での自社の紹介を検索してみましょう。
6. AIだけで名前が出る言葉の扱い方
AIだけで名前が出る言葉は、AIには伝わっているのに検索の評価が追いついていない言葉として、ページを整える候補にします。AIで名前が出ているということは、外部での評判や説明が答えの材料になっている可能性があります。一方で、検索で上位に入らなければ、検索から来る人には見つけてもらえません。この区分の言葉は、すでにある強みを検索にも広げる機会です。
扱い方は、その話題のページがあるか→ページの中身は十分か→検索語と合っているかの順で確かめます。そもそも話題に合うページが無ければ、新しく作る候補になります。ページがあっても、検索語に対する答えが短ければ、内容を足して整えます。題名や見出しに検索語の言葉が入っていないときは、言葉を合わせるだけで変わることもあります。
よくある失敗は、AIで出ているから十分と考えて放っておくことです。AIの答えは聞くたびに変わるため、今出ている状態が続くとは限りません。まずはAIだけで名前が出る言葉を一覧にし、話題に合うページがあるかを確かめましょう。
AIが参照している情報を確かめる
AIだけで名前が出るときは、AIが何を参照して紹介しているかを確かめます。答えと一緒に参照したページを示すAIなら、その一覧から元の情報が分かります。参照元が外部サイトなら、外部での評判が先に育っている状態です。その内容を自社サイトにも書くと、検索とAIの両方で同じ説明がそろいます。参照元の言葉を自社のページに生かすと、伝わり方のずれが小さくなります。
AIの答えに表示された参照元を3つ開き、どう書かれているかを読みましょう。
検索の評価を上げるページの整え方
検索の評価を上げるには、検索語に対する答えをページの最初に置くことから始めます。読む人が知りたいことに先に答え、そのあとに理由や詳しい説明を続けます。見出しに検索語の言葉を使うと、何が書かれたページかが伝わりやすくなります。内部のリンクで関連するページどうしをつなぐことも、ページの役割を示す手がかりになります。整えた日を記録しておくと、順位の変化と結びつけて読めます。
整えるページを1つ決め、最初の段落で答える形に書き直してみましょう。
7. まだ計測していない言葉を足す判断基準
まだ計測していない言葉を足すかは、表示回数があり、会社の事業に直結し、AIに聞かれそうかの3つで判断します。計測の対象は、増やしすぎると毎月の作業が重くなります。足す言葉を選ぶ基準を決めておくと、計測の一覧を育てながら作業の量を保てます。基準がないと、思いつきで言葉が増えて比較が崩れます。
候補の言葉は、Search Consoleの検索語とAIの答えの両方から探します。Search Consoleでは、表示回数が増えてきた新しい検索語が候補になります。AIの答えでは、自社の話題で一緒に挙がる言葉や、競合が紹介されている質問が手がかりになります。トロパスでは、未計測ワードとしてまだ計測していない言葉の候補が一覧になるため、探す手間を減らせます。
現場でよくあるのは、競合が出ている言葉をすべて足してしまうケースです。自社の事業と関係が薄い言葉まで増やすと、分析の焦点がぼやけます。まずは3つの基準をすべて満たす言葉だけを、月に数語ずつ足していきましょう。
計測に足す言葉を選ぶ3つの基準
足す言葉と外す言葉を決める
計測の一覧は、足すだけでなく外すことで質を保ちます。事業の内容が変わった言葉や、表示回数がほとんどなくなった言葉は、外す候補になります。足す数と外す数をおおむねそろえると、一覧の大きさが保たれます。外した言葉も記録に残しておくと、あとで戻すときに過去の結果を参照できます。一覧の見直しを3か月に1度行うと、作業の量が安定します。
計測の一覧に、足した日と外した日の欄を設けておきましょう。
競合の言葉を取り入れるとき
競合の言葉を取り入れるときは、自社が同じ価値を提供しているかを先に確かめます。競合がAIの答えで紹介されている質問でも、自社が扱っていない内容なら計測しても意味がありません。自社も提供しているのに名前が出ない質問は、優先して計測に足す価値があります。競合の紹介文を読むと、AIが何を理由に挙げているかが分かります。理由の言葉を自社のページと比べると、足りない情報が見えてきます。
競合だけが挙がった質問から、自社も提供している内容を3つ選びましょう。
こちらも読まれています:失敗しないAIO分析ツールの選び方!開発元が教える比較の判断基準
8. ずれの大きい言葉から手を付ける優先順位

手を付ける優先順位は、ずれの大きさと表示回数を掛け合わせ、影響の大きい言葉から決めるのが基本です。検索で上位なのにAIで名前が出ない言葉のうち、表示回数が多いものほど、AIでも聞かれる機会が多いと考えられます。ずれが大きくても表示回数が少なければ、直したときの影響は小さくなります。2つの軸で並べると、限られた時間で効果の大きい順に進められます。
並べ方は、検索だけ強い言葉を表示回数の多い順に並べるところから始めます。次に、AIで名前が出た割合が低いものに印を付けます。印の付いた言葉の上位から、1か月に2〜3語ほどを改善の対象にすると、作業が回ります。AIだけで名前が出る言葉は、検索だけ強い言葉の作業が一巡したあとに取りかかります。
よくある失敗パターンは、気になる言葉から順に手を付けてしまうことです。担当者の関心で選ぶと、影響の小さい言葉に時間を使ってしまいます。まずは表示回数とずれの大きさの2列を並べた表を作り、上から順に対象を決めましょう。
事業にとっての重みも加える
優先順位には、事業にとっての重みも加えて判断します。表示回数が同じでも、問い合わせにつながりやすい言葉と、情報を集めているだけの言葉では価値が違います。料金や依頼の方法を聞く言葉は、問い合わせに近い段階の人が使うことが多くなります。事業の重みを3段階で付け、表示回数とずれの大きさに加えて並べます。3つの軸をそろえて見ると、社内でも説明しやすい順番になります。
改善の対象の表に、事業の重みの欄を足しておきましょう。
同じ話題の言葉をまとめて直す
改善するときは、同じ話題の言葉をまとめて直すと効率が上がります。同じ話題の言葉は、多くの場合同じページが受け持っています。1つのページを整えると、複数の言葉のずれが同時に縮まることがあります。話題ごとに対象の言葉をまとめ、受け持つページを1つ決めてから作業に入ります。ページ単位で作業の記録を残すと、どの改善が効いたかを追いやすくなります。
対象の言葉を、受け持つページごとにまとめた表にしましょう。
9. 改善後に見直すまでの期間の目安
改善後に見直すまでの期間は、検索の変化とAIの変化で分けて考え、少なくとも1〜3か月は待つのが目安です。ページを直してから検索の評価に反映されるまでには時間がかかります。AIの答えは聞くたびに変わるため、短い期間の上下だけで効果を判断すると読み違えます。期間を決めずに何度も見直すと、作業の手が止まります。
検索の順位は、ページを直してから数週間から数か月かけて動くことがあります。Search Consoleのデータも、数日遅れて反映されることがあります。AIでの露出は、構造化データの実装のような技術的な改善は比較的早く表れる一方、AIに安定して引用される状態には数か月単位の継続が目安になります。株式会社TROBZの実績では2〜6か月で変化が現れていますが、これは目安であり、効果を約束するものではありません。
よくある失敗は、1週間ほどで変化がないと判断して別の手に移ることです。手を次々に変えると、どの改善が効いたのかが分からなくなります。まずは改善した日と見直す日を記録の表に書き、その日まで同じ形で計測を続けましょう。
月1回の計測で変化を追う
変化を追うには、月1回、同じ日に同じ質問で計測する形が続けやすくなります。計測の日がばらばらだと、月ごとの差に日の違いが混ざります。同じ質問を同じ回数投げて名前が出た割合を残すと、前の月との差を比べられます。検索順位も同じ日にSearch Consoleで確かめ、2つを並べて記録します。毎月の記録を1枚の表にまとめると、流れが一目で分かります。
来月の予定に、計測の日を毎月同じ日付で入れておきましょう。
全体を3か月ごとに見直す
3か月ごとには、4つの区分の言葉がどう動いたかを全体で見直します。検索だけ強い区分から両方とも強い区分へ移った言葉があれば、改善が効いた手がかりになります。動かなかった言葉は、ページと外部の両方を再点検する対象にします。見直しの結果をもとに、次の3か月の対象を決め直します。区分の移り方を記録に残すと、効いた改善の型が社内にたまります。
最初の見直しの日を、改善を始めた日から3か月後に決めておきましょう。
10. 検索とAIの両方で見つかる会社になるために
検索とAIの両方で見つかる会社になるには、順位とAIでの露出を同じ表で見続け、ずれを小さくする作業を習慣にすることが近道です。検索だけを見ていても、AIだけを見ていても、片方の機会を逃します。2つを重ねて見る習慣ができれば、どこに手を入れるべきかが毎月はっきりします。1回の分析で終わらせず、続ける形を作ることが要点です。
続ける形は、月1回の計測・3か月ごとの見直し・年1回の一覧の作り直しの3段で組むと無理がありません。月1回の計測では、順位とAIでの露出を同じ日に記録します。3か月ごとの見直しでは、区分の移り方を確かめて対象を決め直します。年1回は、事業の変化に合わせて計測する言葉の一覧そのものを作り直します。
よくある失敗は、担当者が1人で抱えて続かなくなることです。分析の手順が担当者の頭の中にしかないと、異動や繁忙期に止まります。まずは分析の手順と記録の表を共有の場所に置き、誰でも続けられる形にしましょう。
社内で共有する報告の形
社内で共有する報告は、4つの区分の言葉の数と、その月に直したことの2つを中心にまとめます。区分ごとの数が月ごとにどう変わったかを示すと、全体の進み具合が伝わります。直したページと対象の言葉を並べると、作業と結果の関係が分かります。数字だけでなく、AIの答えの文章で変わった部分を短く添えると、読む人の理解が深まります。1ページに収めると、毎月の会議でも扱いやすくなります。
次の会議に向けて、区分ごとの言葉の数を1枚にまとめてみましょう。
分析を次の施策につなげる
分析の結果は、ページの改善・外部の手入れ・新しい題材の3つの施策に振り分けます。検索だけ強い言葉はページと外部の手入れに、AIだけで名前が出る言葉はページの改善に回します。両方とも弱い言葉のうち事業に近いものは、新しい題材の候補として記事の計画に入れます。施策ごとに担当と期限を決めると、分析が作業に変わります。振り分けの表を毎月更新すると、次にやることが途切れません。
今月の分析から、3つの施策に振り分けた表を作ってみましょう。
順位とAIでの露出を重ねてずれを小さくする
検索で上位でもAIに名前が出ない言葉は、順位の報告だけでは見つかりません。Search Consoleで上位の言葉を洗い出し、人が話すような質問に置き換えてAIに聞き、順位とAIでの露出を1枚に重ねて4つの区分に分けます。検索だけ強い言葉のうち表示回数の多いものから手を付け、月1回の計測と3か月ごとの見直しで変化を確かめます。
検索順位とAIでの露出のずれに関するよくある質問
検索順位が上位なのにAIに名前が出ないのはなぜですか
A. 検索とAIで見ている単位が違うためです。
検索はページを並べますが、AIは複数の情報から会社を選んで説明するため、会社の強みや外部での説明が少ないと名前が出にくくなります。
順位とAIでの露出のずれはどう見つければよいですか
A. 言葉ごとに順位とAIで名前が出た割合を1枚に重ねます。
4つの区分に分けると、検索では上位なのにAIに出ない言葉がすぐに分かります。
どの言葉から改善に手を付けるべきですか
A. 検索だけ強く表示回数の多い言葉から手を付けます。
ずれの大きさと表示回数を掛け合わせ、影響の大きい言葉を1か月に2〜3語ずつ対象にします。
改善の効果はどのくらいで見直せばよいですか
A. 少なくとも1〜3か月は待ってから見直します。
AIの答えは聞くたびに変わるため、月1回の計測を続け、3か月ごとに全体の変化を確かめます。
ABOUT THE AUTHORこの記事の執筆者
畔栁 洋志KUROYANAGI YOJI
株式会社TROBZ 代表取締役
保有資格SEO検定1級(全日本SEO協会)
2024年に株式会社TROBZを創業。AI検索・SEO・MEOの対策サービスと、AI分析ツール「トロパス」を自社で開発・提供している。Mission:AI時代の見つかる仕組みを設計する
- 2024年TROBZを創業
- 6種類トロパス計測AI数
- 13件導入事例を掲載
- 95%以上サービス継続率
COMPANY運営会社
- 会社名
- 株式会社TROBZ(トロブズ)
- 設立
- 2024年11月12日
- 所在地
- 愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階
- 事業内容
- 生成AI検索最適化・SEO対策・MEO対策・Webサイト制作 ほか
- 法人番号
- 3180001164195



