CONTACTお問い合わせ

KNOWLEDGE HUB

ナレッジハブ

2026/10/17

AIO対策の依頼先で後悔しないために!契約前に聞くべき質問と見極め方

AIO対策の依頼先で後悔しないために!契約前に聞くべき質問と見極め方

この記事でわかること
✔︎
契約前に聞く質問と確かめる順番
✔︎
効果の保証など注意すべき提案の見分け方
✔︎
料金・契約期間・引き継ぎの確認点

AIO対策の依頼先を選ぶとき、何を基準に比べればよいか迷う方は多いはずです。見積もりの金額だけを並べても、含まれる作業が違えば優劣はつけられません。結論から言えば、作業の範囲・計測と報告・契約の条件を同じ質問で確かめると、比べる軸が揃います。

この記事では、契約前に聞いておきたい質問を10の観点に整理しました。効果の保証をうたう提案や、報告の中身が曖昧な提案を見分ける考え方も取り上げます。料金や契約期間、内製に切り替えるときの引き継ぎまで順に確かめられます。読み終えるころには、自社に合う依頼先を自分の言葉で判断できるようになります。

1. AIO対策会社に頼める作業の範囲

AIO対策会社に頼める作業は、分析・制作・技術対応・報告の4つに分けて考えると整理できます。会社ごとに得意な範囲が違うため、見積もりの金額だけを並べても比べられません。まず自社がどこまで任せたいかを決めてから、各社の範囲を同じ物差しに当てはめます。作業の範囲を先に揃えるのが、比較の出発点です。

4つの作業は、順番にも意味があります。分析でAIの答えの現状をつかみ、制作と技術対応で改善し、報告で結果を確かめる流れです。分析を飛ばして記事制作から始める提案は、何を直すのかが見えにくくなります。提案書に4つの作業がそれぞれ書かれているかを見てください。

現場でよくある失敗は、「AIO対策一式」という1行の見積もりで契約してしまうことです。あとから記事の本数や技術対応の範囲を聞くと、想定と違っていたという話になりがちです。依頼の前に、4つの作業のうち含まれるものを一覧で書いてもらいましょう。確認は初回の打ち合わせの時点で行うのが安全です。

作業 内容 提案書で見る点
分析 AIの答えと引用元の確認 質問の数と対象のAI
制作 記事やよくある質問の作成 本数と原稿の確認方法
技術対応 構造化データやllms.txtなど 実装と確認の範囲
報告 数字と答えの文章の共有 頻度と形式

分析だけを頼む場合と一式で頼む場合

分析だけを頼む場合は、AIの答えの現状と引用元を調べて報告書にまとめるところまでが範囲です。改善の作業は自社か別の会社が行うため、報告書を読んで動ける担当者が社内に必要になります。一式で頼む場合は、分析のあとの制作や技術対応まで同じ会社が実行します。社内に作業の担当者がいるかどうかで、向いている頼み方が変わります。担当者が1人もいない会社は、一式のほうが動き出しやすいでしょう。

範囲の外にある作業を先に聞いておく

範囲に含まれない作業を、契約の前に聞いておくことも大切です。たとえば画像の制作や、サイトの改修にかかる費用が別になる場合があります。外部サイトへの掲載依頼や、口コミの返信などは、範囲の外に置かれることもあります。「含まれないもの」を書面に残しておくと、あとからの追加費用の食い違いを避けられます。見積書の備考欄まで読んで、範囲の線引きを確かめてください。

関連記事:AIO対策の費用は何で決まる?見積もりの内訳と予算の組み方

2. 実績の見方と確かめ方

AIO対策の依頼で確かめる4つの作業を、中心から4方向に示しています。分析は質問の数と対象のAI、制作は本数と原稿の確認方法、技術対応は実装と確認の範囲、報告は頻度と形式を見ます。

実績は、件数よりも「何をどこまで行ったか」で見ます。AIO対策は始まって間もない分野のため、長い年数の実績を持つ会社は多くありません。そのため、数字の大きさだけで判断すると見誤ります。自社と近い条件の事例があるかどうかを先に確かめましょう。

確かめる順番は、公開されている事例、担当者への質問、可能なら顧客の声の3段です。公開事例では、どのAIで何が変わったのかが書かれているかを見ます。数字だけが並び、測り方の説明がない事例は参考にしづらくなります。質問では、事例の期間と施策の内容を具体的に聞いてください。

現場でよく見られるのは、検索順位の改善だけを実績として示す提案です。順位とAIの答えは別の指標なので、AIO対策の実績としてはAIの答えでの変化が書かれているかを見ます。AIの答えは聞くたびに変わるため、1回の画面の写しだけでは判断できません。複数回の確認にもとづく説明かどうかを確かめます。

業種の近さ:自社と同じ業種や規模の事例で、前提条件が似ているかを見ます。
測り方:どのAIに何回質問したかなど、数字の出し方が書かれているかを見ます。
期間:施策から変化までの月数が分かり、短期の結果だけに偏っていないかを見ます。

事例の数字は測り方まで読む

事例に「紹介率が上がった」と書かれていたら、何を分母にした数字かを確かめます。質問の数と聞いた回数が分からなければ、同じ数字を自社で再現できるかも分かりません。AIの答えは日によって揺れるため、同じ質問を複数回聞いた結果かどうかも重要です。比較の対象になった月が1か月だけの事例は、偶然の可能性が残ります。測り方を説明できる担当者かどうかが、そのまま依頼先の力量を表します。

担当者に聞いておきたい3つの質問

担当者には、直近で成果が出なかった例とその理由を聞いてみてください。うまくいった話だけでなく、うまくいかなかった話を具体的に語れる会社は、改善の進め方に筋が通っています。次に、自社に近い事例で行った作業の順番と期間を尋ねます。最後に、同じ事例の担当者が自社の案件にも関わるのかを確かめましょう。この3問への答えの具体さが、実績の中身を映します。

3. 効果の保証をうたう提案への注意

AIの答えに載ることを約束できる会社はありません。保証をうたう提案は、見極めの対象になります。理由は、AIの答えが聞くたびに変わり、各社の仕様変更も頻繁に起こるからです。依頼先に対しては、何を約束し、何を約束しないかを明確にしてもらいましょう。

約束できるのは、作業の中身と報告の頻度です。たとえば「月に何本の記事を作る」「毎月どのAIで何回計測する」といった行動の約束は、自社でも確かめられます。一方で「3か月で引用される」といった結果の約束は、根拠を示してもらう必要があります。根拠が示されない場合は、契約の前に断る判断も選べます。

実務での傾向として、保証に近い言葉は営業の場面で使われやすくなります。契約書や見積書に同じ内容が書かれているかを確かめると、言葉の重さが分かります。口頭の説明と書面が食い違うなら、書面の内容を基準にしましょう。疑問は、その場で書面に残してもらうと後で確認できます。

結果の約束:「引用される」「上位に出る」など、結果を断定する言葉に根拠があるかを見ます。
行動の約束:本数・回数・頻度など、作業として確かめられる約束かを見ます。
書面との一致:口頭の説明が、見積書や契約書に同じ形で書かれているかを見ます。

注意

AIの答えはAIごとに違い、聞くたびにも変わります。順位のように1つの数字で結果を示せる分野ではないため、1回の画面の写しだけを根拠にした説明には注意してください。同じ質問を複数回聞いた結果かどうかを確かめてください。

結果の約束と行動の約束を分けて聞く

提案を受けたら、約束の文言を結果と行動に分けて書き出します。結果は「引用される」「順位が上がる」などで、行動は「記事を月に何本作る」などです。行動の約束が具体的な提案ほど、あとから成果を検証しやすくなります。結果の約束しか書かれていない提案は、具体的な作業が見えません。作業の中身を聞き返して、答えが具体的かどうかを確かめます。

返金や成果報酬の条件を読む

成果報酬や返金をうたう提案では、成果の定義が書かれているかを確かめます。何を成果とするのか、どの期間で数えるのかが曖昧だと、あとで認識がずれます。測るAIや質問の数を会社側が自由に選べる設計なら、成果の数字は作りやすくなります。第三者が同じ条件で確かめられるかを基準に読んでください。条件が明確なら、成果報酬も選択肢の1つになります。

4. 計測と報告の方法

計測と報告の方法は、何を・何回・どのAIで測るかを書面で確かめます。AIの答えは1回ごとに揺れるため、同じ質問を複数回聞いて割合で見る設計が前提です。この前提がない計測は、数字が良く見える日にたまたま当たる危険があります。測り方の説明を、提案の段階で求めましょう。

報告は、数字と答えの文章の両方で受け取るのが理想です。数字だけでは、なぜ増えたのかや、何が足りないのかが分かりません。AIの答えの文章を読むと、自社がどう説明されているかが分かります。報告の例を1か月分見せてもらうと、形式と深さを事前に確かめられます。

現場でよくある失敗は、報告書が毎月同じ形で、変化の理由が書かれていないケースです。数字の増減だけが並ぶ報告は、次の作業を決める材料になりません。変化の要因と次月の作業が1枚にまとまっているかを確かめてください。報告の場を打ち合わせとして設けるかどうかも、契約の前に聞いておきます。

報告で確かめる3つの点

測り方:対象のAI・質問の数・聞く回数が書面で説明されます。
文章:数字に加えて、AIの答えの文章が読める形で共有されます。
比較:前の月と比べた変化と、その理由が示されます。

数字だけでなく答えの文章を読む

AIの答えは文章で返ってくるため、自社がどう説明されたかは数字だけでは分かりません。たとえば、紹介はされても競合と並べて短く触れられただけの場合があります。文章を読むと、価格・立地・対応などの観点でどう評価されているかが見えます。回答の文章まで読める報告であれば、次の改善点が具体的になります。報告の形式に、答えの文章が含まれるかを聞いてください。

自社で数字を確かめられる仕組みか

報告を受ける側として、自社でも同じ数字を確かめられるかどうかを見ておきます。依頼先だけが見られる画面や資料に頼ると、会社を変えるときに履歴が残りません。たとえばGA4とSearch Consoleは、自社のアカウントで流入や表示回数を確かめられます。株式会社TROBZのトロパスは、6つのAIの答えの文章を保存し、毎月のレポートをボタンひとつで出せるツールです。計測の仕組みが自社に開かれているかを、依頼先を比べる項目に加えましょう。

あわせて読みたい:失敗しないAIO分析ツールの選び方!開発元が教える比較の判断基準

5. 記事制作の体制

約束の内容を結果と行動の2列に分けて比べています。引用されるなどの結果の約束は根拠を確かめ、本数や回数といった行動の約束は自社でも確かめられるかを見て判断します。

記事制作の体制は、誰が書き・誰が確かめ・誰が公開するかで見ます。AIに読まれる記事は、正確な情報と一次情報の組み合わせが材料になります。外部の書き手が書く場合も、自社の事実を確かめる工程が欠かせません。制作の工程と担当を、提案書で具体的に示してもらいましょう。

確かめる点は、取材や情報提供の方法、原稿の確認回数、公開後の見直しの3つです。取材がなく一般論だけで書かれた記事は、AIにとっても新しい材料になりません。原稿の確認が1回だけでは、事実の誤りを見落とす可能性があります。社内で確認できる回数を契約の前に聞いておきましょう。

実務での傾向として、記事の本数だけを増やす提案は、内容が薄くなりやすくなります。本数の多さよりも、1本ごとに自社にしか書けない情報が入っているかを見ます。たとえば、問い合わせの内容や現場の判断基準は、AIが他のサイトから得にくい情報です。サンプルの記事を1本見せてもらうと、水準が分かります。

情報の入り口:取材・資料・問い合わせ内容など、自社の事実をどう集めるかを聞きます。
確認の回数:原稿を社内で確かめられる回数と、修正できる範囲を見ます。
公開後の扱い:数か月後の見直しと、情報が古くなったときの更新の担当を見ます。

一次情報を入れる仕組みがあるか

AIが答えを作るときは、複数のサイトで共通する一般論よりも、そのサイトにしかない情報が目立ちます。そのため、記事に入る一次情報の量が、制作の価値を左右します。具体的には、自社の事例・数字・現場の判断基準などです。社内の情報を引き出す工程が提案に含まれているかを確かめてください。情報提供の負担は自社にかかるため、必要な時間も事前に聞いておきましょう。

AIで書いた原稿の扱いを聞く

制作の工程で、生成AIがどこまで使われるかを聞いておきます。下書きにAIを使うこと自体は問題ではなく、事実の確認を人が行っているかが重要です。確認の担当者と、チェックの項目を言葉にして答えられるかを見てください。事実確認の工程が明示される提案は、誤情報の混入を防ぐ体制が整っています。不明点があれば、サンプルの原稿で確認の跡を見せてもらいましょう。

6. 技術対応の範囲

技術対応の範囲は、構造化データ・llms.txt・クローラーの設定の3つを軸に確かめます。AIが自社の情報を正しく読むためには、記事だけでなくサイトの作りも整える必要があります。技術対応は目に見えにくく、提案書では一行で済まされがちです。どこまで実装するのかを、項目ごとに書いてもらいましょう。

3つの項目はそれぞれ役割が違います。構造化データは会社情報やよくある質問を機械が読める形で伝え、llms.txtはAI向けにサイトの案内を示します。クローラーの設定は、AIの巡回を断っていないかを決めるものです。実装を依頼先が行うのか、指示書だけを受け取るのかも確認が要ります。

よくある失敗は、構造化データを入れたあとの確認が行われていないケースです。記述の誤りがあると、機械が読めない状態のまま放置されます。実装のあとに確認ツールでの検査を行い、結果を報告するかを聞いてください。サイトの管理会社が別にいる場合は、作業の窓口を決めておく必要があります。

構造化データ:会社情報・よくある質問・記事の情報を、どのページに入れるかを決めます。
llms.txt:置く場所と書く内容、更新の担当者を決めます。
クローラーの設定:robots.txtやセキュリティの設定で、AIの巡回を断っていないかを見ます。

サイトの改修を誰が行うか

サイトの改修は、依頼先が直接行うのか、制作会社に指示を出すのかで進め方が変わります。WordPressなどの管理画面に入る権限を渡す場合は、作業の範囲を書面で決めておきます。権限を渡す範囲が広いほど、誤操作や情報の取り扱いに注意が要ります。作業前のバックアップの有無も、確認する項目です。権限の管理と作業の記録を、依頼先の運用ルールとして確かめてください。

実装のあとの確認と点検を依頼に含める

技術対応は、入れて終わりではなく、入れたあとに正しく読まれているかを確かめる作業までが範囲です。構造化データは検査ツールで形式を確認でき、llms.txtはブラウザで開いて内容を見られます。たとえば株式会社TROBZのトロパスには、構造化データ・llms.txt・AIの巡回ロボットへの設定を100点満点で点検するAIサイト監査があります。点検の結果を数字で受け取れると、改善の前後を比べられます。点検の頻度を、契約の項目に入れておきましょう。

7. 料金と契約期間の確認

料金は、月額の金額よりも、含まれる作業と契約の条件で比べます。AIO対策の費用は会社ごとに設計が違い、同じ月額でも作業量が異なります。見積もりを並べるときは、作業の範囲・期間・解約の条件の3つを同じ形に揃えます。金額の安さだけで選ぶと、必要な作業が足りないことがあります。

契約の期間は、最低利用期間の有無と解約の手続きを確かめます。AIO対策は、技術的な改善は比較的早く反映されますが、安定して引用される状態には数か月単位の継続が目安です。そのため、短すぎる期間では成果の判断ができません。一方で長すぎる縛りは、合わなかったときの負担になります。数か月ごとに見直せる条件かどうかを見てください。

現場でよく見られるのは、初期費用と月額のほかに、記事の追加や修正が別料金になるケースです。見積書の項目に含まれないものが書かれているかを確かめます。契約の自動更新の有無も、見落としやすい項目です。契約書の更新と解約の条項は、署名の前に読んでおきましょう。

項目 確かめる内容
初期費用 有無と、含まれる作業
月額 作業の範囲と、本数や回数
追加作業 修正や追加の料金の決め方
契約期間 最低利用期間と解約の手続き
更新 自動更新の有無と通知の時期

初期費用・月額・追加費用を分けて見る

見積書は、初期費用・月額・追加費用の3つに分けて読みます。初期費用に分析の作業が含まれる場合、月額には制作と報告だけが入ることがあります。追加費用は、修正の回数や記事の追加などで発生する項目です。追加費用の算定のしかたが書かれていない見積書は、予算の見通しを立てにくくなります。3つの合計を12か月で試算すると、会社同士を同じ条件で比べられます。

最低利用期間と解約の条件

最低利用期間がある契約では、途中で解約したときの扱いを確かめます。期間内の解約が違約金の対象になるのか、残りの月額を支払うのかで、負担が変わります。トロパスは、月額9,900円(税別)で、初期費用0円・最低利用期間なしの設計です。1週間の無料お試しのように、結果を見てから継続を決められる仕組みがあるかも見てください。自社の判断材料を持てる期間が契約に含まれているかが、条件を比べる軸になります。

こちらも読まれています:自社はChatGPTにどう紹介されているか。AI検索の答えを確かめる手順と見るべき点

8. 担当者とのやり取りの頻度

契約前の確認を3段の縦の流れで示しています。技術対応の範囲を確かめ、初期費用・月額・追加費用に分けて見積書を読み、最後に定例の頻度と連絡の窓口を決めてから契約に進みます。

担当者とのやり取りは、定例の頻度・連絡の手段・返信の目安の3つを事前に決めます。AIO対策は施策の結果が出るまで時間がかかるため、途中の連絡が少ないと不安になりがちです。頻度が低すぎると状況が見えず、高すぎると社内の負担になります。自社の体制に合う頻度を、契約の前にすり合わせましょう。

定例は、月に1回の打ち合わせが基本の形になります。そこで報告を受け、次の月の作業と優先順位を決めます。緊急の連絡は、メールやチャットなど手段を決めておくと混乱しません。返信の目安となる日数を書面にしておくと、あとから確認できます。

実務での傾向として、担当者が頻繁に変わる体制では、前の担当者の判断の経緯が失われます。担当が変わるときの引き継ぎの方法も、契約の前に聞いておいてください。自社側の窓口も1人に決めておくと、判断が止まりません。承認の流れを両者で共有しておくことも欠かせません。

定例:頻度・時間・参加者を決め、議事の記録を誰が残すかも決めます。
連絡手段:メールやチャットなど、日常の連絡と緊急の連絡の使い分けを決めます。
返信の目安:問い合わせへの返信日数を、書面か共有の資料に残します。

定例の内容を事前に決めておく

定例の時間を使いきるには、議題を事前に決めておくことが有効です。たとえば報告の確認・次月の作業・自社からの相談の3つに時間を割り振ります。議題が決まっていないと、数字の説明だけで時間が過ぎてしまいます。次の月の作業を決めて終わる形にすると、打ち合わせが成果につながります。議事の記録を残し、次回の冒頭で見直すと進み方が揃います。

社内の窓口と承認の流れを揃える

依頼先に合わせて、自社側の窓口も1人に決めておきます。原稿の確認や公開の可否を複数の部署が判断する場合、承認の流れが遅れの原因になります。誰が確認し、どの時点で公開を決めるのかを、図や表で共有しておくとよいでしょう。承認にかかる日数の目安を決めておくと、作業の予定も立てやすくなります。依頼先とのやり取りの遅れは、自社の体制の見直しで減らせます。

9. 内製に切り替えるときの引き継ぎ

内製に切り替えるときは、成果物・アカウント・手順書の3つを引き継げるかを確かめます。依頼先に任せ続けるのか、いずれ自社で運用するのかは、契約の前に考えておくと選び方が変わります。引き継ぎの条件は、契約が終わる段階では交渉しにくいものです。始める前に書面で決めておきましょう。

成果物には、記事の原稿・構造化データのコード・llms.txt・計測のデータが含まれます。これらの権利が自社にあるかを契約書で確かめてください。アカウントは、GA4やSearch Console、サイトの管理画面などが対象です。依頼先のアカウントだけで運用されていると、解約のときに履歴が失われます。

よくある失敗は、手順書がなく、担当者の頭の中にしかやり方が残っていないケースです。手順書が無いと、内製に移したあとの運用が止まります。依頼先に、作業の手順を文書にして渡してもらえるかを聞いておきましょう。引き継ぎの期間と、そのときの料金の扱いも、あわせて確かめてください。

引き継ぎで確かめる3つの項目

成果物:記事・コード・計測のデータの権利と受け渡しの形式を決めます。
アカウント:計測や管理画面の権限が、自社のアカウントに置かれているかを見ます。
手順書:作業の手順を文書にして渡す約束と、引き継ぎの期間を決めます。

自社のアカウントで運用してもらう

計測や管理画面は、自社のアカウントを作って、依頼先に権限を与える形が基本です。依頼先のアカウントに自社のデータが入っていると、解約のときに履歴を移せなくなります。GA4やSearch Consoleは、権限の追加と削除を自社で操作できます。解約時に権限を外す手順も、契約の段階で決めておきましょう。権限の一覧を定期的に見直すと、使われていないアカウントも整理できます。

内製に移す段階を分ける

内製への切り替えは、一度にすべてではなく、段階を分けると続けやすくなります。たとえば、まず計測と報告を自社で行い、制作と技術対応は依頼先に残す形が考えられます。段階ごとに必要な人員と時間を見積もり、移行の期間と費用を依頼先と決めます。内製化の支援をメニューに持つ会社なら、勉強会や手順書の提供を契約に含められます。段階の区切りを決めておくと、いつでも見直せます。

10. 長く付き合える依頼先を選ぶために

長く付き合える依頼先は、範囲・計測・契約の条件が書面で明確で、自社の体制に合う会社です。9つの観点を同じ質問で複数の会社に当てはめると、見積もりの金額では見えない差が見えてきます。判断の軸を事前に決めておくと、提案を聞くたびに迷いません。ここでは、これまでの観点をチェック表にまとめて使い方を整理します。

チェック表は、各項目を3段階で採点する簡単な形で十分です。たとえば、書面で確認できれば2点、口頭だけなら1点、説明がなければ0点とします。合計点の差よりも、0点が付いた項目を見ます。0点の項目は、契約の前に質問して確かめましょう。

2026年現在、AIの検索は仕様の変更が続いており、同じ対策が長く有効とは限りません。そのため、変化に合わせて見直せる契約かどうかも判断の材料になります。始めは小さな範囲で契約し、結果を見て広げる進め方も選べます。急いで1社に決めずに、複数の会社の提案を聞いてから判断しましょう。

範囲の明確さ:含まれる作業と含まれない作業が書面にあります。
測り方の透明さ:対象のAI・質問・回数が説明され、自社でも確かめられます。
契約の柔軟さ:期間と解約の条件が、結果を見て見直せる形になっています。

小さく始めて結果を見て広げる

最初から大きな契約を結ぶよりも、小さな範囲から始めるほうが、依頼先の対応を確かめられます。たとえば、分析と報告だけを数か月行い、その結果を見て制作や技術対応を足す形です。小さな契約でも、計測の仕組みが自社に開かれていることは条件に入れます。最初の数か月で、報告の質と担当者のやり取りを見極めてください。判断の材料が揃ったら、範囲を広げるかどうかを決めます。

判断の記録を社内に残す

依頼先を選んだ理由と比較の記録を、社内に残しておきます。担当者が変わっても、なぜその会社を選んだのかが分かると、見直しのときに迷いません。チェック表と提案書、質問への回答を同じフォルダにまとめておくのが簡単です。半年後の見直し日をあらかじめ決めておくと、契約の更新前に判断できます。記録は、次に別の対策を検討するときの基準にもなります。

AIO対策の依頼先を選ぶ要点

AIO対策の依頼先は、作業の範囲・計測と報告・契約の条件を書面で確かめると比べやすくなります。AIの答えに載ることを約束する提案は、根拠と書面を求めて判断してください。技術対応や記事制作の体制、内製に移るときの引き継ぎも、契約の前に決めておくのが安全です。始めは小さな範囲で契約し、結果を見て広げる進め方も選べます。

範囲:4つの作業のうち含まれるものを一覧で確かめます。
計測:対象のAIと回数が分かり、自社でも確かめられるかを見ます。
契約:期間・解約・引き継ぎを書面で先に決めます。

AIO対策の依頼先に関するよくある質問

Q
AIO対策の依頼先は何社から話を聞けばよいですか

A. 2〜3社の提案を同じ質問で比べると判断しやすくなります。

同じチェック表で採点すると、金額以外の差が見えます。1社だけでは、作業の範囲が妥当かを判断しにくくなります。

Q
効果を約束する会社は避けたほうがよいですか

A. 結果を約束する提案は、根拠と書面の内容を確かめてから判断します。

AIの答えは聞くたびに変わるため、結果の約束は難しい分野です。作業や回数など、確かめられる約束があるかを見ます。

Q
契約期間はどのくらいが目安ですか

A. 数か月ごとに見直せる条件が目安です。

技術的な改善は早く反映されますが、安定して引用される状態には数か月単位の継続が要ります。最低利用期間と解約の条件を確かめます。

Q
内製に切り替えるときは何を引き継げばよいですか

A. 成果物・アカウント・手順書の3つを引き継ぎます。

記事や計測のデータの権利と、自社のアカウントでの権限、作業の手順を文書で受け取ります。

ABOUT THE AUTHORこの記事の執筆者

畔栁 洋志KUROYANAGI YOJI

株式会社TROBZ 代表取締役

保有資格SEO検定1級(全日本SEO協会)

2024年に株式会社TROBZを創業。AI検索・SEO・MEOの対策サービスと、AI分析ツール「トロパス」を自社で開発・提供している。Mission:AI時代の見つかる仕組みを設計する

  • 2024年TROBZを創業
  • 6種類トロパス計測AI数
  • 12件導入事例を掲載
  • 95%以上サービス継続率

COMPANY運営会社

会社名
株式会社TROBZ(トロブズ)
設立
2024年11月12日
所在地
愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階
事業内容
生成AI検索最適化・SEO対策・MEO対策・Webサイト制作 ほか
法人番号
3180001164195

CONTACT

GET IN TOUCH

サービスに関するお問い合わせ、
資料のご請求はこちらから承っております

お問い合わせはこちら