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2026/11/1

AIモードとAI Overviewsの決定的な違い。同じGoogleでも答えの出方が変わる理由

AIモードとAI Overviewsの決定的な違い。同じGoogleでも答えの出方が変わる理由

この記事でわかること
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AI OverviewsとAIモードの答えの出方の違い
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参照されるサイトや会社名が挙がる質問の型の差
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2つの入口で同じ質問を聞き比べる手順

AIモードとAI Overviewsの違いが分からず、どちらに備えればよいか迷っている担当者は少なくありません。どちらもGoogleのAIが答えを返す仕組みなのに、同じ質問でも挙がる会社が違うことがあるためです。結論から言えば、AI Overviewsは検索結果に添える要約、AIモードは会話で答えを深める検索という違いがあります。入口と答えの作り方が違うため、片方だけを見ていると自社の見え方を半分しかつかめません。

この記事では、2つの仕組みの違いから、参照されるサイトの範囲・質問の型の差・聞き比べの手順までを順に整理しました。読み終えるころには、自社がどちらの答えで弱いのかを自分で確かめられるようになります。

1. AI Overviewsが検索結果の上に出る条件

AI Overviewsは、Googleが要約を添えると役に立つと判断した検索で、検索結果の上に表示されます。ふだんどおりに検索したとき、通常の検索結果の上にAIの要約と参照先のリンクが出るのがAI Overviewsです。すべての検索で出るわけではなく、表示するかどうかはGoogleの仕組みが判断します。日本語の検索でも表示されており、調べものや方法を知りたい質問で見かける機会が多い機能です。

目安として、1〜2語の短い検索より、「〇〇とは」「〇〇のやり方」のような文章に近い検索で表示されやすい傾向があります。要約の下や横には、答えの材料になったページのリンクが並びます。表示された要約は、さらに通常の検索結果の一覧へと続いています。

現場でよく見られるのは、自分で何度か検索して表示されなかったから関係ないと判断してしまう例です。表示の有無は質問の言い回しや時期で変わります。まずは自社のサービスに関わる質問を5つ決め、AI Overviewsが表示されるかを確かめましょう。

出る場所:通常の検索結果の上に要約が表示されます。
出る条件:表示するかどうかはGoogleの仕組みが判断します。
出やすい質問:方法や意味を知りたい文章に近い検索で見かけます。

要約と一緒に並ぶリンク

AI Overviewsの要約には、答えの材料になったページへのリンクが一緒に並びます。読み手は要約を読んだうえで、詳しく知りたいときにリンクを開きます。リンクとして示されるかどうかは、自社のページが答えの材料に選ばれたかを知る手がかりになります。要約の文章の中で名前が挙がる場合と、リンクとしてだけ示される場合は分けて記録します。どちらも、通常の検索結果とは別の入口です。

自社のページがリンクとして示されたかを、質問ごとに記録してみましょう。

表示されない検索もある理由

AI Overviewsが表示されない検索もあるのは、要約が役に立たないとGoogleが判断する検索があるためです。会社名だけの検索や、特定のサイトに行きたいだけの検索では、通常の検索結果のほうが早い場面が多くあります。同じ質問でも日によって表示が変わることもあります。表示されない質問は、AIモードで聞いたときの答えも合わせて確かめます。表示の有無だけで、AIへの備えの要否を決めないようにします。

表示されなかった質問も、AIモードで同じように聞いて答えを見てみましょう。

関連記事:AI Overviewsに引用されるサイトの条件とは?検索結果の上に出る答えへの備え方

2. AIモードが会話の形で答えを返す仕組み

AI OverviewsとAIモードを左右に比べています。検索結果の上に出る要約と専用の画面で会話する答え、出るかをGoogleが判断するか自分で選ぶか、1回で完結するか追加の質問で絞るかの違いを並べ、同じ質問で聞き比べます。

AIモードは、質問をいくつかの小さな問いに分けて調べ、会話の形で答えを返すGoogleの検索の機能です。検索画面の「AIモード」を選ぶと、通常の検索結果とは別の画面で、AIとやり取りしながら答えを深められます。Googleは、比較や検討が必要な複雑な質問に向いた機能として説明しています。日本語でも使えるようになっており、長い文章の質問をそのまま入力して使えます。

Googleの説明では、AIモードは1つの質問を複数の小さな問いに分けて、同時に検索する仕組みを使っています。そのため、1回の答えの中に、複数の観点から集めた情報がまとめて返ってきます。目安として、条件を2〜3つ含む質問を入れると、AIモードらしい答えの違いが分かりやすくなります。

よくある失敗は、AIモードを通常の検索と同じ短い言葉で試すことです。短い言葉では、通常の検索との差が見えにくくなります。まずは顧客が実際に話すような長めの質問を作り、AIモードで聞いてみましょう。

入口:検索画面で「AIモード」を選んで使います。
仕組み:質問を小さな問いに分けて、同時に調べます。
向く質問:比較や条件を含む、長めの質問に向いています。

質問を分けて調べる仕組み

質問を分けて調べる仕組みとは、1つの質問に含まれる観点を切り分けて、それぞれを検索する考え方です。たとえば「家族で使えて駅から近いおすすめの〇〇は」という質問なら、家族向け・駅からの距離・おすすめの観点に分けて調べます。観点ごとに集めた情報をまとめて1つの答えにするため、参照されるページの幅も広がります。自社のページが1つの観点だけでも答えに合えば、材料に選ばれる可能性があります。観点ごとの情報をページに書いておくことが備えになります。

自社の強みを観点ごとに1行ずつ書き出してみましょう。

通常の検索との画面の違い

AIモードの画面は、通常の検索結果の一覧ではなく、答えの文章が中心になります。答えの中や横に参照先のリンクが示され、読み手は文章を読みながら必要なページを開きます。通常の検索のように10件の一覧から選ぶ形ではないため、答えの文章に名前が出るかどうかの重みが大きくなります。答えの下には、続けて質問を入れる欄があります。画面の違いを知ると、何を確かめるべきかが見えてきます。

AIモードの答えで、自社の名前が文章に出たかを確かめてみましょう。

3. 2つの入口で参照されるサイトの数と範囲

2つの入口では、AIモードのほうが幅広い観点からサイトを参照しやすいという違いがあります。AI Overviewsは1回の検索に添える要約で、AIモードは質問を分けて複数の検索をまとめる仕組みです。そのため、AIモードでは1つの答えに集まるページの種類が多くなる傾向があります。Googleも、AIモードではより幅広いサイトを見つけやすくなると説明しています。

目安として、同じ質問を2つの入口で聞き、示されたリンクの数と種類を書き出すと違いが分かります。種類は、自社のサイト・比較記事・地図の情報・口コミのページのように分けます。どちらの入口で、どの種類のページが多く示されるかを数えると、自社が強化すべき情報が見えてきます。

よくある失敗は、自社のサイトだけを整えて、外部のページを見ないことです。参照の範囲が広いほど、比較記事や紹介ページの影響も大きくなります。まずは示されたリンクを種類ごとに分けて、外部のページが何件あるかを数えましょう。

比べる点 AI Overviews AIモード
答えの形 検索結果に添える要約 会話で深める答え
調べ方 1回の検索をもとに要約 質問を分けて同時に検索
参照の範囲 検索に合うページが中心 観点ごとに幅広いページ
追加の質問 新しく検索し直す 同じ画面で続けて聞ける

参照先を種類ごとに分けて見る

参照先は、自社のサイト・外部の紹介ページ・地図や店舗の情報の3つに分けて見ると整理しやすくなります。自社のサイトが多く示されるなら、サイトの中身が答えの材料になっていると読めます。外部の紹介ページが多い場合は、そのページに自社の情報が載っているかが答えを左右します。地図や店舗の情報は、地域の質問で示されやすくなります。種類ごとの数を、2つの入口で並べて比べます。

まずは1つの質問で、参照先を3つの種類に分けて数えてみましょう。

外部のページに情報を載せる

外部のページに情報を載せるには、AIがよく参照している紹介ページを見つけるところから始めます。2つの入口で示されたリンクのうち、何度も出てくる外部のページを書き出します。そのページに自社の情報がまだ無ければ、掲載を依頼する候補になります。依頼するときは、掲載先の読み手に役立つ事実だけを伝えます。載った後は、答えの中で参照先として示されるかを確かめます。

何度も出てくる外部のページを3つ選び、自社の情報が載っているかを確かめましょう。

4. 追加の質問で答えが絞り込まれる流れ

AIモードでは、追加の質問を重ねるごとに答えが条件に合わせて絞り込まれます。最初の答えを読んだあと、同じ画面で「予算は〇〇円まで」「土日も使える」のような条件を足せます。AIは前の質問の流れを踏まえて答えるため、候補の会社が入れ替わっていきます。AI Overviewsは1回の検索に添える要約なので、条件を足すときは検索し直す形になります。

目安として、追加の質問は2〜3回重ねると、最初の答えとの違いがはっきりします。最初の答えで挙がった会社が、条件を足すと消えたり、新しく出てきたりします。どの条件で自社が残るか、どの条件で消えるかを記録すると、自社の強みと弱みが見えてきます。

よくある失敗は、最初の1回の答えだけで判断することです。実際の利用者は条件を足しながら比べるため、最後まで残る会社が選ばれやすくなります。まずは顧客がよく付ける条件を3つ書き出し、順に足して答えの変化を見ましょう。

条件を足す:同じ画面で、予算や時間などの条件を足せます。
候補の変化:条件を足すごとに、挙がる会社が入れ替わります。
記録:どの条件で自社が残るかを書き留めます。

条件を足すと消える会社の特徴

条件を足すと消える会社は、その条件に関わる情報がページに書かれていないことが多くあります。たとえば料金の条件を足したときに消える場合は、料金の考え方が文章で示されていない可能性があります。対応できる時間や地域の情報が無い場合も、条件に合うかどうかをAIが判断できません。消えた条件ごとに、自社のサイトに書かれているかを確かめます。書かれていない情報は、事実として追記します。

自社が消えた条件について、サイトに書かれているかを確かめてみましょう。

最後まで残る会社の特徴

最後まで残る会社は、条件に関わる情報が文章で具体的に書かれている傾向があります。料金・対応できる範囲・強みが、1つのページの中で分かりやすく整理されている例が多く見られます。よくある質問のページで、条件に関わる問いに答えていることも共通点です。外部の紹介ページでも、同じ情報が一致して書かれています。残る会社のページを読むと、自社に足りない情報が分かります。

最後まで残った会社のページを1つ読み、書かれている情報を書き出してみましょう。

あわせて読みたい:GoogleのAIモードで会社はどう紹介される?AI検索の新しい入り口と対策の要点

5. 広告や地図の出方に表れる違い

GoogleのAIモードとAI Overviewsで答えの出方が変わる4つの点を放射状に並べています。質問を分けて検索する参照の範囲、条件を足す追加の質問、地域の質問での店舗の情報、国や時期で変わる広告の表示です。

広告や地図の出方は、画面の作りが違うため、2つの入口で見え方が変わります。AI Overviewsは通常の検索結果の上に出るため、その下には広告や地図の情報が通常の検索と同じように並びます。AIモードは答えの文章が中心の画面で、地域の質問では店舗の情報や地図を組み合わせた答えが出ることがあります。広告の扱いは、国や時期によって変わるため、実際の画面で確かめることが基本です。

目安として、地域名を含む質問を3つ用意し、2つの入口で画面に何が出るかを書き出します。店舗の名前・地図・口コミの点数・広告の表示を、それぞれ記録します。同じ質問でも、入口によって地図の情報が答えの中心になるかどうかが違うことがあります。

よくある失敗は、広告を出しているからAIでも目立つと考えてしまうことです。広告の枠とAIの答えの文章は別のものです。まずは広告の表示とAIの答えの中の名前を分けて記録しましょう。

AI Overviews:要約の下に、通常の検索と同じ並びが続きます。
AIモード:地域の質問では、店舗の情報や地図と組み合わせた答えが出ることがあります。
広告:国や時期で扱いが変わるため、実際の画面で確かめます。

地域の質問で使われる店舗の情報

地域の質問では、Googleに登録された店舗の情報が答えの材料になることがあります。営業時間・所在地・口コミのような情報が、答えの文章や地図の表示に使われます。店舗の情報が古いままだと、古い内容がそのまま答えに出ることもあります。2つの入口のどちらでも使われる情報なので、最初に整える価値があります。店舗の説明文には、強みを言葉で書いておきます。

自社の店舗の情報を開き、営業時間と説明文が最新かを確かめましょう。

広告とAIの答えを分けて考える

広告とAIの答えは、別の仕組みとして分けて考えることが大切です。広告は費用を払って表示枠を得るもので、AIの答えの文章に名前が出るかどうかとは別に決まります。AIの答えに名前が出るかは、参照される情報の中身で決まります。広告の成果とAIでの紹介のされ方は、記録の表でも別の列に分けます。両方を並べると、どちらの入口から来た問い合わせかを考える材料になります。

記録の表に、広告の表示とAIの答えの列を分けて作ってみましょう。

6. 会社名が挙がりやすい質問の型の差

会社名が挙がりやすい質問は、比較や条件を含む質問ほどAIモードで挙がりやすいという傾向があります。AI Overviewsは意味や方法を知りたい質問で表示されやすく、答えは一般的な説明が中心になりがちです。一方、AIモードは比較や検討に向いた機能なので、具体的な会社やサービスの名前が答えに入りやすくなります。質問の型を分けて確かめると、どちらの入口で自社が弱いかが見えてきます。

目安として、質問をおすすめ・比較・条件付き・方法・評判の5つの型に分けて用意します。各型で2問ずつ作れば10問になり、2つの入口で聞き比べる材料がそろいます。型ごとに、会社名が答えに入ったかどうかを記録します。

現場でよくあるのは、方法を聞く質問だけで測ってしまう例です。方法の質問では会社名が出にくいため、自社の見え方を低く見積もってしまいます。まずは5つの型の質問を2問ずつ作るところから始めましょう。

おすすめ・比較:会社名が答えに入りやすい型です。
条件付き:条件に合う情報があるかで、名前が出るかが決まります。
方法・評判:一般的な説明や口コミの要約が中心になりがちです。

比較の質問で挙がる会社

比較の質問で挙がる会社は、比べる観点ごとの情報がそろっていることが多くあります。「AとBはどちらがよいか」のような質問では、料金・対応の範囲・強みのような観点で比べた答えが作られます。観点ごとの情報が自社のページにあれば、比べる対象として選ばれやすくなります。比較記事に自社が載っているかも影響します。自社の情報を観点ごとに整理しておくと、比較の答えに入る準備になります。

自社の情報を料金・範囲・強みの3つの観点で整理してみましょう。

方法の質問で名前を出すには

方法の質問で名前を出すには、手順や考え方を詳しく説明した記事を用意することが近道です。方法の質問への答えは一般的な説明が中心ですが、参照先のリンクとして自社の記事が示されることがあります。専門的な手順や現場での経験を書いた記事は、答えの材料に選ばれやすくなります。名前が文章に出なくても、リンクとして示されれば読み手が訪れる入口になります。方法の質問は、リンクの有無で測ります。

方法の質問では、自社の記事がリンクとして示されたかを記録してみましょう。

7. 片方だけに出てくる会社に共通する点

片方だけに出てくる会社には、情報が載っている場所と、書かれている情報の種類に共通点があります。AI Overviewsだけに出てくる会社は、検索で上位に出るページを持っている例が多く見られます。AIモードだけに出てくる会社は、比較記事や紹介ページなど、外部のページで多く言及されている傾向があります。どちらも、答えの材料がどこにあるかの違いとして整理できます。

目安として、10問の質問を2つの入口で聞き、片方だけに出てきた会社を書き出します。その会社のサイトと、参照先として示された外部のページを読みます。共通点を、検索での強さ・外部での言及・情報の書き方の3つで記録すると比べやすくなります。

よくある失敗は、片方に出ていれば十分と考えてしまうことです。利用者がどちらの入口を使うかは選べないため、片方だけでは見え方が偏ります。まずは自社が片方にしか出ていない質問を探しましょう。

検索の強さ:AI Overviewsでは検索で上位のページが材料になりやすくなります。
外部での言及:AIモードでは、外部の紹介ページの影響が表れやすくなります。
書き方:条件や比較の情報が文章で書かれているかも差になります。

AI Overviewsだけに出る場合

AI Overviewsだけに出る場合は、自社のページが検索で上位に出ていることが多くあります。要約は検索結果に添える形なので、上位のページが材料になりやすいためです。一方で、AIモードで出ない場合は、比較や条件に関わる情報が足りない可能性があります。外部の紹介ページでの言及も確かめます。検索での強さを生かしつつ、条件や比較の情報を足すことが次の施策になります。

AIモードで出ない質問について、足りない情報を書き出してみましょう。

AIモードだけに出る場合

AIモードだけに出る場合は、外部のページで自社が紹介されていることが手がかりになっている場合があります。比較記事や紹介ページで言及されていても、自社のサイトが検索で上位に出ていないとAI Overviewsには出にくくなります。自社のサイトの中身と検索での表示を見直すことが次の施策です。見出しや文章を、質問への答えが分かる形に整えます。2つの入口の結果を並べて、変化を確かめます。

AI Overviewsで出ない質問について、自社のページの検索での順位を確かめてみましょう。

こちらも読まれています:名古屋市の会社が取り組むAI検索対策。ChatGPTに名前が出る条件の基本

8. 両方で同じ質問を聞き比べる手順

AIモードとAI Overviewsを聞き比べる4つの手順を横に並べています。5つの型で質問を決め、同じ日・同じ言葉で2つの入口に聞き、名前が出た回数と順番を数え、片方だけに出る会社の共通点を探します。

聞き比べは、同じ日に、同じ言葉で、2つの入口に同じ質問を投げることが基本です。条件がそろっていないと、答えの違いが入口の違いによるものか判断できません。質問は前の章で作った5つの型を使い、答えの文章と参照先を保存します。AIの答えは聞くたびに変わるため、同じ質問を何度か聞いて名前が出た割合で見ます。

目安として、10問の質問を各3回ずつ、2つの入口で聞きます。合計60回になり、手作業なら2〜3時間ほどかかります。記録の表には、質問・入口・回・名前の有無・順番・参照先の6つの列を作ると、後から比べやすくなります。

よくある失敗は、ログインした状態と、していない状態が混ざることです。利用の設定や履歴によって答えが変わることがあるため、条件をそろえます。まずは聞く日・端末・ログインの状態を決めてから始めましょう。

そろえる:同じ日・同じ言葉・同じ状態で聞きます。
回数:1つの質問を何度か聞き、名前が出た割合で見ます。
記録:質問・入口・回・名前の有無・順番・参照先を残します。

記録の表を作る

記録の表は、1行に1回分の答えを書く形にすると集計しやすくなります。列には、質問・入口・回の番号・名前の有無・順番・参照先を並べます。入口の列を分けておくと、AI OverviewsとAIモードの割合を別々に出せます。答えの文章は別のファイルに保存し、表には保存先を書きます。表の形を毎月そろえると、前の月との比較もしやすくなります。

まずは6つの列を持つ記録の表を作り、1問分を書き込んでみましょう。

ツールで聞き比べを続ける

聞き比べを毎月続けるには、聞く作業と記録を仕組みにすることも考えます。株式会社TROBZのトロパスは、ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity・GoogleのAIモード・AI Overviewsの6つのAIに質問を投げ、返ってきた答えの文章を保存します。AIモードとAI Overviewsを並べて、自社がどう説明され、誰と並べて紹介されたかを読み返せます。同じ質問を何度か聞き、名前が出た割合で見る形です。

手作業で続けるか仕組みにするかを、1か月分の作業時間から判断しましょう。

9. どちらか一方に絞らず備えるべき理由

どちらか一方に絞らず備えるべきなのは、利用者がどちらの入口からも答えを受け取るためです。同じ人でも、短い調べものではAI Overviewsを目にし、比較や検討ではAIモードを使うことがあります。片方だけに備えると、もう一方の入口で自社が挙がらない状態を見落とします。2つの入口は同じGoogleの検索の中にあるため、共通の土台を整えれば両方に効く部分も多くあります。

共通の土台は、目安としてサイトの中身・外部の紹介ページ・店舗の情報の3つです。サイトの中身は、質問への答えが分かる見出しと文章に整えます。外部の紹介ページと店舗の情報は、自社のサイトと内容が一致しているかを確かめます。

よくある失敗は、片方の入口で名前が出たことで安心してしまうことです。もう一方で出ていない理由を調べると、足りない情報が見つかります。まずは2つの入口の結果を並べた表を作り、差のある質問を探しましょう。

2つの入口に共通する備え

サイト:質問への答えが分かる見出しと文章に整えます。
外部:紹介ページの情報が自社のサイトと一致しているかを確かめます。
店舗:営業時間や説明文を最新に保ちます。

共通の土台を整える順番

共通の土台は、店舗の情報→サイトの中身→外部の紹介ページの順に整えると進めやすくなります。店舗の情報は、自社で直せて反映も比較的早い部分です。サイトの中身は、質問への答えが分かるページを1つずつ増やします。外部の紹介ページは、掲載先への依頼が必要なため時間がかかります。手の付けやすいところから順に進めると、途中で止まりにくくなります。

今月は店舗の情報とサイトの1ページを整えるところから始めましょう。

入口ごとの差を施策につなげる

入口ごとの差は、どちらで弱いかによって施策を変える材料になります。AI Overviewsで弱いなら、検索で上位に出るページづくりを優先します。AIモードで弱いなら、比較や条件に関わる情報と外部での言及を増やします。どちらの施策も、共通の土台の上に積み上げる形です。差が縮まったかを、同じ質問で月ごとに確かめます。

差の大きい質問を1つ選び、弱い入口に合わせた施策を決めてみましょう。

10. Googleの2つのAIで見え方をそろえる始め方

2つのAIで見え方をそろえるには、同じ質問で2つの入口の答えを並べて読むことから始めます。2026年現在、Googleの検索にはAI OverviewsとAIモードという2つのAIの入口があります。どちらの答えで自社がどう説明されているかを知らなければ、何を直すべきかも決まりません。最初の1か月は、答えを読んで差を知る期間と考えます。

目安として、10問の質問を2つの入口で聞き、名前が出た割合と参照先を並べます。差のある質問を3つ選び、それぞれの弱い入口に合わせた施策を1つずつ決めます。施策を実行したら、同じ質問で月ごとに答えの変化を確かめます。

よくある失敗は、2つの入口の違いを知らないまま施策を始めることです。どちらで弱いかが分からないと、効果のない施策に時間を使うことになります。株式会社TROBZのトロパスでは、AIモードとAI Overviewsを含む6つのAIの答えを同じ質問で並べて確かめられます。

読む:2つの入口の答えを並べて読みます。
選ぶ:差のある質問を3つ選び、施策を決めます。
確かめる:同じ質問で月ごとに答えの変化を見ます。

最初の1か月でやること

最初の1か月は、質問を決めて、2つの入口で聞き、記録することに集中します。施策を急がず、今の見え方を正しく知ることを優先します。質問は5つの型で10問用意し、各3回ずつ聞きます。記録の表には、入口ごとの割合と参照先を書きます。月末に、差のある質問を3つ選びます。

今週のうちに、10問の質問の一覧を作ってみましょう。

続けるための体制を決める

続けるための体制は、担当者・聞く日・記録の場所の3つを決めておくことが基本です。担当者が決まっていないと、忙しい月に計測が止まります。毎月同じ日に聞くと決めると、比較の条件もそろいます。記録は担当者以外も見られる場所に置き、引き継げるようにします。3か月続けると、2つの入口の差が縮まったかを判断できます。

まずは担当者と毎月の聞く日を決めて、予定に入れましょう。

2つの入口の違いを知って自社の見え方を確かめる

AI Overviewsは検索結果に添える要約で、AIモードは質問を分けて調べ、会話で答えを深める機能です。参照されるページの範囲や、会社名が挙がりやすい質問の型が違うため、片方だけを見ていると自社の見え方を見落とします。同じ質問を2つの入口で聞き比べ、差のある質問から施策を決めていきます。

違い:要約と会話という答えの出方の差を押さえます。
確かめ方:同じ日・同じ言葉で2つの入口に聞きます。
備え:共通の土台を整えたうえで、弱い入口に合わせた施策を足します。

AIモードとAI Overviewsの違いに関するよくある質問

Q
AIモードとAI Overviewsは同じ答えを返しますか

A. 同じ答えになるとは限りません。

AI Overviewsは検索に添える要約で、AIモードは質問を分けて調べます。参照するページの範囲も違います。

Q
どちらか一方に備えれば十分ですか

A. 両方に備えることをおすすめします。

利用者は場面によって2つの入口を使い分けるため、片方だけでは見え方を見落とします。

Q
AI Overviewsはすべての検索で表示されますか

A. すべての検索で表示されるわけではありません。

表示するかどうかはGoogleの仕組みが判断し、質問の言い回しや時期によっても変わります。

Q
2つの入口を聞き比べるときに気をつけることは何ですか

A. 聞く条件をそろえることです。

同じ日・同じ言葉・同じ端末とログインの状態で聞き、名前が出た割合と参照先を記録します。

ABOUT THE AUTHORこの記事の執筆者

畔栁 洋志KUROYANAGI YOJI

株式会社TROBZ 代表取締役

保有資格SEO検定1級(全日本SEO協会)

2024年に株式会社TROBZを創業。AI検索・SEO・MEOの対策サービスと、AI分析ツール「トロパス」を自社で開発・提供している。Mission:AI時代の見つかる仕組みを設計する

  • 2024年TROBZを創業
  • 6種類トロパス計測AI数
  • 12件導入事例を掲載
  • 95%以上サービス継続率

COMPANY運営会社

会社名
株式会社TROBZ(トロブズ)
設立
2024年11月12日
所在地
愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階
事業内容
生成AI検索最適化・SEO対策・MEO対策・Webサイト制作 ほか
法人番号
3180001164195

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