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2026/10/27

AI検索で検索流入は減るのか?クリックされない時代のサイトの役割

AI検索で検索流入は減るのか?クリックされない時代のサイトの役割

この記事でわかること
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AI検索で減りやすい検索と減りにくい検索の違い
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流入が減ったときに確かめる順番と数字の見方
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クリックされない時代にサイトが担う役割

AI検索が広がると自社サイトへの検索流入は減るのか、と不安を感じていないでしょうか。検索結果の上にAIの答えが出ると、リンクを押さずに用が済む場面が増えます。結論から言えば、減りやすいのは調べもの型の検索で、比較や問い合わせにつながる検索は残りやすい傾向があります。

大切なのは流入の量だけで判断せず、どの検索が減り、どのページが成果を生んでいるかを分けて見ることです。この記事では、AIの答えで検索が完結する場面から、表示回数とクリック率の見方・AIからの流入の測り方までを順に整理しました。読み終えるころには、自社サイトで力を入れるページを選び、流入が減ったときに確かめる順番まで判断できるようになります。

1. AIの答えで検索が完結する場面

AIの答えで検索が完結するのは、言葉の意味や手順など短い答えで用が足りる質問の場面です。検索結果の上にAI Overviewsが出ると、利用者は答えを読んだだけで次の行動に移れます。リンクを押す理由が生まれないため、その検索からの流入は減りやすくなります。反対に、答えを読んだあとに比べたい・確かめたい気持ちが残る質問では、利用者はリンクを押してサイトを訪れます。

2026年現在、GoogleのAI OverviewsやAIモード、ChatGPTやPerplexityのような対話型の検索が日常的に使われています。どの仕組みでも、AIは複数のサイトの情報をまとめて1つの答えを作ります。答えの中で引用元のリンクが示されることもありますが、押されるかどうかは質問の種類によって変わります。

現場でよく見られるのは、流入が減ったことだけを見て記事の更新をやめてしまう例です。どの質問で答えが完結しているかを見ないまま手を止めると、まだ成果を生んでいるページまで放置されます。まずは自社の検索キーワードを、答えで完結する質問かどうかで2つに分けてみましょう。

定義を聞く質問:言葉の意味はAIの答えだけで足りることが多い質問です。
手順を聞く質問:短い手順なら答えの中で示され、リンクは押されにくくなります。
比べる質問:答えを読んだあとも確かめたい点が残り、サイトが訪問されます。

短い答えで足りる質問

短い答えで足りるのは、言葉の意味・数字の確認・基本的なやり方を聞く質問です。たとえば「llms.txtとは」のような質問では、AIが2〜3文で定義を示し、利用者はそこで満足します。こうした質問は、検索結果の中で答えが出そろうため、サイトへの訪問が起きにくくなります。自社の記事のうち、定義だけを説明しているページは影響を受けやすいと考えられます。

定義のページは役目を終えるのではなく、AIに引用される材料として残す価値があります。引用元に自社のページが並ぶかどうかを、同じ質問で確かめてみましょう。

答えのあとに行動が残る質問

答えのあとに行動が残るのは、依頼先を選ぶ・費用を比べる・自社に当てはめるといった質問です。AIは選び方の考え方を示せても、どの会社に頼むかまでは決めてくれません。利用者は答えを読んだあとに、候補の会社のサイトを開いて確かめる行動に移ります。この段階で訪れる人は、目的がはっきりしているため問い合わせにつながりやすくなります。

自社のキーワードのうち、依頼や比較を含む言葉を一覧にして、どのページに届いているかを確かめましょう。

関連記事:GoogleのAIモードで会社はどう紹介される?AI検索の新しい入り口と対策の要点

2. 減りやすい検索と減りにくい検索

減りやすい検索と減りにくい検索を左右に並べて比べています。減りやすいのは定義や手順を聞く調べもの型の検索で答えで完結し、減りにくいのは依頼先を比べる検索と会社名で探す検索で、サイトは問い合わせの受け皿になります。

減りやすいのは答えを知れば終わる調べもの型の検索で、減りにくいのは会社名やサービス名で探す検索と、依頼先を比べる検索です。検索の目的によって、AIの答えで満足できるかどうかが変わるためです。知りたいだけの人は答えで満足し、頼みたい人は答えを読んだあとに候補を確かめます。この違いを知っておくと、流入が減ったときに慌てずにすみます。

検索の目的は、一般に「知りたい」「比べたい」「行きたい・頼みたい」の3つに分けて考えられます。AIの答えで完結しやすいのは「知りたい」で、「比べたい」と「頼みたい」は訪問が残りやすくなります。自社のSearch Consoleでキーワードを3つに分け、それぞれのクリック数の動きを見ると、どこで変化が起きているかが分かります。

よくある失敗は、サイト全体の流入の合計だけを見て対策の方向を決めてしまうことです。合計が減っていても、問い合わせにつながる検索は横ばいということがあります。まずはキーワードを目的別に分け、3か月分の推移を並べることから始めましょう。

検索の目的 AIの答えでの変化 サイトの役割
知りたい(定義・やり方) 答えで完結しやすく流入は減りやすい AIに引用される材料になる
比べたい(費用・選び方) 答えのあとも確かめる人が残る 判断の材料を詳しく示す
頼みたい(会社名・サービス名) 名前で探す人は訪問する 問い合わせの受け皿になる

調べもの型の検索が減る理由

調べもの型の検索が減るのは、答えそのものが検索結果の中に表示されるからです。以前は答えを知るためにサイトを1〜2件開く必要がありましたが、今はAIの要約で用が足ります。とくに定義やチェック項目のように短くまとまる情報は、AIがそのまま答えに使いやすい内容です。こうした検索では、表示回数は保たれていてもクリック数が下がる動きが出ます。

調べもの型のページは、流入の数ではなくAIに引用されているかという別の物差しで見直しましょう。

名前で探す検索が残る理由

会社名やサービス名で探す検索が残るのは、利用者が特定の会社の情報を確かめたいからです。AIの答えに会社名が出ても、料金や対応範囲、問い合わせの方法は公式のサイトで確かめたいと考える人が多くいます。名前で探す人は、すでにその会社を候補として見ているため、問い合わせまでの距離が短くなります。名前を含む検索の数は、Search Consoleで会社名を含むキーワードに絞ると確かめられます。

名前で探す検索の数を毎月記録しておくと、AIでの紹介の効果を見る手がかりになります。

3. 情報収集型のページへの影響

情報収集型のページは、流入が減っても役割がなくなるわけではありません。AIの答えに引用されることで、利用者の目に会社名が触れる機会は残るからです。ページを押されなくても、答えの根拠として名前が出ることには意味があります。ただし、流入の数だけを成果の指標にしていると、このページの価値が見えにくくなります。

情報収集型のページで起きやすいのは、表示回数が保たれたままクリック率が下がる動きです。Search Consoleで3か月ほどの推移を見ると、記事ごとの変化の大きさが分かります。変化の大きい記事から順に、AIの答えでどう扱われているかを確かめると、見直しの優先順位を決めやすくなります。

現場でよく見られるのは、流入が減った記事を削除や統合してしまう例です。AIに引用されていた記事を消すと、答えの中で会社名が出る機会まで失います。消す前に、その記事の題材でAIに質問し、引用元に自社が並ぶかを確かめましょう。

残る価値:引用されると答えの根拠として名前が出ます。
起きる変化:表示回数はそのままでクリック率が下がりやすくなります。
見直し方:消す前にAIでの引用の有無を確かめます。

クリックされなくても名前が残る

AIの答えに引用されると、利用者は答えを読む中で会社名を目にします。その場でリンクが押されなくても、名前を覚えた人があとから検索することがあります。答えの中で名前が出る回数は、流入とは別の成果として数える価値があります。AIの答えは聞くたびに変わるため、同じ質問を何度か投げ、名前が出た割合で見ると傾向をつかめます。

情報収集型のページは、名前を知ってもらう入口として位置づけ直しましょう。

引用されやすいページに整える

引用されやすいページにするには、見出しの直後に結論を置く書き方が役立ちます。AIは質問への答えになる短い文を探すため、結論が先にある段落は答えの材料として使われやすくなります。あわせて、自社の経験や数字を加えると、ほかのページにない根拠を足せます。よくある質問を本文の最後にまとめるのも、質問と答えの形がそろうため役立ちます。

まずは流入の多かった記事から、見出しごとに結論が先に来ているかを確かめましょう。

4. 問い合わせにつながるページの役割

問い合わせにつながるページは、AIの答えを読んだ人が最後に確かめに来る場所になります。AIは選び方を示せても、依頼先を決めるのは利用者自身です。候補として名前を見た人は、サービス紹介や料金、事例のページを開いて判断します。このページが整っていないと、せっかく訪れた人が問い合わせの前に離れてしまいます。

問い合わせにつながるページは、記事に比べて訪問の数は少なくても、1回の訪問の重みが大きいページです。確かめたいことは、多くの場合「何をしてくれるか」「いくらかかるか」「自社に合うか」の3点にまとまります。この3点に1ページの中で答えられているかを点検すると、足りない情報が見えてきます。

よくある失敗は、サービスのページに特徴の言葉だけを並べてしまうことです。AIの答えで概要を知った人は、もっと具体的な内容を求めて訪れます。対応の流れや期間のように、答えの先にある情報を書き足しましょう。

何をしてくれるか:作業の範囲と対応の流れを具体的に示します。
いくらかかるか:料金の考え方と、費用が変わる条件を書きます。
自社に合うか:向いている会社と事例で判断の材料を渡します。

確かめに来た人の疑問に答える

確かめに来た人は、AIの答えで分からなかったことを知りたいと考えています。たとえば「費用はどのくらいか」「どのくらいの期間で始められるか」といった疑問です。こうした疑問は、よくある質問の形でページにまとめると答えやすくなります。実際に届いた問い合わせの質問を拾うと、利用者が本当に知りたいことが分かります。

過去3か月の問い合わせを見直し、くり返し聞かれた質問を3つ選んでページに書き足しましょう。

次の行動を迷わせない

ページを読んだ人が次に何をすればよいかを迷わない作りにすることも大切です。問い合わせの窓口や無料で試せる方法を、ページの途中と最後の2か所に置くと見つけやすくなります。ボタンの言葉は行動が分かる表現にし、押したあとに何が起きるかを添えます。入力の項目が多すぎると、途中でやめる人が増えるため、最初は必要な項目だけに絞ります。

自社の問い合わせまでの道のりを、スマートフォンで実際にたどって確かめてみましょう。

あわせて読みたい:AI Overviewsに引用されるサイトの条件とは?検索結果の上に出る答えへの備え方

5. AIに紹介されることで生まれる指名検索

AIに紹介されてから問い合わせに至るまでの4つの段階を横に並べています。AIの答えで名前を知り、会社名で指名検索し、サービスのページで料金や流れを確かめ、問い合わせにつながります。

AIに紹介されると、会社名やサービス名で探す指名検索が増えるきっかけになります。AIの答えで名前を知った人は、あとで改めて名前を入れて検索することがあるためです。答えの中では詳しく分からなかった点を、公式のサイトで確かめたいと考えます。この流れでは、AIからの直接の流入より、指名検索からの流入の方が大きくなる場合もあります。

指名検索の動きは、Search Consoleで会社名やサービス名を含むキーワードに絞ると確かめられます。月ごとの表示回数とクリック数を並べ、AIでの紹介の状況と見比べます。AIで紹介される回数が増えた時期に指名検索も増えていれば、2つのつながりを読み取る手がかりになります。

よくある失敗は、指名検索を自然に増えるものとして見過ごすことです。指名検索が伸びている時期は、AIや口コミで名前が広がっている合図かもしれません。まずは指名検索の月ごとの数を、記録の表に1列足すことから始めましょう。

起きる流れ:AIで名前を知った人があとで名前を検索します。
確かめ方:会社名を含むキーワードに絞り、月ごとに並べます。
見比べ方:AIで紹介された時期と指名検索の変化を重ねます。

AIの答えで名前が挙がる条件

AIの答えで名前が挙がるには、自社の情報がAIの参照するサイトに載っていることが前提です。自社サイトに加え、業界の紹介サイトや地域の情報サイトなど、AIがよく読んでいる外部のサイトに情報があるかも影響します。どのサイトが参照されているかは、AIの答えに添えられた引用元で確かめられます。引用元に自社の情報が無いサイトが見つかれば、掲載を検討する候補になります。

引用元を毎回手で記録するのは手間がかかるため、質問と引用元を一覧にする仕組みを用意しておきましょう。

紹介のされ方を読み返す

AIで名前が挙がっても、どう説明されたかによって指名検索につながるかどうかが変わります。強みが正しく伝わっていれば、名前を検索する人も目的に合った人になります。トロパスでは、6つのAIに同じ質問を投げて返ってきた答えの文章をそのまま保存し、誰と並べて紹介されたかを読み返せます。説明が実際の強みとずれていれば、自社サイトの書き方を見直す手がかりになります。

答えの文章を読み返し、自社の強みが正しく書かれているかを確かめましょう。

6. 表示回数とクリック率の変化の見方

表示回数とクリック率は、2つを組み合わせて読むとAI検索の影響が見えてきます。表示回数が保たれたままクリック率だけが下がっていれば、検索結果の中で答えが出ている可能性があります。両方が下がっていれば、順位の低下や検索される回数の減少など別の理由を疑います。1つの数字だけで判断すると、原因を取り違えやすくなります。

Search Consoleの検索パフォーマンスでは、クリック数・表示回数・クリック率・平均掲載順位の4つを期間ごとに比べられます。Googleの説明では、AI OverviewsやAIモードでの表示もウェブ検索の数字に含まれます。期間は1か月だけでなく、前年の同じ月とも比べると季節の影響を外せます。

よくある失敗は、クリック率の低下を順位の低下と思い込むことです。平均掲載順位が変わらないのにクリック率が下がっているなら、順位ではなく検索結果の見え方が変わっています。まずは記事ごとに4つの数字を並べ、どの組み合わせに当てはまるかを確かめましょう。

数字の動き 考えられる理由 確かめること
表示回数は横ばい・クリック率が低下 検索結果の中で答えが出ている その言葉でAIの答えが出るか
表示回数もクリック数も低下 順位の低下や検索の減少 平均掲載順位と前年の同じ月
表示回数が増加・クリック率が低下 新しい言葉で表示され始めた 増えたキーワードの中身

クリック率が下がる記事の特徴

クリック率が下がりやすいのは、題名が質問そのものになっている記事です。「〇〇とは」のような題名は、AIの答えと内容が重なりやすく、答えを読んだ人がリンクを押す理由が少なくなります。一方で、自社の事例や判断の基準を含む記事は、答えの先を知りたい人に押されやすくなります。クリック率の下がった記事を並べると、題名や内容に共通点が見つかることがあります。

共通点が見えたら、その記事に答えの先にある情報を書き足せるかを検討しましょう。

順位とあわせて読む

クリック率は、平均掲載順位とあわせて読むことで意味がはっきりします。順位が下がればクリック率も下がるのが自然なため、まずは順位の変化を外して考えます。順位が保たれているのにクリック率が下がった言葉が、AI検索の影響を受けている候補です。候補の言葉で実際に検索し、AIの答えが出るか、自社が引用されているかを確かめます。

候補の言葉は一覧に記録して毎月見直すと、変化の流れを追いやすくなります。

7. 流入が減ったときに確かめる順番

流入が減ったときは、計測の不具合・順位・検索結果の見え方・需要の順に確かめると原因を絞り込めます。原因によって打つ手が大きく違うため、思い込みで対策を始めると遠回りになります。計測の設定ミスのように、すぐに直せる原因から先に外していくのが効率的です。AI検索の影響を疑うのは、ほかの原因を外したあとにします。

確かめる作業は、1つの原因につき30分ほどを目安にすると、半日ほどで全体を見渡せます。計測の確認では、GA4とSearch Consoleの数字が同じ時期に同じ方向へ動いているかを見ます。片方だけが大きく動いていれば、タグの設定や計測の変更を疑います。

よくある失敗は、流入の減少を見てすぐに記事を大量に書き直すことです。原因が計測の不具合だった場合、書き直しの手間がすべて無駄になります。まずは下の順番どおりに確かめ、原因を1つに絞ってから手を打ちましょう。

流入が減ったときの確かめ方

計測の確認:GA4とSearch Consoleの数字が同じ動きかを見ます。
順位の確認:平均掲載順位が下がった言葉を一覧にします。
見え方の確認:順位はそのままでクリック率が下がった言葉を探します。

計測と順位の変化を先に外す

最初に確かめるのは、計測の仕組みに変化がないかです。サイトの改修でタグが外れていたり、計測の設定を変えたりすると、流入が減ったように見えます。次に、平均掲載順位が下がったページを探します。順位が下がっていれば、AI検索ではなく検索エンジンの評価の変化が原因と考えられます。

順位の変化が見つかったら、同じ時期にサイトで何を変えたかを記録と照らし合わせましょう。

検索結果の見え方と需要を確かめる

順位が保たれているなら、次は検索結果の見え方を確かめます。気になる言葉で実際に検索し、AI Overviewsが出ているか、自社が引用元に入っているかを見ます。最後に、その言葉が検索される回数自体の変化を確かめます。季節や話題によって検索される回数が減っていれば、サイトの側の問題ではありません。

確かめた結果は、原因と日付を1行ずつ記録に残しておきましょう。

こちらも読まれています:名古屋市の会社が取り組むAI検索対策。ChatGPTに名前が出る条件の基本

8. AIからの流入を測る方法

流入の変化を読むための4つの数字を放射状に並べています。表示回数とクリック率は組み合わせて読み、平均掲載順位で順位の変化を外し、AIからの流入はGA4の参照元で数えます。

AIからの流入は、GA4の参照元を見ればAIのサービスごとに確かめられます。ChatGPTやPerplexityの答えに添えられたリンクから訪れた人は、参照元にそれぞれのサービスのドメインが記録されます。AIからの流入を検索の流入と分けて見ることで、AI検索の時代のサイトの使われ方がつかめます。ただし、GoogleのAI OverviewsやAIモードからの訪問は、通常の検索の流入と区別しにくい点に注意が必要です。

GA4では、トラフィック獲得のレポートでセッションの参照元を表示し、AIのサービスのドメインに絞り込みます。よく使われる方法は、chatgpt.comやperplexity.aiなどのドメインをまとめた条件を作り、毎月同じ条件で数えることです。数え方を毎月そろえることで、増減を正しく比べられます。

よくある失敗は、AIからの流入が少ないことを見て効果がないと判断してしまうことです。AIの答えで名前を知った人は、あとから指名検索で訪れることも多いため、直接の流入だけでは全体が見えません。まずはAIからの流入と指名検索の2つを、同じ表に並べて記録しましょう。

参照元で見る:GA4でAIのサービスのドメインに絞り込みます。
条件をそろえる:毎月同じ条件で数え、増減を比べます。

GA4で参照元を分ける

GA4で参照元を分けるには、レポートの絞り込みでドメインを指定します。chatgpt.com・perplexity.ai・gemini.google.comなど、確かめたいサービスのドメインを並べて条件を作ります。条件を保存しておけば、毎月ボタン1つで同じ数え方ができます。AIのサービスは名前やドメインが変わることもあるため、半年に1回ほど条件を見直します。

まずは過去3か月分のAIからの流入を数え、どのサービスから多いかを確かめましょう。

検索とAIの数字を並べて見る

AIからの流入は、検索の流入やAIでの紹介の状況と並べて見ると意味がはっきりします。トロパスでは、GA4とSearch Consoleの流入数やキーワードごとのクリック数を、AIの答えの結果と同じ画面で見られます。AIで紹介された時期と、流入や指名検索が動いた時期を重ねると、つながりを読み取りやすくなります。数字は月に1回、同じ日に確かめると変化を追いやすくなります。

確かめる日を決め、毎月同じ項目を記録する習慣をつけましょう。

9. サイトで力を入れるべき情報

サイトで力を入れるべきなのは、AIの答えの先で利用者が確かめたい情報です。AIの答えで一般的な説明は手に入るため、サイトには自社だけが示せる具体的な情報が求められます。料金の考え方・対応の流れ・事例・よくある質問の4つは、答えを読んだ人が判断に使う代表的な情報です。これらが整っているサイトは、訪れた人が問い合わせまで進みやすくなります。

力を入れる順番は、問い合わせに近いページからが目安です。サービス紹介のページを整えたあとに、事例やよくある質問を足し、最後に情報収集型の記事を見直します。1つのページを整えるのに1〜2週間を目安にすると、無理なく進められます。

よくある失敗は、AIに引用されることを目指して一般論の記事ばかりを増やしてしまうことです。一般論はほかのサイトにも多くあり、AIにとって新しい根拠になりにくい内容です。まずは自社のサイトに事例のページがあるかを確かめ、無ければ1件から書き始めましょう。

料金と流れ:費用の考え方と対応の期間を具体的に書きます。
事例:実際の依頼の内容と結果を、確かめられる形で示します。
よくある質問:問い合わせで聞かれたことをそのまま載せます。

自社の経験から生まれる情報

自社の経験から生まれる情報は、ほかのサイトには書けない根拠になります。たとえば、問い合わせで多い相談の内容や、作業の中で判断に迷った場面とその理由です。こうした情報は、AIが答えに独自の根拠を足すときの材料として参照されやすくなります。数字を載せるときは、期間と数え方を添えて誤解のない形にします。

社内で月に1回、最近の相談で印象に残ったことを聞き取ると、材料を集めやすくなります。

会社の基本情報を整える

会社の基本情報は、AIが会社を説明するときの土台になります。会社名・所在地・サービスの内容・対応できる範囲を、サイトの中で同じ表記にそろえます。表記がページごとに違うと、AIが別の会社と取り違えるおそれがあります。構造化データで会社の情報を示しておくと、検索エンジンが内容を読み取りやすくなります。

会社概要のページを開き、表記のゆれがないかを確かめましょう。

10. AI検索の時代にサイトを成果の窓口にするために

AI検索の時代にサイトを成果の窓口にするには、流入の量より問い合わせまでの流れを物差しにすることが大切です。AIの答えで調べものが完結する場面は増えますが、依頼先を選ぶ人は最後にサイトを訪れます。訪れた人が確かめたいことに答えられるかが、これからのサイトの価値を決めます。流入の数が減っても、問い合わせの数が保たれていれば、サイトは役割を果たしています。

続けるための目安として、月に1回の数字の確認と、四半期に1回のページの見直しを組み合わせます。月の確認では、検索の流入・AIからの流入・指名検索・問い合わせの4つを並べます。四半期の見直しでは、数字の変化が大きかったページから順に手を入れます。

よくある失敗は、AI検索の話題を追うあまり毎月方針を変えてしまうことです。方針がたびたび変わると、どの取り組みが成果につながったのかが分からなくなります。まずは4つの数字を記録する表を作り、3か月は同じ方針で続けてから振り返りましょう。

物差し:流入の量より問い合わせまでの流れで見ます。
月1回:検索・AI・指名検索・問い合わせの4つを並べます。
四半期:変化の大きいページから順に見直します。

数字の記録を習慣にする

数字の記録は、同じ日に同じ項目を確かめることで続けやすくなります。月初の決まった日に、GA4とSearch Consoleを開いて4つの数字を表に書き込みます。前の月と前年の同じ月の両方と比べると、季節の影響と実際の変化を分けて見られます。記録の表には、その月にサイトで行った変更も1行で書き添えます。

記録を3か月続けると、自社のサイトの動きの癖が見えてきます。

社内で役割を分ける

サイトを成果の窓口にするには、数字を見る人とページを直す人の役割を分けると進めやすくなります。1人ですべてを抱えると、日々の業務に追われて見直しが後回しになります。数字の確認とページの見直しを別の担当にし、月に1回15分ほど結果を共有する場を設けます。株式会社TROBZのように外部の支援を使う場合も、社内に数字を見る担当がいると相談がかみ合います。

まずは来月の共有の日を決め、担当の名前を記録の表に書き入れましょう。

流入の量より問い合わせまでの流れで見る

AI検索の広がりで減りやすいのは、答えを知れば終わる調べもの型の検索です。会社名で探す検索や依頼先を比べる検索は残りやすく、サイトは答えの先で確かめに来る人の窓口になります。流入が減ったときは、計測・順位・検索結果の見え方・需要の順に原因を絞り込みます。AIからの流入と指名検索を記録し、問い合わせに近いページから整えることが成果につながります。

見分ける:減りやすい検索と減りにくい検索を分けて見ます。
確かめる:表示回数とクリック率を組み合わせて読みます。
整える:問い合わせに近いページから情報を足します。

AI検索の検索流入に関するよくある質問

Q
AI検索が広がると検索流入は必ず減りますか

A. 減りやすいのは答えで完結する調べもの型の検索です。

会社名で探す検索や依頼先を比べる検索は、答えのあとに確かめる人が残るため減りにくい傾向があります。

Q
流入が減ったときはまず何を確かめればよいですか

A. 計測の設定に不具合がないかを最初に確かめます。

次に平均掲載順位、検索結果の見え方、検索される回数の順に確かめると原因を絞り込めます。

Q
AIからの流入はどうやって数えますか

A. GA4の参照元でAIのサービスのドメインに絞り込みます。

chatgpt.comやperplexity.aiなどをまとめた条件を作り、毎月同じ条件で数えると増減を比べられます。

Q
流入が減った記事は削除した方がよいですか

A. 削除する前にAIでの引用の有無を確かめます。

AIの答えに引用されている記事を消すと、答えの中で会社名が出る機会まで失うためです。

ABOUT THE AUTHORこの記事の執筆者

畔栁 洋志KUROYANAGI YOJI

株式会社TROBZ 代表取締役

保有資格SEO検定1級(全日本SEO協会)

2024年に株式会社TROBZを創業。AI検索・SEO・MEOの対策サービスと、AI分析ツール「トロパス」を自社で開発・提供している。Mission:AI時代の見つかる仕組みを設計する

  • 2024年TROBZを創業
  • 6種類トロパス計測AI数
  • 12件導入事例を掲載
  • 95%以上サービス継続率

COMPANY運営会社

会社名
株式会社TROBZ(トロブズ)
設立
2024年11月12日
所在地
愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階
事業内容
生成AI検索最適化・SEO対策・MEO対策・Webサイト制作 ほか
法人番号
3180001164195

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