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2026/10/21

AIに引用されるよくある質問ページの作り方。質問の選び方から構造化データまで

AIに引用されるよくある質問ページの作り方。質問の選び方から構造化データまで

この記事でわかること
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AIに読まれやすい理由と質問の選び方
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答えの書き方と1問1答の長さの目安
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FAQPageの構造化データと更新の見直し方

よくある質問ページを作ったのに、AIの答えに自社の説明が出てこないと感じていないでしょうか。ChatGPTやGoogleのAIモードに投げかけられる問いと、ページに並ぶ質問がずれている例は少なくありません。

結論から言えば、実際の問い合わせから質問を選び、1問ごとに結論から答えることがAIに引用されやすいページの土台です。そのうえで構造化データと内部リンクを整えると、AIと検索の両方に内容が伝わりやすくなります。この記事では、質問の選び方から更新の見直しまでを10の観点で整理しました。読み終えるころには、自社のページをどこから直すかまで判断できるようになります。

1. よくある質問がAIに読まれやすい理由

よくある質問がAIに読まれやすいのは、質問と答えが1対1で並ぶ形が利用者の問いにそのまま当てはめやすいからです。AIは利用者の質問に答える文章を作るとき、同じ問いに短く答えている箇所を探す傾向があります。質問文と答えが隣り合う形は、その条件にもっとも近い作りです。本文の説明に埋もれた情報より、切り出しやすいという利点もあります。

たとえば「費用はいくらか」「どれくらいで始められるか」という問いは、どの業種でも上位に来ます。こうした問いに1問あたり100〜200字程度で答えたページは、AIがそのまま要約に使える材料になります。反対に答えが長い説明文の途中にあると、AIは別のサイトの短い答えを選びがちです。

現場でよく見られるのは、社内で想定した質問だけを並べたページです。会社が答えたい問いと利用者が知りたい問いは、思ったより重なりません。まずは今あるよくある質問ページを開き、各質問が実際に聞かれたものかを確かめてみましょう。

1対1の形:質問と答えが隣り合い、AIが切り出しやすい作りです。
短い答え:1問ごとに完結した答えは、要約の材料にそのまま使えます。
利用者の言葉:検索やAIへの問いと同じ言い回しになり、一致しやすくなります。

AIが答えを組み立てる流れ

AIは利用者の質問を受けると、関連するページの文章を読み、答えに使える部分を選びます。選ばれやすいのは、問いに対する結論が最初の1〜2文にある箇所です。よくある質問では、質問文が見出しの役割を果たすため、どの問いへの答えかが明確です。説明が段落をまたぐ記事よりも、該当する箇所を特定しやすくなります。自社のページで、答えの冒頭だけを読んで意味が通るかを確かめてみましょう。

答えの冒頭で意味が通らない場合は、後で説明する「結論を先に置く書き方」で直せます。

記事とよくある質問の役割の違い

記事は1つのテーマを順を追って説明するための場所です。一方でよくある質問は、1つの問いに1つの答えを返す場所です。記事で詳しく説明した内容も、よくある質問では結論だけを短く書き、詳しくは記事へ案内します。この分担があると、AIは短い答えを、検索の利用者は詳しい説明を見つけやすくなります。よくある質問と記事で同じ説明をくり返していないか、ページを並べて見比べてみましょう。

記事の中に小さなよくある質問の欄を設ける方法もあります。その場合も、同じ問いを別のページでくり返さないようにします。

関連記事:AIに会社を正しく伝える構造化データの書き方。OrganizationとFAQの実装手順

2. 実際に多い問い合わせから質問を選ぶ方法

よくある質問の選び方を3つの手順で横に並べています。電話・メール・フォームの問い合わせ記録を3〜6か月分集め、似た問いをまとめて回数の多い順に上位10〜20問を候補にし、答えを公開してよい内容かを確かめます。

よくある質問に載せる問いは、過去の問い合わせ記録から回数の多い順に選ぶのが確実です。実際に聞かれた問いは、AIに投げかけられる問いとも重なりやすいからです。電話・メール・問い合わせフォームの記録には、利用者の言葉がそのまま残っています。社内の想像で作った問いより、検索やAIで使われる言い回しに近くなります。

手順は3つです。まず直近3〜6か月分の問い合わせを書き出し、似た問いをまとめます。次に回数の多い順に並べ、上位の10〜20問を候補にします。最後に、答えを公開してよい内容かを確かめて残す問いを決めます。

よくある失敗は、問い合わせの少ない会社が伝えたい話題を上位に置くことです。読まれない問いが並ぶと、肝心の答えが下に埋もれます。まずは営業や受付の担当者に、先月いちばん多かった質問を3つ聞いてみましょう。

記録を集める:電話・メール・フォームの問いを3〜6か月分書き出します。
回数で並べる:似た問いをまとめ、多い順に上位10〜20問を候補にします。
公開を確かめる:答えを公開してよい内容かを社内で確認します。

問い合わせ記録の集め方

問い合わせ記録は、メールとフォームなら履歴から書き出せます。電話の問いは記録が残りにくいため、受付の担当者に1か月だけメモを取ってもらう方法が使えます。メモは質問の言い回しをそのまま書くのがこつです。言い換えて記録すると、利用者が実際に使う言葉が消えてしまいます。集めた問いを表計算ソフトに1行ずつ入れておくと、後の分類が速くなります。

分類では「費用」「期間」「対象」「手続き」のように、4〜6つの話題に分けると整理しやすくなります。

AIに実際に聞かれる質問を確かめる

問い合わせ記録に加えて、AIの答えそのものを見ておくと質問の漏れに気づけます。自社の業種でChatGPTやGeminiに質問し、どんな問いで自社の名前が出るかを確かめます。トロパスでは業種・地域・強みに合わせた質問を6つのAIに投げ、返ってきた回答文を保存して読み返せます。自社が紹介されなかった問いは、よくある質問に加える候補になります。手作業で試すときも、同じ質問を数回聞いて答えの変化を見てみましょう。

AIの答えに競合の名前だけが出る問いは、優先して答えを用意したい問いです。

3. 質問文を読者の言葉で書くコツ

質問文は、利用者が実際に口にする言い回しで書くのが基本です。AIや検索の利用者は、話し言葉に近い文で問いを入力します。社内の用語で書いた質問は、利用者の問いと一致しにくくなります。たとえば「導入プロセスについて」より「申し込んでから何日で始められますか」のほうが、問いの形として伝わります。

書き方の目安は、1つの質問を30字前後に収め、疑問文で終えることです。主語や対象をはっきり書き、「これ」「それ」のような指示語を使いません。質問だけを読んで、何を聞いているかが分かる文にします。

よくある失敗は、「料金について」のような名詞だけの質問です。何を知りたいのかがぼやけ、答えも広い説明になりがちです。まずは今の質問文を疑問文に言い直せるか、1問ずつ確かめてみましょう。

疑問文で終える:「〜ですか」の形にすると問いの意図が明確になります。
指示語を避ける:「これ」「それ」を使わず、対象を名前で書きます。
社内用語を外す:利用者が使わない専門語は、ふだんの言葉に言い換えます。

話し言葉の問いに近づける

利用者はAIに対して、相談するような口調で問いを入力します。そのため質問文も、窓口で聞かれる言い方に寄せると一致しやすくなります。たとえば「対応範囲」より「遠方の会社でも依頼できますか」のほうが、利用者の問いに近い形です。です・ます調の疑問文にそろえると、ページ全体の読みやすさも上がります。言い直した質問は、受付の担当者に読んでもらい違和感がないかを確かめましょう。

社内で使う略語やサービス名だけの質問は、初めて訪れた人には意味が伝わりません。サービス名を出すときは、何をするサービスかを質問文の中で補います。

質問ごとに話題を1つにする

1つの質問に2つの話題を入れると、答えも2つに分かれてしまいます。「費用と期間を教えてください」は、費用と期間の2問に分けるほうが答えが短くなります。AIは問いに合う部分だけを使うため、話題ごとに切り分けた答えのほうが引用しやすい形です。分けた結果、質問の数が増えるのは問題ありません。今の質問に「と」「や」でつながった話題がないか探してみましょう。

分けた質問は並べる順番も考えます。費用の次に期間というように、利用者が知りたくなる順に並べると読み進めやすくなります。

4. 答えの冒頭に結論を置く書き方

答えは、最初の1文で問いに直接答える形にします。AIが答えを作るときは、冒頭の文を要約の材料に使いやすいからです。「はい」「いいえ」や数字・期間で始まる答えは、それだけで意味が通ります。前置きから始まる答えでは、結論にたどり着く前に読み手が離れてしまいます。

型は3段で考えます。1文目で結論を言い切り、2文目でその理由や条件を書きます。3文目で例外や次に取る行動を添えると、1問の答えとして完結します。

よくある失敗は、「ご質問ありがとうございます」のようなあいさつから始まる答えです。丁寧に見えても、AIや読み手が必要とする情報が後ろに下がります。まずは各答えの1文目だけを抜き出し、それだけで問いに答えているかを確かめてみましょう。

答えを3段で組み立てる型

1文目:問いに結論を言い切る
2文目:理由や条件を補う
3文目:例外か次の行動を添える

言い切りの1文を書く

結論の1文は、主語と答えをそろえて短く書きます。「〜の場合があります」で止めると、どの場合なのかが分からず答えになりません。条件があるときは、条件を先に書いて言い切ると誤解を防げます。たとえば「契約期間の縛りはありますか」には、有無を最初に答える形です。今の答えに「場合があります」で終わる1文目がないか探してみましょう。

言い切りにくい問いでも、判断の基準なら言い切れます。「業種によります」で止めず、対象になる業種と対象外の業種を並べて書くと答えになります。

補足は2文目以降に回す

理由や細かな条件は、2文目以降に回します。1文目に条件を詰め込むと、文が長くなり結論がぼやけるからです。補足では、数字や手順の数を使って具体的に書きます。「詳しくはこちら」とだけ書くのではなく、どのページで何が分かるかを書くと親切です。補足が3文を超えるときは、記事に分けることを考えましょう。

補足の文末を「〜です」「〜します」でそろえると、答え全体の調子が整います。1問ごとに文体が変わると、読み手は別の人が書いたように感じます。

あわせて読みたい:AI Overviewsに引用されるサイトの条件とは?検索結果の上に出る答えへの備え方

5. 1問1答の長さの目安

伝わりにくい書き方と引用されやすい書き方を左右に比べています。名詞だけの質問は疑問文に、あいさつから始まる答えは1文目で結論を言い切る形に、500字を超える答えは100〜200字程度に直します。

1問の答えは、100〜200字程度を目安にするとAIにも読み手にも扱いやすい長さになります。短すぎる答えは理由が抜け、長すぎる答えは要点が埋もれるからです。結論・理由・補足の3文で書くと、自然にこの範囲に収まります。字数はあくまで目安であり、問いの重さに合わせて前後させてかまいません。

質問の数は、最初は10〜20問から始めると管理しやすくなります。数が多すぎると、更新のたびに見直す手間が増えます。1ページに50問を超えるときは、話題ごとにページを分ける方法もあります。

よくある失敗は、1つの答えに注意書きを重ねすぎることです。条件を全部書こうとして、答えが500字を超えてしまう例があります。まずは今いちばん長い答えを選び、3文に分けて書き直せるかを試してみましょう。

答えの長さ 起きやすいこと 直し方
50字未満 理由が抜けて伝わらない 理由を1文足す
100〜200字程度 結論と理由がそろう このまま保つ
300字超 要点が埋もれる 記事へ分けて案内する

短すぎる答えの問題

「はい」「対応しています」だけの答えには、理由や条件が抜けています。AIが引用しても、利用者の次の疑問には答えられません。理由を1文足すだけで、答えとして使える情報になります。たとえば「無料で試せますか」には、期間と始め方を添えると具体的になります。50字に満たない答えを一覧で拾い、1文ずつ足してみましょう。

短い答えばかりのページは、内容が薄いページに見えやすくなります。1問ごとに理由を足すと、ページ全体の情報量も増えます。

長すぎる答えの分け方

300字を超える答えには、話題が2つ以上混ざっていることがよくあります。その場合は質問を分けるか、詳しい説明を記事に移して案内する方法を選びます。よくある質問には結論と要点だけを残し、記事へのリンクを添えます。こうすると、答えの短さと情報の深さを両立できます。長い答えの段落ごとに、別の問いに分けられないか見直してみましょう。

記事へ移した説明は、記事の見出しとして使えることがあります。よくある質問の答えを記事の要約として書き直すと、短くまとまります。

6. 料金や条件の書き方の注意

料金や条件の答えは、税込か税別か、いつ時点の情報かを明記して書きます。AIは古い料金をそのまま引用することがあり、利用者の誤解につながるからです。金額・期間・対象の3つをそろえると、答えの意味がぶれません。条件が変わりやすい項目には、変更の可能性も一言添えます。

見直しの目安は、料金や条件を改定したその日です。改定の手順書に「よくある質問の修正」を1行加えておくと、直し忘れを防げます。記事やサービス紹介ページの金額とも、同じ日にそろえます。

現場でよくあるのは、料金表だけ直してよくある質問が古いままになっている例です。ページごとに金額が違うと、AIがどちらを使うか分かりません。まずはサイト内の金額をすべて検索し、同じ数字になっているかを確かめてみましょう。

税の表示:税込か税別かを金額のすぐ横に書きます。
時点の明記:改定日や「2026年現在」のように、情報の時点を添えます。
対象の範囲:どのプランや条件に当てはまる金額かを書きます。

注意

よくある質問の答えに、実際の条件より有利に見える書き方をしないでください。契約の条件と食い違う答えは、利用者とのトラブルや表示に関する問題につながるおそれがあります。

金額は税と時点をそろえる

金額には税込か税別かを必ず書き添えます。表記がない金額は、AIが別の条件の金額と混ぜて答えることがあります。改定がある項目には、時点を示す一言を入れておくと誤解を防げます。たとえば「月額3万円(税別)」のように、括弧で条件を添える形が読みやすくなります。サイト内で金額の書き方がそろっているか、一覧にして確かめましょう。

条件や例外は答えの中で完結させる

条件や例外は、答えの中で完結させて書きます。「詳しくはお問い合わせください」だけでは、AIは答えとして使えません。対象外になる条件を1文で示し、そのうえで相談先を案内します。たとえば「一部の業種は対象外です」ではなく、どの業種かを書きます。答えだけを読んで判断できるか、社外の人の目で読み直してみましょう。

例外を書くときは、例外の数を先に示すと読みやすくなります。「対象外は2つあります」と書いてから並べると、読み手が全体をつかめます。

7. FAQPageの構造化データ

FAQPageの構造化データは、質問と答えの組を機械が読める形で示す仕組みです。schema.orgの語彙を使い、ページに書いた質問と答えをJSON-LDで記述します。Question・acceptedAnswer・Answerの3つの型で、1問ずつ組み立てます。構造化データがあると、どこからどこまでが1問かを機械が誤らずに読めます。

Googleの検索結果では、2023年8月以降、よくある質問のリッチリザルトが表示されるのは政府や健康分野の権威あるサイトに限られています。表示されないサイトでも、構造化データはページの内容を機械に伝える手段として残ります。書いた後は、Googleのリッチリザルトテストで記述に誤りがないかを確かめます。

よくある失敗は、ページに表示していない質問を構造化データにだけ書くことです。Googleのガイドラインでは、マークアップする内容はページ上で見えている必要があります。まずは構造化データの質問とページの質問が、1問ずつ一致しているかを確かめましょう。

Question:質問文をページと同じ文で書きます。
acceptedAnswer:1つの質問に対し、答えを1つだけ入れます。
Answer:答えの本文をtextに書き、ページの答えとそろえます。

書く内容とページの一致

構造化データには、ページに表示している質問と答えをそのまま書きます。文を短くしたり言い換えたりすると、ページとの食い違いが生まれます。Googleのガイドラインでは、広告を目的としたよくある質問には使わないよう求めています。同じ質問がサイト内の複数のページにあるときは、1か所だけにマークアップします。ページを直したら、構造化データも同じ日に直しましょう。

作成と点検の手順

WordPressのサイトなら、プラグインやテーマの機能で構造化データを出力できる場合があります。手で書くときは、JSON-LDをページのhead内か本文の中に置きます。トロパスではツールの中でよくある質問の構造化データを作れるほか、AIサイト監査で構造化データの設定を点検できます。公開後はリッチリザルトテストで、エラーと警告がないかを見ます。エラーが出たら、括弧の閉じ忘れや引用符の抜けから確かめましょう。

こちらも読まれています:llms.txtは意味ないのか?置く前に確かめたい役割と限界

8. ページの置き場所と内部リンク

よくある質問ページを中心に4つの要素を放射状に置いています。料金と条件は税と時点をそろえて改定の日に直し、構造化データはページと一致させ、置き場所には常にリンクを置き、答えから記事へ内部リンクを張ります。

よくある質問ページは、トップページから1クリックで届く場所に置くのが基本です。AIや検索のクローラーは、リンクをたどってページを見つけるからです。グローバルメニューかフッターにリンクがあると、どのページからも届きます。奥の階層に置いたページは、見つかるまでに時間がかかることがあります。

URLは「/faq/」のように短く内容が分かる形にします。サービスごとの質問が多いときは、サービス紹介ページの中にそのサービスの質問を置く方法もあります。全体の質問は1ページにまとめ、サービス固有の質問は各ページに分けると重複を避けられます。

よくある失敗は、よくある質問ページへのリンクがどこにもない状態です。サイトマップにはあっても、ページからたどれないと読まれにくくなります。まずはトップページとサービス紹介ページから、よくある質問へリンクが張られているかを確かめましょう。

メニュー:グローバルメニューかフッターに常にリンクを置きます。
サービス紹介:各サービスのページから、関連する質問へ案内します。
記事:記事の末尾から、関連する質問へリンクします。

サイトの中での置き場所

よくある質問は、全体の質問とサービスごとの質問に分けて考えます。会社全体に関わる問いは、1つのよくある質問ページにまとめます。特定のサービスの問いは、そのサービスの紹介ページの中に置くと文脈が伝わります。同じ質問を両方に置くと重複になるため、どちらか一方に決めます。置き場所の一覧を作り、各質問の置き場所を1つに決めてみましょう。

ページが1つで済む規模のサイトなら、全体の質問だけで始めてかまいません。質問が20問を超えたころに、サービスごとへ分けるかを考えます。

内部リンクで答えを深める

よくある質問の答えから、詳しい記事やサービス紹介ページへリンクを張ります。反対に記事の末尾からも、関連する質問へ戻れるようにします。リンクの文言は「こちら」ではなく、リンク先の内容が分かる言葉にします。たとえば「料金の決まり方を詳しく見る」のように書くと、行き先が明確になります。答えごとにリンクが1本あるか、一覧で確かめましょう。

リンク先のページが削除や移動されていないかも、見直しのたびに確かめます。切れたリンクは、答えの信頼を下げる原因になります。

9. 更新の頻度と見直し方

よくある質問は、3か月に1回を目安に見直すと古い情報が残りにくくなります。問い合わせの内容は、季節やサービスの変更で少しずつ変わるからです。新しく増えた問いと答えが古くなった問いの2つの観点で点検します。料金や条件の改定があったときは、定期の見直しを待たずにその日に直します。

見直しの手順は、問い合わせ記録を3か月分集め直すことから始めます。次に、今のページにない問いが上位に入っていないかを確かめます。最後に、AIに同じ質問をして自社の説明が変わったかを見ます。

現場でよく見られるのは、公開したまま1年以上手つかずのページです。終わったキャンペーンの質問が残ると、AIがその情報を答えに使うことがあります。まずは最終更新日をページに記し、次の見直し日を予定表に入れておきましょう。

見直しの時期 確かめること
料金や条件の改定時 金額と条件をすべて直す
3か月ごと 新しく増えた問いと古くなった答え
1年ごと 質問の並び順と置き場所

増えた問いを足す

新しい問いは、問い合わせ記録の上位から拾います。前回の見直しのあとに目安として3回以上聞かれた問いは、追加の候補にします。追加するときは、既存の質問と重ならないかを先に確かめます。重なる場合は、新しい問いを足すのではなく既存の答えを書き直します。追加した質問の日付を控えておくと、次の点検が楽になります。

反対に、ほとんど聞かれなくなった問いは削除の候補です。古い答えを残すより外したほうが、ページ全体の正確さが保たれます。

AIの答えの変化を見る

見直しのたびに、同じ質問をAIに投げて答えを比べます。自社の説明が増えたか、古い情報のままかを見ると、ページを直した効果を確かめられます。トロパスでは回答文が保存されるため、前回の答えと読み比べることができます。AIの答えは聞くたびに変わるため、1回の結果で判断せず数回の傾向で見ます。変化がない問いは、答えの1文目から書き直してみましょう。

比べた結果は、見直しの記録に残しておきます。次の見直しで、どの書き直しが効いたかを振り返れます。

10. 問い合わせ前の疑問に答え続けるサイトのために

問い合わせ前の疑問に答え続けるサイトにするには、よくある質問を育て続ける仕組みを社内に作ることが近道です。一度作って終わりのページでは、問い合わせの変化に追いつけないからです。担当者・見直しの時期・確かめる項目の3つを決めておくと、更新が止まりにくくなります。よくある質問は、利用者の声を集める窓口としても働きます。

役割は、問い合わせを受ける担当者が問いを記録し、Webの担当者がページを直す形が分かりやすいです。月に1回、15分程度の打ち合わせで新しい問いを共有すると、記録が途切れません。AIに聞いてから問い合わせる利用者を想定し、問い合わせ前の疑問に先回りして答えておきます。

よくある失敗は、担当者が決まらないまま更新が止まることです。誰の仕事か曖昧な作業は、忙しい月に後回しになります。まずは見直しの担当者と次の日付を決め、社内の予定表に入れてみましょう。

更新を続ける3つの決めごと

担当者:問いを記録する人とページを直す人を決めます。
時期:3か月ごとと、料金を改定した日に見直します。
項目:新しい問い・古い答え・AIの答えを確かめます。

社内で問いを集める仕組み

問いを集める仕組みは、記録の置き場所を1つに決めることから始めます。電話・メール・フォームの問いを、共有の表に1行ずつ書き足します。質問の言い回しをそのまま残すと、よくある質問の文に使えます。月末に回数の多い問いを並べ替えると、追加の候補がすぐに分かります。まずは表の列を「日付・質問・答えた内容」の3つで作ってみましょう。

よくある質問から記事へ広げる

よくある質問で答えきれない問いは、記事の題材になります。答えが300字を超える問いや、くり返し聞かれる相談は、1本の記事に広げる価値があります。記事を書いたら、よくある質問の答えから記事へリンクを張ります。こうすると、短い答えと詳しい説明がサイトの中でつながります。まずは長くなりがちな問いを1つ選び、記事の見出しを考えてみましょう。

質問の選び方から更新までの要点

AIに引用されるよくある質問ページは、実際の問い合わせから質問を選び、1問ごとに結論から答えることが土台です。そのうえで料金や条件の時点を明記し、FAQPageの構造化データとページの内容をそろえます。置き場所と内部リンクを整え、3か月ごとの見直しを続けると、問い合わせ前の疑問に答え続けるページになります。

質問を選ぶ:問い合わせ記録の上位から、利用者の言葉で書きます。
答えを書く:1文目で結論を言い切り、100〜200字程度に収めます。
整えて続ける:構造化データと内部リンクを整え、担当者と時期を決めます。

よくある質問ページに関するよくある質問

Q
よくある質問は何問くらい用意すればよいですか

A. 最初は10〜20問を目安に始めると管理しやすくなります。

問い合わせ記録の上位から選び、3か月ごとの見直しで足していきます。50問を超えるときは、話題ごとにページを分ける方法もあります。

Q
FAQPageの構造化データは今も入れたほうがよいですか

A. 質問と答えの組を機械に伝える手段として、入れておく価値があります。

リッチリザルトが表示されるサイトは限られますが、ページの内容と一致させて書けば1問の区切りを正しく伝えられます。

Q
答えの長さはどれくらいがよいですか

A. 1問あたり100〜200字程度が目安です。

結論・理由・補足の3文で書くと、この範囲に収まりやすくなります。300字を超えるときは、記事に分けて案内します。

Q
よくある質問ページはどこに置けばよいですか

A. トップページから1クリックで届く場所に置きます。

グローバルメニューかフッターにリンクを置き、サービス紹介ページや記事からも関連する質問へ案内します。

ABOUT THE AUTHORこの記事の執筆者

畔栁 洋志KUROYANAGI YOJI

株式会社TROBZ 代表取締役

保有資格SEO検定1級(全日本SEO協会)

2024年に株式会社TROBZを創業。AI検索・SEO・MEOの対策サービスと、AI分析ツール「トロパス」を自社で開発・提供している。Mission:AI時代の見つかる仕組みを設計する

  • 2024年TROBZを創業
  • 6種類トロパス計測AI数
  • 12件導入事例を掲載
  • 95%以上サービス継続率

COMPANY運営会社

会社名
株式会社TROBZ(トロブズ)
設立
2024年11月12日
所在地
愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階
事業内容
生成AI検索最適化・SEO対策・MEO対策・Webサイト制作 ほか
法人番号
3180001164195

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