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2026/11/8

AIが自社を間違えて紹介していたら?誤った説明を正すための情報の整え方

AIが自社を間違えて紹介していたら?誤った説明を正すための情報の整え方

この記事でわかること
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AIが会社の情報を取り違える主な原因
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公式サイトと外部のページで事実をそろえる手順
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直した後にAIの答えを確かめる間隔

AIが自社について誤った情報を答えているのを見つけ、どう訂正すればよいか分からないという相談が増えています。古い住所や終了したサービス、別の会社と混ざった説明が答えに出ると、問い合わせの機会を失うおそれがあります。結論から言えば、AIの答えを直接書き換えることはできないため、AIが読む情報の側を正しくそろえることが訂正の近道です。公式サイト・店舗の情報・外部のページで同じ事実がそろうと、誤った説明は少しずつ減っていきます。

この記事では、誤りが起きる原因から、最初に直す情報・外部のページへの訂正の頼み方・直した後の確かめ方までを順に整理しました。読み終えるころには、どこから手を付ければ誤りが減るかを判断できるようになります。

1. AIが会社の情報を取り違える主な原因

AIが会社の情報を取り違える主な原因は、古い情報・食い違う情報・似た名前の混同の3つです。AIは、学習した知識や検索で読んだページを材料に答えを作るため、材料の中に誤りや古い情報があれば、そのまま答えに出ることがあります。自社のサイトと外部のページで内容が違うと、どちらが正しいかをAIは判断しにくくなります。さらに、名前の似た会社がある場合は、情報が混ざることもあります。

目安として、誤りを見つけたらどの種類の誤りかを最初に分けます。住所や営業時間のような事実の誤り、終了したサービスのような古さの誤り、別の会社の情報が混ざった誤りでは、直す場所が違います。分けて記録すると、同じ原因の誤りをまとめて直せます。

現場でよく見られるのは、誤りを見つけてもAIの会社に問い合わせるだけで終わる例です。AIの答えは材料しだいで変わるため、材料を直さなければ誤りは残りがちです。まずは誤った答えを保存し、どの種類の誤りかを書き添えましょう。

古い情報:移転前の住所や終了したサービスが材料に残っています。
食い違う情報:自社のサイトと外部のページで内容が違います。
名前の混同:似た名前の会社の情報が混ざっています。

誤りの種類を分けて記録する

誤りの種類を分けて記録するには、誤った答え・正しい事実・誤りの種類の3つを1行に書きます。誤った答えは、答えの文章をそのまま保存します。正しい事実は、今の公式の情報を書きます。誤りの種類は、古い情報・食い違い・混同のどれかを選びます。記録を続けると、どの種類の誤りが多いかが分かり、直す順番を決められます。

まずは3つの列を持つ記録の表を作り、見つけた誤りを書き込みましょう。

出典から原因をたどる

誤りの原因は、答えに示された出典からたどれることがあります。検索して答えるAIでは、答えの近くに参照したページのリンクが示されます。出典を開いて、誤った情報が書かれているかを確かめます。出典に誤りがあれば、そのページが原因の1つと考えられます。出典が示されない答えは、学習した知識から来ている可能性があり、直るまでに時間がかかります。

誤った答えの出典をすべて開いて、誤りが書かれたページを探してみましょう。

関連記事:名古屋市の会社が取り組むAI検索対策。ChatGPTに名前が出る条件の基本

2. 古い住所や終了したサービスが答えに残る理由

AIが会社の情報を取り違える3つの原因を階層の図にしています。移転前の住所や終了したサービスなどの古い情報、自社のサイトと外部のページで食い違う情報、似た名前の会社との混同が誤った説明につながります。

古い住所や終了したサービスが答えに残るのは、ウェブ上に古い情報を書いたページが残り続けているためです。自社のサイトを直しても、紹介ページ・口コミ・過去の報道などに古い情報が残っていれば、AIはそれを材料にすることがあります。また、学習した知識には区切りの時点があり、その後の変化は知識に入っていません。古い情報が長い期間にわたって多くのページで書かれていた場合は、知識として残りやすくなります。

目安として、移転やサービスの終了から1年以上たっても、古い情報が答えに出ることがあります。古い情報が残っているページを探し、数を数えると、どこから直すべきかが見えてきます。自社で直せるページと、掲載先に頼む必要があるページに分けます。

よくある失敗は、自社のサイトの古いページを消さずに残しておくことです。終了したサービスの紹介ページが残っていると、AIが今も提供していると判断するおそれがあります。まずは自社のサイトの中に古い情報が残っていないかを確かめましょう。

外部に残る:紹介ページや口コミに古い情報が残り続けます。
知識に残る:長く書かれていた情報は、学習した知識に残りやすくなります。
自社に残る:終了したサービスのページが残っていることがあります。

自社のサイトに残る古い情報

自社のサイトに残る古い情報は、過去のお知らせ・終了したサービスのページ・古い資料に多く見られます。お知らせは日付があるため、古い情報だと分かる書き方になっていれば問題は小さくなります。終了したサービスのページは、終了したことと代わりのサービスを書くか、ページを整理します。PDFの資料に古い住所が残っていることもあります。サイトの中を古い住所やサービス名で検索すると、残っている場所が見つかります。

サイトの中を古い住所やサービス名で検索し、残っているページを書き出しましょう。

終了したことを伝える書き方

サービスを終了したときは、ページを消すより、終了したことを伝えるほうがよい場合があります。ページを消すと、外部のページからのリンク先が無くなり、終了したという事実が伝わらないことがあります。終了した日と、代わりに案内できるサービスをページの冒頭に書きます。一定の期間がたったら、代わりのサービスのページへ転送する方法もあります。終了の事実を文章で残すことが、誤った説明を減らす助けになります。

終了したサービスのページの冒頭に、終了した日と代わりの案内を書き足しましょう。

3. 誤りが出る質問と出ない質問の切り分け

誤りが出る質問と出ない質問を切り分けると、どの情報が原因かを絞り込めます。同じ会社について聞いても、住所を聞く質問では正しく、サービスを聞く質問では誤るということがあります。質問ごとに誤りの有無を記録すると、誤りが出る質問に共通する情報が見えてきます。その情報が、直すべき材料の手がかりになります。

目安として、住所・営業時間・サービス・料金・会社の概要の5つの観点で質問を作り、各観点で2問ずつ聞きます。AIの答えは聞くたびに変わるため、1つの質問を何度か聞いて誤りが出る割合を見ます。誤りが出る割合の高い観点から直します。

よくある失敗は、1回の答えで誤りを見つけて、すべての情報を直そうとすることです。範囲が広すぎると、直す作業が終わりません。まずは5つの観点で質問を作り、誤りが出る観点を絞りましょう。

観点 質問の例 誤りが出たときに見る情報
住所 〇〇社の所在地は 会社概要・店舗の情報
営業時間 〇〇社は土曜に営業していますか 店舗の情報・よくある質問
サービス 〇〇社は何をしている会社ですか サービスの紹介ページ
料金 〇〇社の料金の目安は 料金のページ・紹介記事
会社の概要 〇〇社の設立や代表者は 会社概要・構造化データ

質問の言い回しを変えて確かめる

誤りの出方は、質問の言い回しによっても変わります。会社名だけで聞く場合と、地域や業種を付けて聞く場合では、参照されるページが違うことがあります。言い回しを2〜3通りに変えて聞くと、誤りがどの言い回しで出るかが分かります。特定の言い回しでだけ誤るなら、その言葉で見つかるページに原因がある可能性があります。言い回しと誤りの有無を、記録の表に並べます。

誤りが出た質問を、言い回しを変えて2回聞き直してみましょう。

AIごとに誤りを比べる

誤りは、AIごとに出方が違うことがあります。あるAIでは正しく、別のAIでは誤るということもあります。どのAIでも同じ誤りが出る場合は、ウェブ上に誤った情報が広く残っている可能性が高くなります。特定のAIだけで誤る場合は、そのAIが参照しているページや、学習した知識に原因があると考えられます。比べることで、直す範囲を絞れます。

同じ質問を3つのAIに聞き、誤りの有無を表に並べてみましょう。

4. 公式サイトで最初に直すべき情報

公式サイトで最初に直すべきなのは、会社名・所在地・連絡先・提供しているサービスの4つの基本の情報です。AIが会社を説明するときに最もよく使う情報であり、誤りがあると影響が大きいためです。基本の情報は、会社概要のページ・フッター・お問い合わせのページなど、サイトの複数の場所に書かれていることが多くあります。すべての場所で同じ表記になっているかを確かめます。

目安として、基本の情報が書かれている場所を一覧にして、表記を1つずつ照らし合わせます。住所の書き方(番地の表記・建物名)や電話番号の書き方がページごとに違うと、食い違いの原因になります。表記を1つに決めて、すべての場所をそろえます。

よくある失敗は、トップページだけ直して、フッターや古いページを見落とすことです。サイトの中で1か所でも古い情報が残っていると、AIがそれを読むことがあります。まずは基本の情報が書かれた場所の一覧を作りましょう。

会社名:正式名称と略称の書き方をそろえます。
所在地と連絡先:番地や電話番号の表記を1つに決めます。
サービス:今提供しているサービスだけを、同じ名前で書きます。

表記をそろえる

表記をそろえるには、正式な表記を1つ決めて文書に残すことから始めます。会社名は、株式会社の位置や英語の表記まで決めます。住所は、番地をハイフンで書くか漢数字で書くかを決めます。サービス名も、略称を使う場合は正式名称との対応を決めます。決めた表記は、サイトだけでなく外部のページへの掲載を頼むときにも使います。

会社名・住所・サービス名の正式な表記を1枚の文書にまとめましょう。

構造化データで基本の情報を伝える

基本の情報は、構造化データでも伝えます。構造化データとは、会社名や所在地などを機械が読める決まった形式で書いたものです。会社概要のページに組織の情報を入れ、ページに表示されている内容と一致させます。所在地や連絡先を変えたときは、本文と構造化データを同じ日に直します。株式会社TROBZのトロパスでは、AIサイト監査で構造化データの状態を点検できます。

会社概要のページで、構造化データの内容が本文と一致しているかを確かめましょう。

あわせて読みたい:自社はChatGPTにどう紹介されているか。AI検索の答えを確かめる手順と見るべき点

5. 会社概要とよくある質問で事実をそろえるコツ

AIの誤った説明を減らすために公式サイトを整える4つの手順を縦に並べています。5つの観点で質問して誤りを絞り、基本の情報の表記を1つに決め、会社概要と構造化データをそろえ、よくある質問で誤りを打ち消します。

会社概要とよくある質問で事実をそろえるコツは、同じ事実を同じ言葉で、両方のページに書くことです。会社概要は基本の情報を一覧で示し、よくある質問は問いと答えの形で同じ事実を説明します。AIは問いと答えの形の文章を答えの材料にしやすいため、よくある質問に事実を書いておくと、誤りの訂正に役立ちます。2つのページで内容が食い違わないように、同じ日に直す運用にします。

目安として、よくある質問には誤りが出やすい観点の問いを加えます。たとえば移転した会社なら「所在地はどこですか」、サービスを終了した会社なら「〇〇のサービスは今も提供していますか」という問いを置きます。答えは結論を先に書き、日付を添えます。

よくある失敗は、会社概要とよくある質問で表記が違うことです。片方だけを直すと、かえって食い違いが生まれます。まずは2つのページを並べて、同じ事実が同じ言葉で書かれているかを確かめましょう。

同じ言葉:2つのページで同じ事実を同じ表記で書きます。
問いを足す:誤りが出やすい観点の問いを、よくある質問に加えます。
同じ日に直す:変更があったら2つのページを一緒に直します。

誤りを打ち消す問いを置く

誤りを打ち消す問いとは、AIが誤って答えている内容を、正しい事実で答える問いのことです。たとえば終了したサービスが答えに出るなら、「〇〇は今も提供していますか」という問いに「2026年〇月に終了しました」と答えます。誤りの内容に合わせた問いを置くと、AIが正しい答えの材料を見つけやすくなります。答えには、代わりに案内できるサービスも添えます。問いの言葉は、実際に聞かれる言い回しに合わせます。

記録した誤りの中から1つ選び、それを打ち消す問いと答えを書いてみましょう。

日付を添えて新しさを伝える

事実を書くときは、いつ時点の情報かを添えると新しさが伝わります。移転やサービスの終了のような変化には、変化があった日付を書きます。よくある質問のページ全体の更新日も表示します。日付があると、AIも読み手も、古い情報と新しい情報を見分けやすくなります。日付を書いた項目は、見直しの時期が来たら優先して確かめます。

よくある質問の答えに、変化のあった日付を書き添えましょう。

6. 外部サイトに残った古い情報の探し方

外部サイトに残った古い情報は、AIの答えの出典と、古い情報の言葉での検索の2つの方法で探します。出典をたどると、AIが実際に読んでいるページが分かります。古い住所や終了したサービスの名前で検索すると、出典には出ていなくても古い情報が残っているページが見つかります。2つの方法で見つけたページを1つの一覧にまとめます。

目安として、一覧にはページの名前・URL・古い情報の内容・連絡先の4つを書きます。出典に出てきたページは、AIが読んでいる証拠があるため優先度を高くします。口コミの場所や地図の店舗情報も、外部の情報として確かめます。

よくある失敗は、見つけたページをすべて同時に直そうとすることです。数が多いと作業が止まります。まずは出典に出てきたページから、順番に直していきましょう。

出典をたどる:AIが実際に読んでいるページを見つけます。
言葉で検索:古い住所やサービス名で検索します。
一覧にする:ページ・URL・古い内容・連絡先を書きます。

出典から優先順位を決める

優先順位は、AIの答えの出典に何度出てくるかで決めます。複数の質問の答えを集め、出典のページを回数の多い順に並べます。何度も出てくるページほど、答えへの影響が大きいと考えられます。株式会社TROBZのトロパスには、AIが答えを作るときに参照したサイトを記録するAI引用元分析の機能があります。出典を集める作業の手間を減らせます。

答えの出典を集め、回数の多い順の一覧を作ってみましょう。

店舗の情報と口コミを確かめる

外部の情報の中でも、Googleに登録した店舗の情報は最初に確かめます。営業時間・所在地・電話番号が、公式サイトと一致しているかを照らし合わせます。自社で管理できる情報なので、誤りがあればすぐに直せます。口コミの中に古い情報が書かれている場合は、返信で今の情報を伝える方法があります。返信は丁寧に、事実だけを書きます。

店舗の情報を開き、公式サイトと一致しているかを1項目ずつ確かめましょう。

7. 掲載先へ訂正を頼むときの伝え方

掲載先へ訂正を頼むときは、誤っている箇所・正しい事実・確かめられる根拠の3つを短く伝えます。掲載先にとっては、どこをどう直せばよいかがすぐ分かる依頼ほど対応しやすくなります。長い説明や宣伝の言葉は、かえって対応を遅らせます。正しい事実の根拠として、公式サイトの該当ページのURLを添えます。

目安として、依頼の文面は5〜10行に収めます。誤っている箇所はページの見出しや文を引用して示し、正しい事実は1文で書きます。依頼した日を記録し、2〜4週間たっても反映されなければ、もう一度丁寧に確認します。

よくある失敗は、訂正の依頼と一緒に掲載内容の追加や宣伝を頼むことです。依頼の目的がぼやけると、対応が後回しになりがちです。まずは訂正だけを短く頼む文面を作りましょう。

訂正を頼む文面の3つの要素

箇所:誤っている文や見出しを引用して示します。
事実:正しい情報を1文で書きます。
根拠:公式サイトの該当ページのURLを添えます。

文面の例と書き方

文面は、あいさつ・依頼の内容・根拠・お礼の順に書きます。依頼の内容では、「〇〇のページに『旧住所』とありますが、2026年〇月に移転し、現在は『新住所』です」のように書きます。根拠として公式サイトのURLを添え、確認をお願いします。お礼の言葉で締め、返信の期限は求めません。相手の負担を減らす書き方が、早い対応につながります。

記録した誤りの中から1つ選び、訂正を頼む文面を書いてみましょう。

依頼の記録を残す

依頼した内容は、掲載先ごとに記録を残します。記録には、依頼した日・依頼の内容・返信の有無と反映された日を書きます。反映されたかどうかは、掲載先のページを開いて確かめます。反映されたページが、AIの答えの出典に出るかも月ごとに確かめます。記録があれば、担当者が替わっても続きから進められます。

依頼の記録の表を作り、今月依頼した掲載先を書き込みましょう。

こちらも読まれています:AIはどのサイトを読んで答えている?AI引用元の調べ方と次に載るべき先の決め方

8. 直したあとにAIの答えを確かめる間隔

自社で直す情報と掲載先に頼む情報を左右に比べています。店舗の情報を照合してその日のうちに直し2週間後に巡回を確かめる流れと、出典から優先を決めて短い文面で依頼し数週間後に確かめる流れを並べ、1か月ごとに誤りが出る割合を比べます。

直したあとは、2週間後に途中の確認、1か月ごとに本格的な確認という間隔で答えを確かめます。情報を直しても、AIや検索の仕組みがページを読み直すまでには時間がかかります。直した翌日に答えを確かめても、変わっていないのが普通です。間隔を決めておくと、変わらないことに焦らずに済みます。

目安として、検索して答えるAIでは数週間から1〜2か月で答えに変化が表れることがあります。学習した知識から答えるAIでは、さらに時間がかかることがあります。同じ質問を何度か聞いて誤りが出る割合を記録し、直す前と比べます。

よくある失敗は、変わらないからといって同じ情報を何度も書き換えることです。書き換えるたびに内容がぶれ、かえって食い違いが生まれます。まずは直した日と確かめる日を記録の表に書き込みましょう。

2週間後:直したページが読み直されたかを確かめます。
1か月ごと:同じ質問で誤りが出る割合を比べます。
記録:直した日と確かめる日を表に書きます。

読み直されたかを確かめる

直したページが読み直されたかは、Search Consoleの巡回の日で確かめられます。ページごとに、最後に巡回された日が表示されます。直した日より後に巡回されていれば、新しい内容が読まれたと考えられます。巡回が来ないページは、サイトの中のほかのページからリンクでたどれるかを確かめます。読み直されてから、答えの変化を待ちます。

直したページの最後に巡回された日を、Search Consoleで確かめてみましょう。

誤りが出る割合で比べる

答えの変化は、誤りが出る割合で比べます。1つの質問を5回聞いて3回誤っていたなら、誤りが出る割合は60%です。直した後に同じ回数聞いて割合が下がれば、訂正が効き始めていると考えられます。1回の答えだけで判断すると、偶然の揺れに振り回されます。割合の推移を月ごとに並べます。

誤りが出た質問を5回ずつ聞き、直す前の割合を記録しておきましょう。

9. 誤りを放置したときに起きる問い合わせの取りこぼし

誤りを放置すると、問い合わせや来店の機会を、気づかないまま失うことになります。AIの答えを読んだ人が、誤った住所に向かったり、終了したサービスを求めて問い合わせたりすると、会社への信頼が下がります。さらに、誤りが原因で問い合わせをやめた人は、その事実を会社に伝えません。そのため、取りこぼしは数字に表れにくいという難しさがあります。

目安として、問い合わせの記録の中に「AIで見た」「ChatGPTで調べた」のような言葉が無いかを確かめます。終了したサービスについての問い合わせや、古い住所に関する問い合わせが続く場合は、AIの答えが原因の可能性があります。問い合わせの窓口で、どこで情報を見たかを聞く項目を加えます。

よくある失敗は、誤りを小さな問題と考えて後回しにすることです。誤りは時間がたつほどウェブ上に広がり、直すのに時間がかかります。まずは問い合わせの記録を3か月分見直しましょう。

信頼の低下:誤った情報で来店や問い合わせが空振りします。
見えにくさ:問い合わせをやめた人は理由を伝えません。
気づく方法:問い合わせの窓口で、情報を見た場所を聞きます。

問い合わせの記録から兆しを探す

取りこぼしの兆しは、問い合わせの内容の変化に表れます。終了したサービスについての問い合わせや、古い料金を前提にした相談が続く場合は、誤った情報が出回っている可能性があります。窓口の担当者に、最近おかしな問い合わせが無いかを聞きます。兆しを見つけたら、同じ内容をAIに聞いて確かめます。窓口とAIの答えを結び付けて見ると、原因が早く分かります。

窓口の担当者に、最近の気になる問い合わせを3つ挙げてもらいましょう。

誤りの影響を社内で共有する

誤りの影響は、具体的な例を添えて社内で共有します。誤った答えの文章と、それによって起きた問い合わせを並べて見せると、問題の大きさが伝わります。直すのにかかる時間と手順も一緒に伝えると、協力を得やすくなります。共有は月に1回の報告にまとめ、直した後の変化も伝えます。共有を続けると、社内で誤りに気づく人が増えます。

次の報告に、誤った答えの例と直した内容を1つ載せてみましょう。

10. 正しい姿で紹介され続ける会社になるために

正しい姿で紹介され続けるには、情報を変えるたびに、直す場所の一覧に沿って同じ日にそろえる運用が基本です。一度誤りを直しても、移転やサービスの変更のたびに新しい食い違いが生まれます。直す場所を一覧にしておけば、変更のたびに漏れなくそろえられます。あわせて、AIの答えを月に1回確かめる習慣を続けます。

目安として、直す場所の一覧には公式サイト・店舗の情報・構造化データ・よくある質問・外部の掲載先の5つの区分を入れます。変更があった日に、一覧の上から順に直していきます。2026年現在、AIの答えの仕組みは更新が続いているため、確かめる習慣を持つことが誤りの早期発見につながります。

よくある失敗は、担当者の頭の中だけで直す場所を覚えていることです。担当者が替わると、直し漏れが起きます。株式会社TROBZのトロパスは、6つのAIに質問を投げ、自社がどう説明されたかを答えの文章で読み返せる分析ツールです。

一覧:直す場所を5つの区分で一覧にします。
同じ日:変更があった日に、一覧の上から順に直します。
確かめる:AIの答えを月に1回確かめます。

直す場所の一覧を作る

直す場所の一覧は、区分・場所・管理している人の3つの列で作ります。区分ごとに、具体的なページや登録先を書き出します。外部の掲載先は、連絡先も一緒に書きます。一覧は担当者以外も見られる場所に置き、変更のたびに使います。新しい掲載先が増えたら、その都度一覧に加えます。

まずは5つの区分で、直す場所の一覧を作ってみましょう。

月に1回の確かめを続ける

月に1回の確かめでは、誤りが出やすい観点の質問を同じ条件で聞きます。答えの文章を保存し、誤りが出る割合と新しい誤りを記録します。新しい誤りを見つけたら、記録の表に加えて原因をたどります。確かめる日を決めて予定に入れておくと、忙しい月にも止まりません。3か月分の記録がたまると、誤りが減っているかを判断できます。

来月の予定に、AIの答えを確かめる日を入れておきましょう。

情報の側をそろえてAIの誤った説明を減らす

AIが自社を誤って紹介するのは、古い情報や食い違う情報、似た名前の混同が材料に含まれているためです。AIの答えを直接書き換えることはできないため、公式サイトの基本の情報をそろえ、会社概要とよくある質問で同じ事実を書き、外部のページには訂正を短く頼みます。直した後は間隔を決めて、誤りが出る割合を確かめます。変更のたびに直す場所の一覧を使い、正しい情報を保ちます。

原因:古い情報・食い違い・混同の3つに分けて記録します。
直す:公式サイトから始め、外部の掲載先へ訂正を頼みます。
確かめる:1か月ごとに誤りが出る割合を比べます。

AIの誤情報の訂正に関するよくある質問

Q
AIの答えの誤りを直接訂正できますか

A. 答えを直接書き換えることはできません。

AIが読む公式サイトや外部のページの情報を正しくそろえることで、誤った説明を減らしていきます。

Q
誤りを直してからどのくらいで答えが変わりますか

A. 検索して答えるAIでは数週間から1〜2か月が目安です。

学習した知識から答えるAIでは、さらに時間がかかることがあります。

Q
外部のサイトの古い情報はどう直せばよいですか

A. 掲載先に訂正を短く頼みます。

誤っている箇所・正しい事実・公式サイトの該当ページのURLの3つを、5〜10行の文面で伝えます。

Q
誤りを見つけたら最初に何をすればよいですか

A. 誤った答えを保存し、種類を分けます。

古い情報・食い違い・混同のどれかを書き添えると、直す場所を絞り込めます。

ABOUT THE AUTHORこの記事の執筆者

畔栁 洋志KUROYANAGI YOJI

株式会社TROBZ 代表取締役

保有資格SEO検定1級(全日本SEO協会)

2024年に株式会社TROBZを創業。AI検索・SEO・MEOの対策サービスと、AI分析ツール「トロパス」を自社で開発・提供している。Mission:AI時代の見つかる仕組みを設計する

  • 2024年TROBZを創業
  • 6種類トロパス計測AI数
  • 13件導入事例を掲載
  • 95%以上サービス継続率

COMPANY運営会社

会社名
株式会社TROBZ(トロブズ)
設立
2024年11月12日
所在地
愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階
事業内容
生成AI検索最適化・SEO対策・MEO対策・Webサイト制作 ほか
法人番号
3180001164195

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