KNOWLEDGE HUB
ナレッジハブ
2026/11/4
AIに名前を覚えてもらう!サイテーションの増やし方と外部サイトでの言及の整え方

サイテーションとリンクの違いと、AIが言及を参考にする理由
会社名・住所・電話番号の表記をそろえる手順
言及の訂正を依頼し、増えたかを記録する方法
AIに自社の名前を正しく紹介してもらうには、自社サイトの外でどう書かれているか、つまりサイテーションを整えることが欠かせません。自社サイトをいくら直しても、AIの答えに名前が出ない・説明が古いという悩みを持つ担当者は少なくないでしょう。結論から言えば、外部サイトでの言及の数を増やし、表記をそろえることが、AIに名前を覚えてもらう近道です。
この記事では、業界団体やポータルでの載り方の点検から訂正の依頼の文面、記録の付け方までを実務の順に整理しました。読み終えるころには、どのサイトの言及から手を付けるかまで判断できるようになります。
1. サイテーションとリンクの違い
サイテーションとリンクの違いは、リンクがなくても名前や住所の記載そのものが言及として数えられる点にあります。リンクはページどうしをつなぐ仕組みで、押すと自社サイトへ移ります。サイテーションは、外部サイトに会社名・住所・電話番号などが書かれていることを指す言葉です。リンクが付いていなくても、どこで・どう書かれているかが情報として残ります。
サイテーションに含まれる情報は、主に4つの種類に分けられます。会社名・住所・電話番号の3つは、英語の頭文字からNAPと呼ばれることもあります。これに、事業の内容を説明する紹介文が加わります。2026年現在、AIは答えを作るときにウェブ上の情報を参照することがあり、外部サイトの紹介文が答えの言葉に使われる場面もあります。
よくある失敗は、リンクの数だけを数えて言及を見落とすことです。リンクのない紹介記事や団体の名簿にも、自社の情報は載っています。まずは自社の名前が載っている外部サイトを、リンクの有無にかかわらず書き出してみましょう。
リンクの役割とサイテーションの役割
リンクとサイテーションは、役割が違うものとして扱います。リンクは、読者を自社サイトへ運ぶ通り道の役割を持ちます。サイテーションは、自社がどんな会社かを外部の言葉で示す役割を持ちます。たとえば業界団体の名簿に社名と所在地だけが載っている場合、リンクはなくても実在する会社であることの手がかりになります。2つを分けて記録すると、どちらが足りないかが見えます。
外部サイトの一覧に、リンクの有無の欄を足しておきましょう。
言及として数えられる情報
言及として数えられる情報は、名前だけの記載から紹介文の付いた記載まで幅があります。社名だけが並ぶ名簿は、最も簡単な言及です。所在地や電話番号が添えられると、同じ会社だと見分けやすくなります。さらに事業の説明や強みが書かれていれば、AIが答えに使える言葉も増えます。情報の量が多い言及から優先して整えると、手間に対して効果の大きい順に進められます。
書き出した外部サイトを、情報の量で3段階に分けてみましょう。
関連記事:AIはどのサイトを読んで答えている?AI引用元の調べ方と次に載るべき先の決め方
2. AIが外部サイトの言及を参考にする理由

AIが外部サイトの言及を参考にするのは、1つのサイトだけでなく複数の情報源を照らし合わせて答えを作ることがあるからです。自社サイトの説明は、どうしても自社の視点に寄ります。外部サイトで同じ内容が書かれていると、その情報は第三者からも裏付けられた形になります。複数の場所で同じことが書かれているほど、答えの材料として使いやすくなります。
ChatGPTやPerplexity、GoogleのAI Overviewsのように、答えと一緒に参照したページを示すAIもあります。参照元を見ると、自社サイトより先にポータルや紹介記事が使われていることに気づく場面があります。参照元に自社の情報が無いサイトが並んでいれば、そこが言及を増やす候補になります。目安として、自社の業種で聞かれそうな質問を5問ほど決め、参照元を書き出すところから始めると全体がつかめます。
現場でよく見られるのは、自社サイトだけを直して外部の情報を放置するケースです。外部サイトに古い説明が残っていると、AIがその説明を使い続けることがあります。まずはAIの答えに表示される参照元を確かめ、自社の情報がどこで使われているかを見てみましょう。
第三者の言葉が持つ重み
第三者の言葉は、自社の説明を裏付ける材料として働きます。自社サイトに「地域で長く続く会社」と書くだけでは、自己紹介の域を出ません。取引先や団体のサイトで同じ内容が紹介されていると、外部から見た事実として読まれます。AIが会社を紹介するときも、こうした外部の説明が言葉の材料になることがあります。自社の強みが外部でどう書かれているかを読むと、伝わっている点と伝わっていない点が分かります。
外部サイトの紹介文から、自社の強みに触れた一文を探してみましょう。
言及が少ない会社に起きること
言及が少ない会社では、AIが答えを作る材料そのものが足りない状態になります。材料が自社サイトだけだと、AIの答えに名前が出にくくなることがあります。名前が出ても、説明が短く一般的な言葉にとどまりがちです。同じ地域や業種で言及の多い会社があれば、そちらが先に挙がる場面も出てきます。言及の数と中身の両方を見て、足りない方から補うことが大切です。
自社と競合の名前で検索し、外部サイトに載っている数を比べてみましょう。
3. 会社名・住所・電話番号の表記をそろえる重要性
会社名・住所・電話番号の表記をそろえる重要性は、AIや検索エンジンが同じ会社の情報だと見分けやすくなる点にあります。社名の書き方や住所の表記がサイトごとに違うと、別の会社の情報に見えることがあります。言及の数が多くても、表記がばらばらでは1つの会社の情報として積み上がりません。言及を増やす前に、まず表記を整えることが順番として先です。
そろえる作業は、基準の表記を1つ決める→自社サイトを直す→外部サイトを直すの3段で進めます。基準の表記は、登記上の正式名称と、番地まで省略しない住所、代表の電話番号で決めます。決めた表記は社内で共有し、名刺や資料にも同じものを使います。外部サイトの数が多い場合は、情報の量が多いサイトから順に直します。
よくある失敗パターンは、担当者ごとに違う表記で登録してしまうことです。ポータルへの登録や団体への届け出を別々の人が行うと、略称や旧住所が混ざります。まずは基準の表記を1枚の表にまとめ、登録を担当する全員に配りましょう。
| 項目 | 基準の決め方 | よくあるずれ |
|---|---|---|
| 会社名 | 登記上の正式名称 | 株式会社の位置・略称 |
| 住所 | 番地と建物名まで省略しない | 丁目の書き方・旧住所 |
| 電話番号 | 代表の番号に統一 | 部署の番号・古い番号 |
基準になる表記の決め方
基準になる表記は、登記上の正式名称と、省略しない住所を土台に決めます。株式会社が前に付くか後ろに付くかも、正式名称のとおりにそろえます。住所は丁目・番地・号の書き方を1つに決め、建物名と階数まで含めます。電話番号は、問い合わせを受ける代表の番号を基準にします。英語表記を使う場合も、表記を1つに固定しておくと迷いません。
登記の内容を確かめ、基準の表記を社内で1つに決めましょう。
自社サイトの表記から直す
外部サイトを直す前に、自社サイトの表記を基準にそろえます。会社概要・お問い合わせ・フッターなど、社名や住所が載る場所は複数あります。ページごとに表記が違うと、外部サイトに訂正を頼むときの根拠が弱くなります。構造化データで会社の情報を示している場合も、ページの表記と同じ内容にそろえます。自社サイトの全ページで同じ表記になってから、外部サイトの点検に進みます。
自社サイトで、社名と住所が載っているページをすべて書き出しましょう。
4. 業界団体や取引先サイトでの紹介のされ方
業界団体や取引先サイトでの紹介は、業種と実在を第三者が示してくれる言及として価値があります。団体の会員名簿に載っていれば、その業種の会社であることが外部から裏付けられます。取引先の導入事例やパートナー紹介に載れば、何をしている会社かが具体的な言葉で残ります。どちらも自社では書けない種類の言及です。
点検するときは、掲載の有無・表記・紹介文の3点を見ます。所属している団体や取引のある会社を一覧にし、それぞれのサイトで自社の名前を探します。載っていれば表記が基準と一致しているかを確かめ、紹介文があれば事業の説明が今の内容と合っているかを読みます。目安として、所属団体と主な取引先を合わせて10か所ほど確かめると、全体の傾向がつかめます。
よくある失敗は、何年も前に届け出た情報がそのまま残っていることです。名簿の情報は、自分から変更を届け出ないと更新されないことが多くあります。まずは所属している団体の名簿から、自社の載り方を確かめてみましょう。
団体の名簿に載る情報の整え方
団体の名簿に載る情報は、届け出た内容がそのまま使われるのが一般的です。社名・住所・電話番号に加えて、事業の内容を短く書く欄がある名簿もあります。この欄には、自社の強みが伝わる一文を入れておくと紹介文として生きます。変更の届け出の方法は団体ごとに違うため、事務局に確かめてから進めます。移転や電話番号の変更があったときは、名簿の更新も手順に入れておきます。
所属団体ごとに、名簿の変更の届け出方を確かめておきましょう。
取引先に紹介をお願いするとき
取引先に紹介をお願いするときは、相手の手間が少ない形で材料を渡します。紹介文の案・正式な社名と住所・ロゴなどを1つにまとめて送ると、相手は貼り付けるだけで済みます。紹介文には、取引の中身が分かる具体的な言葉を入れると、何をしている会社かが伝わります。お願いするのは、すでに良い関係ができている取引先に限ります。相手のサイトの方針に合わない場合は、無理に頼まないことも大切です。
関係の長い取引先を1社選び、紹介の材料を1つにまとめてみましょう。
あわせて読みたい:名古屋市の会社が取り組むAI検索対策。ChatGPTに名前が出る条件の基本
5. ポータルや比較サイトに載る情報の点検

ポータルや比較サイトの情報は、AIの答えの参照元として使われやすい場所なので優先して点検します。業種別のポータルや地図サービス、口コミサイトには、自社が登録していなくても情報が載っていることがあります。こうしたサイトは情報がまとまっているため、AIが会社を比べる答えを作るときの材料になりやすいのです。古い情報が残っていると、その内容が答えに使われるおそれがあります。
点検の手順は、載っているサイトを洗い出す→表記を確かめる→直し方を調べるの3段です。洗い出しには、自社の名前での検索と、AIの答えに出る参照元の確認を組み合わせます。株式会社TROBZのトロパスでは、AI引用元分析でAIが答えを作るときに参照したサイトが記録されます。AIがよく読んでいるのに自社の情報がまだ無い掲載候補サイトも分かるため、点検と追加の両方に使えます。
よくある失敗は、自社で登録したサイトだけを点検することです。利用者の投稿や自動の収集で作られたページにも、自社の情報は載ります。まずは自社の名前で検索して出てくるポータルを、登録の有無にかかわらず一覧にしましょう。
自社で直せる情報と直せない情報
ポータルの情報は、自社で直せるものと、運営に依頼が要るものに分かれます。事業者用の管理画面があるサイトなら、ログインして自社で直せます。管理画面が無いサイトや、利用者の投稿で作られたページは、運営への問い合わせで直してもらいます。直し方を先に分けておくと、作業の順番が決まります。自社で直せるものから先に終わらせると、短い期間で表記のずれを減らせます。
一覧に、自社で直せるかどうかの欄を足しておきましょう。
比較サイトの紹介文を読む
比較サイトでは、自社がどんな言葉で紹介されているかを読みます。料金や特徴の欄が古いままだと、比べる読者にもAIにも誤った印象を与えます。競合と並んだときの説明の差も、比較サイトならまとめて確かめられます。自社の強みが書かれていなければ、運営に情報の更新を頼める場合があります。紹介文の中で事実と違う点に印を付け、訂正を頼む材料にします。
比較サイトの紹介文を読み、今の事業と違う点に印を付けましょう。
トロパスの計測では2026年10月に計測している26サイト・23社について、AIが参考にしたページの上位30件に多く入るサイトを見ています。ポータルや比較サイトではjalan.netが7社のサイトで上位に入り、goo-net.comとmy-best.comはそれぞれ4社のサイトでした。AIの材料にこうしたサイトが含まれることがあり、載っている情報を点検する意味はあると考えられます。どのサイトが上位に入るかは業種で変わる可能性があり、1か月のこの範囲の数字で市場全体を表すものではありません。
6. 表記ゆれがAIの答えの誤りにつながる仕組み
表記ゆれがAIの答えの誤りにつながるのは、古い情報や別の書き方が混ざると、AIがどれを正しいか判断しにくくなるからです。外部サイトに旧住所と新住所が両方残っていると、答えにどちらが使われるかは定まりません。社名の略称が別の会社の名前と似ていれば、情報が取り違えられるおそれもあります。表記ゆれは、言及の数を増やす努力を打ち消してしまいます。
表記ゆれは、旧住所・略称・古い電話番号の3つで起きやすくなります。移転した会社では、移転前の住所が名簿やポータルに残りがちです。略称や英語表記を使い分けていると、同じ会社の情報が別々に扱われることがあります。電話番号を変えたあとに古い番号が残っていると、つながらない番号が案内されることもあります。
よくある失敗パターンは、移転や番号の変更を自社サイトだけで済ませることです。外部サイトには、変更の連絡をしない限り古い情報が残ります。まずは最近の変更を3年分ほどさかのぼり、外部に古い情報が残っていないかを確かめましょう。
| ずれの種類 | 起きやすい場面 | 答えへの影響 |
|---|---|---|
| 旧住所 | 移転のあとに名簿を直していない | 誤った場所を案内される |
| 略称 | 正式名称と略称を使い分けている | 別の会社として扱われる |
| 古い電話番号 | 番号を変えたあとに外部が古いまま | つながらない番号が出る |
古い情報が残り続ける理由
古い情報が残り続けるのは、外部サイトは自社の変更を知らないからです。名簿やポータルは、届け出や更新の依頼がなければ同じ内容を表示し続けます。さらに、古い情報を元にした別のページが作られると、誤りが複数の場所に広がることがあります。移転から時間がたつほど、古い住所の載ったページは増えやすくなります。変更のたびに外部の一覧を見直す手順を作っておくと、広がる前に止められます。
社内の変更の手順に、外部サイトの見直しを1行加えましょう。
AIの答えで誤りを見つける
AIの答えに誤りが出ていないかは、自社の名前と所在地を聞く質問で確かめます。「〇〇という会社の住所は」「〇〇の連絡先は」のように、事実を問う質問が向いています。答えに旧住所や古い番号が出たら、参照元のページを確かめて元の情報を探します。参照元が表示されないAIでも、同じ誤りが載っているサイトを検索で探せます。誤りの元になっているサイトが分かれば、訂正の依頼先が決まります。
自社の名前で、住所と連絡先を聞く質問をAIに投げてみましょう。
7. 自社の言及を探すときの検索のコツ
自社の言及を探すときは、社名を引用符で囲み、自社サイトを除いて検索するのが基本のコツです。社名をそのまま検索すると、自社サイトのページが上位を占めて外部の言及が見えにくくなります。Googleでは、語句を「”」で囲むとその語句を含むページに絞れます。さらに「-site:自社のドメイン」を加えると、自社サイトを結果から外せます。
探す語は、正式名称・略称・旧社名・住所・電話番号の5つに分けて検索します。電話番号での検索は、社名の書き方が違うページを見つけるのに役立ちます。住所での検索では、旧住所のまま載っているページを探せます。目安として、5つの語でそれぞれ検索結果の上位を確かめると、主な言及の場所が一通り見えてきます。
現場でよく見られるのは、正式名称だけで検索して終えるケースです。略称や旧社名で載っているページは、正式名称の検索では見つかりません。まずは5つの語の一覧を作り、1つずつ検索して結果を記録しましょう。
電話番号と住所で探す
電話番号と住所での検索は、社名の書き方が違うページを見つけるのに向いています。社名が略称や英語表記で載っていても、電話番号が同じなら同じ会社の情報だと分かります。電話番号はハイフンの有無で結果が変わることがあるため、2通りの書き方で探します。住所は番地まで入れて検索すると、無関係なページが減ります。旧住所と旧番号でも検索すると、残っている古い情報が見つかります。
今の番号と旧番号で、ハイフンの有無を変えて検索してみましょう。
見つけた言及を一覧にまとめる
見つけた言及は、サイト名・URL・載っている情報・表記の正誤を1行ずつ一覧にします。一覧にすると、同じサイトを何度も確かめる手間が省けます。表記が基準と違う行には印を付け、直す優先順位を書き込みます。紹介文がある行には、内容が今の事業と合っているかも記録します。一覧を表計算のファイルで共有すると、複数の担当者で作業を分けられます。
見つけた言及を、4つの欄の一覧にまとめてみましょう。
こちらも読まれています:GEOにおける「引用(Citation)」獲得戦略:リンクを超えて、AIに「信頼」されるための新常識
8. 情報の訂正を依頼するときの文面の要点

情報の訂正を依頼するときは、どのページの・どの情報を・何に直すかを1通で分かるように書くことが要点です。運営側は多くの依頼を受けているため、要点が分からない依頼は後回しになりがちです。ページのURLと、今の表記と正しい表記を並べて示すと、相手は確認の手間なく直せます。依頼の文面は短く、事実だけを書きます。
文面には、名乗り・対象のページ・直してほしい内容・根拠・連絡先の5つを入れます。根拠には、自社サイトの会社概要のURLなど、正しい情報を確かめられる場所を示します。トロパスの掲載依頼の機能では、掲載候補サイトへの依頼の文面をAIが下書きするため、文面を一から考える手間を減らせます。目安として、返事がないときは2週間ほどあけて1度だけ確認の連絡を入れます。
よくある失敗は、複数の訂正を説明なしに並べて送ることです。どの情報が正しいのかが伝わらないと、相手は直す判断ができません。まずは直す箇所を1行ずつ並べたひな形を作り、依頼のたびに使い回しましょう。
訂正の依頼で特に大切な3つの要素
依頼先の窓口を見つける
依頼先の窓口は、問い合わせフォーム・掲載者向けの窓口・事務局のどれかであることが多くあります。ポータルでは、掲載している事業者向けの専用の窓口が用意されていることがあります。団体の名簿は、事務局への連絡で直してもらうのが一般的です。窓口が見つからないときは、サイトの運営者の情報のページから連絡先を探します。窓口と連絡した日を一覧に記録しておくと、返事の確認が楽になります。
一覧の各行に、依頼先の窓口の欄を足しておきましょう。
断られたときや返事がないとき
依頼が断られたときや返事がないときは、無理に追わず、ほかの言及を増やす方向に切り替えます。運営の方針で、利用者の投稿や過去の記事は直せない場合もあります。その場合は、正しい情報が載った言及を別の場所で増やし、正しい情報の割合を高めることを目指します。何度も催促すると、相手との関係を損なうおそれがあります。確認の連絡は1度までと決めておくと、判断に迷いません。
返事のない依頼に、次に取る手を1行書き添えておきましょう。
9. 言及が増えたかを確かめる記録の付け方
言及が増えたかを確かめるには、外部サイトの一覧とAIの答えを、同じ日に月1回記録する形が続けやすい方法です。外部サイトの数だけを数えても、AIの紹介が変わったかは分かりません。反対にAIの答えだけを見ても、何が効いたのかが分かりません。2つを並べて記録すると、言及の変化と答えの変化を結びつけて読めます。
記録する項目は、言及のあるサイトの数・表記が正しい割合・AIの答えで名前が出た質問の数の3つです。AIの答えは聞くたびに変わるため、同じ質問を何度か聞き、名前が出た割合で見ます。トロパスでは、6つのAIに同じ質問を投げて返ってきた回答文を保存できるため、月ごとの答えの文章を読み比べられます。毎月同じ日に記録すると、前の月との差が比べやすくなります。
よくある失敗は、作業の記録だけを残して結果を記録しないことです。訂正を何件依頼したかは分かっても、AIの紹介が変わったかが分からなければ次の手が決まりません。まずは3つの項目を書く表を作り、今月の数字から記録を始めましょう。
月1回の記録の手順
月1回の記録は、一覧の更新→AIへの質問→表への書き込みの順で進めます。一覧の更新では、前の月から増えた言及と直った表記を書き足します。AIへの質問は、毎月同じ質問を使うことで月ごとの差が比べられます。表には数字と一緒に、答えの文章の気になった部分を短く残します。作業の時間を1回1時間ほどに決めておくと、負担を増やさずに続けられます。
来月の予定に、記録の日を1時間入れておきましょう。
変化を読むときの注意点
変化を読むときは、1か月の上下で判断しないことが大切です。AIの答えは同じ質問でも日によって変わるため、1か月の差には揺れが含まれます。3か月ほどの流れで見ると、言及を整えた効果かどうかを判断しやすくなります。外部サイトの訂正は、反映までに時間がかかることもあります。作業をした月と答えが変わった月を並べて読むと、効いた作業が見えてきます。
記録の表に、3か月ごとの振り返りの欄を設けておきましょう。
10. 外部での評判を整えAIの紹介を確かなものにするために
外部での評判を整えてAIの紹介を確かなものにするには、表記をそろえ、正しい言及を少しずつ増やし、記録で確かめる流れを続けることが近道です。1度整えても、移転や事業の変化があれば外部の情報はまた古くなります。言及の整備は、1回で終わる作業ではなく定期的な手入れとして扱います。続けるほど、AIが使える正しい材料が外部に積み上がります。
続けるための目安は、月1回の記録と、年1回の全体の見直しです。月1回の記録では、AIの答えと外部の一覧の変化を確かめます。年1回の見直しでは、基準の表記と所属団体・取引先の一覧を更新します。自社サイトの更新と外部の手入れを同じ予定表で管理すると、社内の作業と外部の手入れを1つの流れで進められます。
よくある失敗は、最初の点検で疲れて手入れをやめてしまうことです。最初の洗い出しは手間がかかりますが、2回目からは差分を確かめるだけで済みます。まずは今月中に基準の表記と外部の一覧の2つを作り、来月から記録を始めましょう。
新しい言及を自然に増やす
新しい言及は、事業の活動を外に伝える機会から自然に増やします。団体の活動への参加や取引先との共同の取り組みは、紹介される機会になります。セミナーへの登壇や地域の催しへの協力も、外部のサイトに名前が載るきっかけになります。言及を増やすためだけの掲載は、紹介文が薄くなりがちです。活動の中身が伝わる言及を目指すと、AIが使える言葉も増えます。
今年の活動を振り返り、外部に紹介を頼める機会を3つ書き出しましょう。
社内で続ける仕組みを作る
社内で続けるには、担当者と手順を決めて、変更のたびに動く仕組みを作ります。移転・電話番号の変更・事業の追加などがあったら、外部の一覧を見直す決まりにします。担当者が1人でも、手順を書き残しておけば引き継げます。記録の表と依頼のひな形を同じ場所に置くと、誰でも作業を再開できます。仕組みとして残すことが、言及の手入れを長く続けるための土台です。
外部の手入れの担当者を決め、手順を1枚にまとめておきましょう。
外部の言及を整えてAIの紹介を確かにする
AIに名前を覚えてもらうには、自社サイトの外での言及を整えることが欠かせません。サイテーションはリンクがなくても会社の情報として残り、AIが答えを作るときの材料になることがあります。基準の表記を1つに決めて外部をそろえることから始め、団体や取引先での正しい言及を増やします。訂正の依頼は要点を1通にまとめ、月1回の記録でAIの答えの変化を確かめます。
サイテーションとAIに関するよくある質問
サイテーションとはリンクと何が違いますか
A. リンクがなくても数えられる言及です。
外部サイトに会社名・住所・電話番号や紹介文が書かれていれば、リンクの有無にかかわらず会社の情報として残ります。
表記ゆれはAIの答えに影響しますか
A. 影響することがあります。
旧住所や略称が混ざると同じ会社の情報だと見分けにくくなり、古い住所や番号が答えに出るおそれがあります。
自社の言及はどうやって探せばよいですか
A. 社名を引用符で囲んで検索します。
自社のドメインを除外し、略称・旧社名・住所・電話番号でも検索すると、外部の言及を一通り見つけられます。
言及を整えた効果はどう確かめますか
A. 外部の一覧とAIの答えを月1回記録します。
同じ質問で名前が出た割合を残し、1か月ではなく3か月ほどの流れで変化を読みます。
ABOUT THE AUTHORこの記事の執筆者
畔栁 洋志KUROYANAGI YOJI
株式会社TROBZ 代表取締役
保有資格SEO検定1級(全日本SEO協会)
2024年に株式会社TROBZを創業。AI検索・SEO・MEOの対策サービスと、AI分析ツール「トロパス」を自社で開発・提供している。Mission:AI時代の見つかる仕組みを設計する
- 2024年TROBZを創業
- 6種類トロパス計測AI数
- 13件導入事例を掲載
- 95%以上サービス継続率
COMPANY運営会社
- 会社名
- 株式会社TROBZ(トロブズ)
- 設立
- 2024年11月12日
- 所在地
- 愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階
- 事業内容
- 生成AI検索最適化・SEO対策・MEO対策・Webサイト制作 ほか
- 法人番号
- 3180001164195



