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2026/10/14

愛知県のWeb制作会社がAI対策の代理店になるには。始め方と収益の仕組み

愛知県のWeb制作会社がAI対策の代理店になるには。始め方と収益の仕組み

この記事でわかること
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代理店とOEMの違いと選び方
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再販で粗利が生まれる仕組み
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最初の顧客を得るまでの商談の流れ

愛知県のWeb制作会社がAI対策の代理店になるには、何から始めてどこで利益が出るのかを知りたい方は多いはずです。顧客から「AIに自社が出てこない」と相談されても、分析の仕組みを一から作るのは負担が大きくなります。

結論から言えば、自社ブランドで再販できるOEMを選び、既存の制作・保守に月額の項目として足す形が始めやすい方法です。開発や保守を提供元に任せられるため、提案と顧客対応に時間を使えます。この記事では、代理店とOEMの違いから利益の仕組み、商談の進め方、役割分担までを始める順に整理しました。

読み終えるころには、最初の顧客に出す提案の形まで判断できるようになります。

1. Web制作会社にAI対策の相談が増えている背景

Web制作会社にAI対策の相談が増えているのは、AIの答えで会社を選ぶ利用者が出てきたためです。ChatGPTやGeminiに業者をたずねると、会社の名前と特徴が文章で返ってきます。サイトを作った制作会社は、その会社の情報をいちばんよく知る相談先です。そのため経営者は、AIでの見え方も制作会社に聞けばよいと考えます。

2026年現在、答えを返すAIはChatGPT・Gemini・Claude・Perplexityなど複数あります。Googleの検索結果にもAI OverviewsやAIモードが加わり、検索とAIの境目が薄れてきました。相談の中身は「AIに名前が出ない」「出ても説明が古い」の2つに分かれることが目立ちます。

現場でよく見られるのは、相談を受けても答える材料が手元に無いまま話が流れてしまうケースです。その間に顧客は、ほかの会社へ相談を移します。まずは担当している顧客の業種で、AIに3つの質問を投げてみてください。返ってきた答えを保存しておけば、次の打ち合わせで話す材料になります。

相談の入口:顧客が自分でAIに聞き、名前が出ないことに気づくと相談が来ます。
相談先の選び方:サイトを作った会社なら、情報の中身まで分かると考えられています。
放置の影響:答えられないままだと、AI対策の相談だけが他社へ移ります。

顧客が自分でAIに聞き始めた

経営者が自社の名前をAIに聞いてみることは、もう珍しくありません。名前が出なかった経験は、そのまま制作会社への質問になります。この質問は新しい提案を受け入れる下地です。

定例の打ち合わせで、AIで調べたことがあるかを聞くと関心の度合いが分かります。次の打ち合わせの議題に、この質問を1つ加えてください。答えてくれた内容は、顧客ごとの記録に残しておくと後の提案で使えます。

制作だけでは答えきれない

サイトの制作や保守だけでは、AIでの見え方を測る手段がありません。AIの答えは聞くたびに変わるため、1回聞いただけでは判断できません。同じ質問を何度か聞き、名前が出た割合で見る仕組みが要ります。

この仕組みを自社で一から作ると、開発と保守の手間が重くのしかかります。外部の分析ツールを使う前提で始め方を考えると、負担を抑えられます。自社で作るか外部を使うかは、最初の打ち合わせの前に社内で決めておきましょう。

関連記事:SEO会社が既存顧客にAIO対策を提案する手順!反応が変わる伝え方の型

2. 代理店とOEMの違い

代理店とOEMの違いを2列で比べています。代理店は提供元の名前のまま販売し、価格は提供元の条件に沿い、顧客の窓口は分かれやすくなります。OEMは自社に差し替えて再販し、価格を自社で決め、自社が窓口になります。

代理店とOEMの違いは、誰のブランドで売り、誰が価格を決めるかにあります。代理店は提供元の名前のまま商品を紹介し、決められた条件で販売します。OEMは提供元の商品を自社のブランドに替えて、自社の商品として売ります。顧客との関係を自社で持ち続けたいWeb制作会社には、OEMのほうが向いています。

OEMでは、ツールのロゴや名前を差し替えて、管理画面やレポートのPDFまで自社ブランドにできます。販売価格は売る側が決めるため、既存の料金表に合わせた設定ができます。代理店の形では、価格や見せ方を提供元に合わせる場面が増えます。

よくある失敗は、違いを確かめずに契約して、あとから価格を変えられないと気づくことです。自社の名前で長く付き合ってほしいのに、別の会社の名前が前に出てしまいます。契約の前に、ブランド・価格・顧客対応の3点でどちらが自社に合うかを比べてください。

項目 代理店 OEM
ブランド 提供元の名前のまま 自社のブランドに差し替え
販売価格 提供元の条件に沿う 自社で決める
顧客の窓口 提供元と分かれやすい 自社が窓口になる
向いている会社 紹介を中心にしたい会社 自社の商品として売りたい会社

ブランドを自社に残せる

OEMの強みは、顧客から見て自社の商品として届くことです。ログインする画面にも、毎月届く報告書にも自社の名前が入ります。顧客は窓口を1つにまとめられるため、問い合わせ先に迷いません。

制作・保守と同じ担当者がAI対策も見ると、相談の行き来が短くなります。自社のロゴを入れた報告書の見本を、契約の前に1部作っておくと説明が楽になります。見本には、AIの答えの文章と名前が出た割合を1ページずつ入れておきます。

価格を自社で決められる

OEMでは提供元から卸価格で仕入れて、販売価格を自社で決めます。既存の保守料に足すのか、別の月額にするのかも自社で選べます。顧客ごとに料金表の形を変えられる点は、代理店の形との大きな差です。

価格を決めるときは、自社がかける手間を先に数えておきます。報告や打ち合わせの時間を月に何時間とるかを決めてから、金額を当てはめてください。決めた価格は、半年ほど運用してから見直す前提にしておくと気が楽です。

3. 再販で利益が出る仕組み

再販で利益が出るのは、販売価格と卸価格の差額がそのまま粗利になるためです。OEMでは提供元が卸販売を行い、Web制作会社が自社ブランドで再販売します。月額の課金なので、契約が続くかぎり毎月の粗利が積み上がります。制作のような単発の売上と違い、ストック型の収益になる点が特徴です。

仕組みを数字で考えるときは、1社あたりの月の粗利と担当できる社数を掛け合わせます。月の粗利が同じなら、契約が5社・10社と増えるほど収益の土台が厚くなります。開発や保守を提供元が担う形なら、社数が増えてもツールにかかる手間は増えにくくなります。

現場でよくある失敗は、安く売って社数を増やせば利益が出ると考えてしまうことです。報告や問い合わせの対応に時間がかかり、1社あたりの手間が粗利を上回ってしまいます。価格を決める前に、1社にかける月の作業時間を書き出してください。

粗利:販売価格から卸価格を引いた差額が、毎月の粗利になります。
積み上げ:月額の契約なので、続くかぎり収益が毎月入ります。
手間:開発と保守を提供元が担えば、社数が増えても負担が増えにくくなります。

注意

AIの答えは聞くたびに変わるため、分析の数値には多少の変動があります。顧客には引用を約束する商品ではないことを、契約の前に伝えておくと行き違いを防げます。

毎月の粗利が積み上がる

月額の契約は、1社ごとの金額が小さくても続くほど効いてきます。制作の売上は納品で一区切りですが、AI対策の契約は翌月以降も続きます。契約の継続が収益の柱になる形です。

続けてもらうには、毎月の報告で変化を見せることが欠かせません。報告の日を毎月同じ日に決めて、顧客の予定に入れてもらってください。報告のたびに、前の月と比べて変わった点を1つ挙げると続ける理由が伝わります。

手間をかける場所を決める

利益を残すには、手間をかける場所を先に決めておきます。TROBZのOEMでは、ツールの開発・保守とAIの仕様変更への対応をTROBZが担います。自社が担う作業を絞るほど、1社あたりの粗利が残りやすくなります。

逆に分析の仕組みまで自社で持つと、AIの仕様が変わるたびに直す手間が出ます。任せる作業と自社でやる作業を表にして、社内で共有しておきましょう。

4. 既存の制作・保守との組み合わせ方

AI対策は、既存の制作・保守の契約に月額の項目として足す形が最も始めやすい方法です。新しい商品として一から売るより、今の取引の延長として話せるため顧客の判断が軽くなります。サイトの更新や記事の追加は、AIに読まれる材料を増やす作業でもあります。制作会社がもともと持っている作業が、そのままAI対策の中身になります。

組み合わせは、保守にAIの計測と月1回の報告を足す形から始めると無理がありません。次の段階で、よくある質問のページや構造化データの整備を足していきます。技術的な改善は比較的早く反映されますが、AIに安定して引用されるまでは数か月単位の継続が目安です。

よくある失敗は、制作とAI対策を別の担当に分けてしまうことです。サイトを直す人と結果を見る人が別だと、改善の手が止まりやすくなります。今の保守契約の作業一覧を開き、AIの計測と報告を足せる場所を探してください。

保守に足す:AIの計測と月1回の報告を、保守の作業に加えます。
更新に足す:よくある質問や構造化データの整備を、更新作業の中で進めます。
記事に足す:AIの答えに出てこない話題を、記事の題材に回します。

保守契約にAIの計測を足す

保守の契約には、すでに毎月の作業と報告が入っています。そこにAIの計測を1行加えるだけなら、顧客は新しい契約を結ぶ感覚を持ちにくくなります。報告書にAIの答えの欄を1ページ足すところから始めましょう。

最初の数か月は、答えの文章をそのまま見せるだけでも十分に伝わります。変化が出てきたら、改善の作業を少しずつ足していきます。足した作業は保守の作業一覧にも書き加え、月額との対応を顧客に見せます。

改修の提案につなげる

AIの答えを読むと、サイトに足りない情報が見えてきます。料金の考え方やよくある質問が抜けていると、AIはほかのサイトの情報で答えを作ります。その抜けは改修の提案の材料になります。

計測で見つかった課題は、制作の見積もりに落とし込んでください。記事制作まで含めたい場合は、フォーカスAIOの4項目を自社ブランドで提供するOEMの形もあります。

あわせて読みたい:OEMとホワイトラベルの決定的な違い。AI対策を自社商品にする前の基礎知識

5. 愛知県の中小企業に向けた提案の切り口

AI対策を既存の仕事に足す3段の構成と、毎月の粗利を示しています。下から保守に計測と月1回の報告、更新に質問と構造化データ、記事に答えに無い話題を足し、販売価格と卸価格の差が月額の粗利になります。

愛知県の中小企業には、利用者がAIで地域の会社を探す場面を切り口にすると伝わりやすくなります。「名古屋市で外壁の塗装を頼める会社は」とAIに聞くと、地域の会社が文章で紹介されます。紹介や口コミで仕事を得てきた会社は、AIでの見え方を確かめたことがない場合があります。その差に気づいてもらうことが、提案の入り口になります。

愛知県の中小企業は製造業・小売・サービスなど業種ごとに、質問の作り方が変わります。提案の前に、顧客の業種と地域を入れた質問を5〜10個作っておきます。同じ質問を3回ほど聞いて名前が出た割合を見ると、今の立ち位置が分かります。

現場でよくある失敗は、全国向けの一般論だけで提案してしまうことです。顧客は自分の地域と業種の話でないと、自社のこととして受け止めません。担当している愛知県の顧客を1社選び、地域名を入れた質問で答えを集めてみてください。

地域の質問:名古屋市など地域名を入れた質問で、紹介される会社を確かめます。
業種の質問:顧客の業種ならではの悩みを、質問の言葉に入れます。
比べる相手:同じ地域の同業者と、名前が出た割合を並べて見せます。

地域名を入れた質問で見せる

提案の資料には、地域名を入れた質問とAIの答えをそのまま載せます。自社の名前が出ないことを、顧客が自分の目で確かめられるためです。説明を重ねるより答えの文章を見せるほうが早く伝わります。

質問は顧客がふだん使う言葉で作るのがこつです。業界の専門用語だけで作ると、実際の利用者の聞き方とずれてしまいます。顧客の問い合わせメールや電話で出てくる言い回しを、質問の材料に使ってください。

同業者との差を数字で示す

同じ質問で、同じ地域の同業者がどう紹介されているかも確かめます。自社だけが出ていない質問があれば、それが優先して取り組む課題です。名前が出た割合の差を表にすると、顧客は状況をつかみやすくなります。

ただし、同業者を名指しで悪く言うことは避けます。あくまで顧客の現状と次の行動に話を絞ってください。資料の表では同業者の名前を伏せ、地域と業種だけを示す形でも十分に伝わります。

6. ツールの操作習得とサポート体制

ツールの操作は、提供元のレクチャーを受けながら自社の案件で覚えるのが近道です。マニュアルを読むだけでは、どの画面を顧客に見せればよいかが分かりません。実際の案件で計測して報告書を1回作ると、操作の流れがつかめます。提案の場で迷わず操作できることが、顧客の信頼につながります。

OEMのパートナー制度では、専属の担当者が操作方法と提案の進め方をレクチャーします。営業資料や実績資料の提供に加えて、月1回の勉強会で新しい機能の使い方を共有しています。AIの仕様変更への対応も提供元が担うため、パートナー側の追加の負担はありません。

よくある失敗は、操作を1人の担当者に任せきりにしてしまうことです。その担当者が休むと、報告や問い合わせへの対応が止まります。最初の1か月で、少なくとも2人が報告書を作れる状態にしておいてください。

操作を覚える順番

計測:顧客の業種で質問を作り、AIの答えを保存するところから始めます。
報告:保存した答えをもとに、月1回の報告書を作ります。
提案:答えに足りない情報を、次の改善として顧客に伝えます。

最初は自社の案件で試す

操作に慣れるには、自社のサイトや付き合いの長い顧客で試すのが安全です。結果をどう読むかを社内で話し合うと、説明の言葉がそろいます。1回目の報告書は社内向けの練習と割り切って作ってください。

練習で作った報告書は、そのまま提案用の見本になります。顧客の名前を伏せれば、商談の資料としても使えます。練習の段階で、報告書1部を作るのにかかった時間も記録しておきましょう。

困ったときの相談先を決めておく

操作や結果の読み方で迷ったときに、誰に聞くかを先に決めておきます。提供元の担当者に聞く内容と、社内で解決する内容を分けておくと対応が速くなります。問い合わせの窓口を1本にすると、同じ質問をくり返さずに済みます。

聞いた内容は社内の手順書に書き足していきます。半年ほど続けると、自社だけで答えられる範囲が広がります。

7. デモ環境を使った商談の進め方

商談では、デモ環境で画面を見せてから顧客の現状に話を移す流れが伝わりやすい形です。口頭の説明だけでは、AIの答えが読めることの意味を顧客がつかみにくいためです。画面を見ながら話すと、自社の場合はどうなるかという質問が自然に出てきます。その質問が、次の打ち合わせにつながる入口になります。

TROBZのパートナー向けには、商談用のデモ環境とトライアルが用意されています。商談はデモに10分、顧客の現状に10分、質疑に10分の30分ほどが目安です。トライアルで顧客自身のデータを見てもらうと、続けるかどうかを判断しやすくなります。

よくある失敗は、機能を順番にすべて説明してしまうことです。顧客が知りたいのは機能の数ではなく、自社がAIでどう紹介されているかです。商談の前に、見せる画面を3つまでに絞っておいてください。

見せる:デモ環境で、AIの答えの文章がそのまま読めることを見せます。
確かめる:顧客の業種と地域で質問し、名前が出るかを一緒に見ます。
試す:トライアルで顧客のデータを集め、続けるかを判断してもらいます。

画面を見せる順番を決める

デモでは、AIの答えの文章を最初に見せます。数字のグラフから入るより、文章のほうが顧客の関心を引きやすいためです。次に競合と並べた比較を見せると、顧客は自社の位置をつかめます。

最後に改善提案の画面で、次にやることを示します。この3つの順番を商談の台本にしておくと、担当者が変わっても話がぶれません。台本は商談のたびに見直し、顧客から出た質問を書き足していきます。

トライアルから契約へつなぐ

トライアルの期間中に、中間の報告を1回入れます。顧客が自分で画面を開かない場合でも、結果を伝えれば関心が続きます。終了日の前に打ち合わせを入れて、続けるかどうかを決めてもらいます。

打ち合わせでは、トライアルで分かったことを3点に絞って伝えます。そのうえで、保守契約に足す場合の月額を示してください。その場で決まらないときは、返事をもらう日を決めてから打ち合わせを終えます。

こちらも読まれています:名古屋市の会社が取り組むAI検索対策。ChatGPTに名前が出る条件の基本

8. 契約前に決めておく役割分担

AI対策の代理店として契約するまでの4つの手順を縦に並べています。自社の案件で報告書を1回作って練習し、デモで答えの文章から30分ほど見せ、トライアルで続けるかを決め、役割を決めて契約書に反映します。

契約の前には、提供元・自社・顧客のそれぞれが何を担うかを決めておきます。役割があいまいなまま始めると、問い合わせや報告の遅れがどこで起きたか分からなくなります。OEMの契約では、収益の条件とあわせて役割分担を確かめる手順が組まれています。決めた内容は、顧客との契約書にも反映させます。

ツールの開発と保守、AIの仕様変更への対応は提供元が担います。顧客への提案や報告、問い合わせへの対応は自社が窓口になります。顧客には、GA4やSearch Consoleとの連携などの初期の準備を手伝ってもらいます。

現場でよく見られるのは、連携の直後に数字が出ないと顧客から問い合わせが来るケースです。連携の直後や初回の取り込みでは、反映まで数日かかる場合があります。この点を契約の前に伝えておくと、最初の問い合わせを減らせます。

担い手 主な役割
提供元 ツールの開発・保守、AIの仕様変更への対応
自社 提案・報告・顧客からの問い合わせ対応
顧客 GA4とSearch Consoleの連携、情報の提供

顧客への説明は自社が担う

OEMでは、顧客から見える窓口は自社だけです。提供元の名前は表に出ないため、説明や報告の責任は自社が持ちます。説明の言葉を社内でそろえることが、信頼を保つ条件になります。

よく聞かれる質問と答えを、契約前に10個ほど用意しておきましょう。数値に多少の変動があることも、この中に入れておきます。用意した質問と答えは、担当者が変わったときの引き継ぎにも使えます。

支払いと契約の期間を確かめる

提供元への支払いの方法と、顧客から受け取る時期のずれも確かめます。OEMの支払いは原則として請求書払いなので、締め日と入金日を表にしておくと管理が楽です。顧客との契約期間も、卸の条件と食い違わないように決めます。

食い違いがあると、解約の連絡が遅れて費用だけが残ることがあります。契約書の案ができたら、提供元の担当者にも目を通してもらってください。

9. 最初の顧客を獲得するまでの流れ

最初の顧客は、付き合いの長い既存顧客の中から1社を選ぶと獲得しやすくなります。信頼関係があるため、トライアルの話を聞いてもらいやすいからです。新規の営業先より、サイトの中身を知っている顧客のほうが提案の精度も上がります。1社目で作った報告書は、2社目以降の提案の見本になります。

OEMの参画は、個別面談、条件と契約内容の確認、契約締結と提供開始の3つの段階で進みます。提供開始のときには商談資料やトークスクリプトが渡されるため、最短1週間で提案を始められます。そこから1社目の商談・トライアル・契約までを、1〜2か月の目安で組むと計画が立てやすくなります。

よくある失敗は、準備を完璧にしてから営業しようとして最初の商談が遅れることです。資料が7割の出来でも、1社目の顧客と話すほうが学びは多くなります。提供開始の翌週には、1社目の顧客に打ち合わせの日程を打診してください。

1週目:商談資料とトークスクリプトを、自社の言葉に直して準備します。
2〜4週目:既存顧客1社と商談し、トライアルを始めます。
2か月目まで:トライアルの結果を報告し、契約を決めてもらいます。

最初の相手は関係の深い顧客から

1社目には、相談の多い顧客を選びます。AIについて質問をしてきた顧客なら、関心がすでにあるため話が早く進みます。「AIで調べた」と話していた顧客が、最も声をかけやすい相手です。

声をかけるときは、売り込みではなく現状の共有として伝えます。「AIでの紹介のされ方を見てみたので共有させてください」と切り出すと、受け取ってもらいやすくなります。

最初の結果を次の提案に使う

1社目の結果は、顧客の了承を得て名前を伏せた事例にし、2社目以降に使います。どんな質問でどの程度の割合で名前が出たかを示すと、提案に具体性が出ます。変化が出るまでの期間も、事例と一緒に伝えます。

AIに安定して引用されるまでは、数か月単位の継続が目安です。短い期間で結果を約束しないよう、事例の見せ方にも気をつけてください。

10. 地域の企業に選ばれるAI対策の窓口になるために

地域の企業に選ばれるには、AIの答えを毎月読み、変化を言葉で伝え続けることが欠かせません。AI対策は一度の作業で終わらず、AIの答えは聞くたびに変わります。だからこそ顧客は、近くで続けて見てくれる相談先を求めています。サイトを作った制作会社は、その役目を担いやすい立場にあります。

名古屋市をはじめとする愛知県の企業にとって、顔の見える相談先があることは安心材料になります。月1回の報告と四半期に1回の振り返りを組み合わせると、続ける理由を示しやすくなります。報告では、名前が出た割合と答えの文章の変化を並べて見せます。

よくある失敗は、数字の上下だけを報告し続けることです。変動の理由や次にやることが書かれていないと、顧客は続ける意味を見失います。次の報告書から、答えの文章で変わった点を1つ書き添えてください。

継続:毎月同じ質問で計測し、答えの変化を記録します。
説明:数字の上下だけでなく、答えの文章の変化を伝えます。
改善:見つかった課題を、制作や記事の作業に回します。

報告の質で選ばれる

窓口として選ばれ続けるかは、毎月の報告の質で決まります。顧客が読んで次の行動を判断できる報告なら、契約を続ける理由になります。答えの文章の引用を1つ入れるだけでも、報告の説得力が増します。

報告書はA4で数枚にまとめ、打ち合わせの前に送っておきます。顧客が事前に目を通せば、打ち合わせの時間を相談に使えます。報告書の形は毎月そろえ、顧客が前の月と見比べやすいようにしておきます。

地域で紹介が広がる形をつくる

地域の企業は、経営者どうしのつながりで相談先を紹介し合うことがあります。1社で信頼を得ると、その先の紹介につながる場合があります。紹介されたときに話せる事例を、日頃から整えておきましょう。

事例は業種と地域ごとに分けて手元に置いておくと便利です。紹介の連絡が来た日のうちに、見本の報告書を送れる状態にしておいてください。見本は顧客の了承を得たうえで、名前を伏せて使います。

AI対策の代理店として始めるための要点

Web制作会社がAI対策を始めるなら、自社ブランドで再販できるOEMを選び、既存の制作・保守に月額で足す形が無理のない方法です。販売価格と卸価格の差額が毎月の粗利になり、開発や保守を提供元に任せれば提案と報告に集中できます。最初は既存顧客1社から始め、その結果を次の提案に生かしてください。

仕組み:販売価格と卸価格の差額が毎月の粗利になります。
始め方:保守契約にAIの計測と報告を足すところから始めます。
商談:デモ環境で答えの文章を見せてから、現状の話に移ります。

AI対策の代理店に関するよくある質問

Q
Web制作会社でもAI対策の代理店になれますか

A. なれます。OEMを使えば自社ブランドで始められます。

ツールの開発や保守は提供元が担うため、自社は提案と報告に集中できます。既存の保守契約に足す形なら始めやすくなります。

Q
代理店とOEMはどちらを選べばよいですか

A. 自社の商品として売りたいならOEMが向いています。

OEMは販売価格を自社で決められ、管理画面や報告書も自社ブランドにできます。紹介を中心にしたい場合は代理店の形も選べます。

Q
AI対策の効果はどのくらいで出ますか

A. 数か月単位の継続が目安です。

構造化データの整備などは比較的早く反映されますが、AIに安定して引用されるまでには時間がかかります。効果を約束するものではない点も伝えておきます。

Q
提案を始めるまでにどのくらいかかりますか

A. OEMの契約後、最短1週間で提案を始められます。

商談資料やトークスクリプトが提供されるため、自社の言葉に直す準備から入れます。最初は既存顧客1社に声をかけると進めやすくなります。

ABOUT THE AUTHORこの記事の執筆者

畔栁 洋志KUROYANAGI YOJI

株式会社TROBZ 代表取締役

保有資格SEO検定1級(全日本SEO協会)

2024年に株式会社TROBZを創業。AI検索・SEO・MEOの対策サービスと、AI分析ツール「トロパス」を自社で開発・提供している。Mission:AI時代の見つかる仕組みを設計する

  • 2024年TROBZを創業
  • 6種類トロパス計測AI数
  • 12件導入事例を掲載
  • 95%以上サービス継続率

COMPANY運営会社

会社名
株式会社TROBZ(トロブズ)
設立
2024年11月12日
所在地
愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階
事業内容
生成AI検索最適化・SEO対策・MEO対策・Webサイト制作 ほか
法人番号
3180001164195

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