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2026/10/10

SEO会社が既存顧客にAIO対策を提案する手順!反応が変わる伝え方の型

SEO会社が既存顧客にAIO対策を提案する手順!反応が変わる伝え方の型

この記事でわかること
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提案の軸をSEOの成果を生かす形に置く理由
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AIの答えで現状を見せる手順
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費用・期間・報告の伝え方の型

SEO会社として既存顧客にAIO対策を提案したいものの、どう切り出せば聞いてもらえるのか迷っている担当者は少なくありません。新しい費用の話になると、顧客の反応が急に慎重になることもあります。

結論から言えば、提案の軸はSEOの成果をAI時代でも生かす追加施策に置くのが伝わりやすい形です。売り込む前に顧客の現状をAIで確かめ、答えの文章をそのまま見せると顧客自身が必要性に気づきます。この記事では、現状の見せ方から費用の設計、期間の伝え方、報告の指標までを提案の順番どおりに整理しました。

読み終えるころには、既存の契約に無理なく足す提案の形まで判断できるようになります。

1. SEOの顧客がAIO対策に関心を持つ理由

SEOの顧客がAIO対策に関心を持つのは、検索の前にAIへたずねる利用者が増えたためです。ChatGPTやGeminiに聞けば、業者の名前と特徴が文章で返ってきます。利用者はその文章を読んで候補を数社に絞るところまで済ませます。検索順位が高くてもAIの答えに名前が無ければ、比べられる前に候補から外れてしまいます。

2026年現在、答えを返すAIはChatGPT・Gemini・Claude・Perplexityなど複数あります。Googleの検索結果にもAI OverviewsやAIモードが加わりました。顧客から見ると、検索とAIの両方で名前が出るかどうかが集客の入口になりつつあります。SEOの報告を受けている顧客ほど、AIでの状況も同じ担当会社に聞きたいと考えます。

実務でよく見られるのは、顧客が自分でAIに聞いてみて名前が出ず、担当のSEO会社に相談してくるケースです。相談を受けてから慌てて調べると、提案が後手に回ります。担当している顧客の業種で、AIに3つ質問してみるところから始めてください。答えの文章を保存しておけば、そのまま提案の材料になります。

入口の変化:利用者はAIの答えを読み、比べる前に候補を絞ることがあります。
枠の狭さ:AIの答えに挙がる会社は数社で、検索結果より枠が狭くなります。
顧客の不安:自分でAIに聞いて名前が出ないと、担当会社に理由を聞きたくなります。

「AIで調べた」という声が増えた

顧客の営業現場では、「AIで調べて来ました」という問い合わせが聞かれるようになりました。こうした声を聞いた経営者は、自社がAIにどう紹介されているかを気にし始めます。この関心は提案を受け入れる下地になります。

定例の打ち合わせで、最近の問い合わせのきっかけを顧客に聞いてみると関心の度合いがわかります。次回の打ち合わせの議題に、この質問を1つ加えてください。聞き取った声は、提案資料の冒頭で紹介すると話の入り口になります。

順位の報告だけでは不安が残る

毎月の報告が検索順位と流入数だけだと、顧客はAIでの状況を知る手段がありません。順位が保たれていても、問い合わせの数が伸びないと不安が残ります。その不安に答える材料として、AIでの見え方の記録が求められています。

報告にAIの答えの欄が無いことに気づいた顧客は、ほかの相談先を探し始めることもあります。今の報告書にAIの項目が無いかを確かめてください。AIの欄は1ページから始めても十分に役立ちます。

関連記事:AIO対策とは?生成AIの回答に自社が引用されるための始め方

2. SEOの成果をAI時代に生かすという提案軸

SEO会社のAIO対策の提案で、否定する提案と生かす提案を上下に対比しています。SEOは古いと切り出すと契約の見直しにつながり警戒されます。SEOの成果を生かす提案は既存の延長で、AIに読まれ判断が軽くなります。

提案の軸は、これまでのSEOの成果をAI時代でも生かし続けるための追加施策という位置づけです。SEOを否定して別の施策に乗り換える話にすると、顧客はこれまでの投資を疑い始めます。積み上げた記事やサイトの評価がAIの答えの材料になると伝えれば、話がつながります。既存の取引の延長として聞いてもらえる点が、この軸の強みです。

AIは答えを作るときに、検索で見つかるページや外部のサイトを参照します。つまりSEOで整えたページは、AIに読まれる候補としても働きます。提案では「SEOで作った土台を、AIにも読まれる形に整える」と1文で言える状態にしておきます。この1文が決まると、資料・口頭の説明・報告書の言葉がそろいます。

よくある失敗は、「これからはAIの時代なのでSEOは古い」と切り出してしまうことです。顧客は今の契約まで見直そうと考え、提案が通りにくくなります。提案資料の1枚目に、SEOとAIO対策の関係を1文で書いてください。社内の営業担当にも同じ1文を共有しておくと、顧客ごとに説明がぶれません。

否定しない:SEOの契約を見直す話にしないことで、顧客の警戒を避けられます。
つなげる:SEOで整えたページが、AIに読まれる材料になると説明します。
足す:既存の作業に項目を加える形にすると、判断が軽くなります。

「SEOは終わる」と言わない

AIO対策を勧めるときに、SEOの価値を下げる言い方は避けます。顧客が払ってきた費用を否定することになり、担当会社への信頼まで揺らぎます。伝えるべきなのは、検索とAIの両方で見つかる状態を目指すという方向です。SEOの順位は今後も流入の柱として残ると添えると、顧客は安心して話を聞けます。提案の言い回しから、否定の言葉を外してください。

積み上げた記事が材料になる

これまで納品してきた記事は、AIO対策の出発点として使えます。記事の冒頭に結論を置き、よくある質問を足すだけでも、AIが引用しやすい形に近づきます。新しく記事を作り直す提案より、今ある記事の手直しから始める提案のほうが費用の説明もしやすくなります。

手直しの対象を5本ほど選び、見本として示すと伝わります。担当している顧客の記事から、手直しの候補を選んでください。手直しの前と後で答えの変化を記録しておくと、次の提案の根拠になります。

3. 提案前に顧客の現状をAIで確かめる方法

提案の前に、顧客の業種・地域・強みに合わせた質問をAIに実際に聞き、返ってきた答えの文章を記録しておきます。何も確かめずに提案すると、話が一般論にとどまり顧客の関心を引けません。答えの文章があれば、顧客の名前が出たかとどう説明されたかを具体的に示せます。手間はかかりますが、提案の説得力を大きく左右する作業です。

質問は5〜10個を目安に作り、ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexityなど複数のAIに聞きます。AIの答えは聞くたびに変わるため、同じ質問を3回ほど聞いて名前が出た割合で見るのが目安です。1つの質問ごとに、日付・AIの名前・答えの文章を表計算に残します。顧客1社あたりの作業は、慣れれば半日ほどが目安です。

実務でよくある失敗は、1回だけ聞いて「出ていない」と決めつけることです。次に聞いたときに名前が出れば、提案の前提が崩れてしまいます。質問の一覧と記録の形を、提案の1週間前までに用意してください。記録は提案のあとも毎月の報告に使えるため、最初に形を決めておくと手戻りがありません。

質問を作る:顧客の業種・地域・強みを組み合わせ、5〜10個の質問を用意します。
何度か聞く:同じ質問を3回ほど聞き、名前が出た割合で判断します。
記録する:日付・AIの名前・答えの文章を同じ表に残します。

質問は顧客の言葉で作る

質問は、顧客の見込み客が実際に使う言葉で作ります。業界の専門用語より、利用者が口にする言い方のほうがAIへの質問に近くなります。顧客に「問い合わせでよく聞かれること」を3つ挙げてもらうと、質問の材料がそろいます。

地域で商売をしている顧客なら、地域名を入れた質問も加えます。打ち合わせで、よく聞かれる質問を顧客から聞き取ってください。聞き取った質問は、毎月の計測でもそのまま使います。

答えは文章のまま残す

AIの答えは、要約せずに文章のまま残します。どの会社と並べて紹介されたか、どんな言葉で説明されたかが提案の材料になるためです。数字だけの記録では、顧客は自分がどう見られているかを想像できません。

答えの中に競合の名前が出た場合は、その部分に印を付けておきます。記録の表に、答えの全文を貼る列を作ってください。印を付けた部分は、現状を見せる資料にそのまま使えます。

4. AIに引用されていない現状の見せ方

現状は、AIの答えの文章をそのまま見せる形が最も伝わります。担当会社が「出ていません」と説明するより、顧客自身が答えを読んで気づくほうが納得の度合いが違います。引用の状況をまとめた資料を見せると、顧客はAIに引用されていない現状に自分で気づきやすくなります。説明より先に、事実を並べることを意識した構成にします。

見せる資料は3枚程度にまとめるのが目安です。1枚目に質問の一覧、2枚目に答えの文章、3枚目に名前が出た割合を載せます。答えの文章に顧客の名前が無いことが一目でわかるよう、競合の名前に印を付けておくと話が早く進みます。資料には説明の文を入れすぎず、答えの文章を大きく載せます。

よくある失敗は、資料の枚数を増やしすぎて要点がぼやけることです。打ち合わせの時間は限られているため、答えの文章を読む時間を残します。3枚の資料を作り、打ち合わせの前半で見せる順番を決めてください。後半は顧客の感想を聞き、次の打ち合わせで出す提案の範囲を決める時間に使います。

見せるもの 顧客が気づくこと
質問の一覧 見込み客が実際にAIへ聞いている内容
答えの文章 自社の名前が出ていないこと
名前が出た割合 競合と比べたときの差

競合の名前が出た答えを並べる

顧客が最も反応するのは、競合の名前だけが出た答えです。同じ地域・同じ業種の会社が紹介されている文章を見ると、状況の差がはっきりします。ただし競合を悪く言う必要はなく、答えの文章を並べるだけで十分に伝わります。顧客から「なぜ向こうは出るのか」と聞かれたら、その場で仮説を1つだけ伝えます。並べる答えは2〜3件に絞って用意してください。

責める言い方を避ける

現状を見せるときは、顧客のこれまでの取り組みを責める言い方を避けます。AIに名前が出ないのは、多くの場合サイトの情報がAIに読み取りにくい形になっているためです。「これから整える余地がある」と伝えると、前向きな話し合いに進みやすくなります。

SEO会社自身の過去の作業を言い訳しない姿勢も、信頼につながります。見せる資料の言葉を、事実と次の行動だけに整えてください。言葉を整えた資料は、社内の別の担当者が使っても同じ印象で伝わります。

あわせて読みたい:AIO・LLMO・GEO・AEOの違いとは?呼び名に迷わないAI検索対策の整理術

5. 既存の記事制作・運用保守に組み込む形

提案前に現状を確かめて作業に足すまでの4つの手順を横に並べています。顧客の言葉で質問を5〜10個作り、3回ほど聞いて名前が出た割合を見て、答えをそのまま資料3枚で見せ、記事と保守の作業に足します。

AIO対策は、新しい契約を一から作るより既存の記事制作や運用保守に項目を足す形が受け入れられやすくなります。顧客は新しい取引先や新しい窓口を増やすことに慎重です。今の担当者が今の流れの中で作業を増やすなら、判断の負担が小さくなります。提案書も、既存の契約書に追加の項目を書き足す形で作れます。

組み込む項目は、記事制作に3つ、運用保守に3つほどが目安です。記事制作では結論を先に書く構成とよくある質問の追加、運用保守では構造化データやllms.txtの整備が中心になります。自社で手が回らない部分は、OEMで提供されている施策を自社のブランドのまま組み込む方法もあります。

例えば株式会社TROBZのフォーカスAIOは、コンテンツ制作・オリジナル構築施策・構造化データ対策・AI分析ツールの4項目を、OEM契約によりパートナーのブランドで提供できる形にしています。実務は提供元が代行するため、SEO会社は顧客との窓口に集中できます。今の契約の作業一覧を書き出し、足せる項目に印を付けてください。

記事制作に足す:結論を先に書く構成と、よくある質問の追加を加えます。
運用保守に足す:構造化データとllms.txtの整備を定例の作業にします。
外の力を使う:手が回らない施策は、OEMで自社ブランドのまま組み込みます。

記事制作に足す項目

記事制作では、各見出しの最初に結論を置く書き方に切り替えます。AIは答えに使える短い文を探すため、結論が先にある記事のほうが引用されやすい形になります。記事の最後によくある質問を4つほど加えると、質問と答えの組が増えます。これまでの記事も、冒頭の書き直しだけで同じ形に近づけられます。次に納品する記事から、この書き方を取り入れてください。

運用保守に足す項目

運用保守では、構造化データの点検と追加を毎月の作業に入れます。会社の情報やよくある質問を機械が読める形で書いておくと、AIに内容が伝わりやすくなります。サイトの案内役となるllms.txtの設置も、運用保守の中で扱いやすい作業です。どちらも一度作れば月々の更新は小さいため、追加の作業量を見積もりやすくなります。運用保守の作業表に、2つの項目を書き足してください。

6. 追加の月額費用の設計

追加の月額費用は、既存の契約に上乗せする小さな単位から始め、作業の範囲で段階を分けるのが基本です。最初から大きな金額を示すと、顧客は効果が見えないうちに判断を迫られます。小さく始めて報告で変化を見せ、次の段階へ進む流れを作るほうが取引は続きます。金額の決め方を先に整理しておくと、打ち合わせで迷わずに済みます。

段階は3つに分けるのが目安です。1段目は計測と月1回の報告、2段目は記事の手直しと構造化データ、3段目は新しい記事の制作と外部サイトへの掲載依頼まで含めます。顧客がどの段階からでも始められるようにしておくと、予算に合わせた提案ができます。段階の名前は、顧客が見て作業の中身を思い浮かべられる言葉にします。

よくある失敗は、作業の範囲を決めずに金額だけを示すことです。何が含まれるのかがあいまいだと、あとで作業が膨らみ利益が残りません。3つの段階ごとに、含める作業を1行ずつ書き出してください。書き出した一覧は、そのまま見積書の内訳として使えます。

段階 含める作業 報告
1段目 AIでの見え方の計測 月1回
2段目 記事の手直しと構造化データ 月1回
3段目 新しい記事と掲載依頼 月1回と四半期の見直し

作業の範囲で段階を分ける

段階は、作業の範囲で分けると説明しやすくなります。顧客にとっては、金額の差より「何をしてもらえるのか」の差のほうが判断しやすいためです。1段目の計測だけでも、毎月の報告にAIの欄が加わるという変化があります。

上の段階に進むときは、それまでの記録を根拠に提案できます。3つの段階を1枚の表にして、提案書に載せてください。表の段階ごとに、報告で見せる項目も1行ずつ添えておきます。

原価と粗利を先に確かめる

費用を決める前に、原価と粗利を確かめます。分析ツールをOEMで使う場合は、卸価格と自社で決める再販価格の差額が粗利になります。月額課金なら、毎月積み上がるストック型の収益として計画を立てられます。人の作業が増える段階では、作業時間の目安も原価に入れて考えます。段階ごとの原価を表に書き出し、利益が残るかを確かめてください。

7. 効果が出るまでの期間の伝え方

期間は「技術的な改善は比較的早く反映され、AIに安定して引用されるまでは数か月単位の継続が目安」と2段階で伝えます。1つの期間だけを示すと、その時期に変化が無かったときに信頼を失います。2段階に分けておけば、早い時期には作業が進んだことを、後の時期には引用の変化を報告できます。期待の置きどころを、提案の時点でそろえておくことが目的です。

株式会社TROBZの実績では、変化が現れるまでに2〜6か月かかっています。ただしこれは目安であり、業種や競合の状況によって前後します。提案では「最初の3か月は土台を整える期間」のように、期間ごとの作業の中身を示すと顧客は待ちやすくなります。4か月目以降は、記録の変化を見ながら施策を足すかどうかを顧客と相談します。

よくある失敗は、早く結果を見せたい気持ちから短い期間を口にしてしまうことです。約束した期間に変化が無ければ、それまでの作業まで疑われます。期間の説明を、提案書の中で文章として固めておいてください。営業担当が口頭で話すときも、その文章どおりに伝えるよう社内で共有します。

早く出るもの:構造化データなど技術的な改善は比較的早く反映されます。
時間がかかるもの:AIに安定して引用されるまでは、数か月単位の継続が目安です。
伝え方:期間ごとの作業の中身を示し、待つ理由を共有します。

期間を2段階に分けて伝える

期間は、作業が終わる時期と変化が見え始める時期に分けて伝えます。作業の時期は担当会社の努力で守れますが、AIの答えの変化は相手のある話だからです。この2つを分けると、約束できることとできないことがはっきりします。

顧客にも、毎月の報告で何を見るかを先に伝えておきます。提案書の期間の欄を、2行に分けて書いてください。作業の時期が守られていれば、変化が遅い月でも信頼は保たれます。

保証と受け取られる言い方を避ける

期間を伝えるときは、保証と受け取られる言い方を避けます。「この時期までに名前が出ます」と言えば、顧客はそれを約束として受け取ります。AIの答えは各社の仕組みで決まるため、引用を約束することはできません。伝えるのは、目安の期間と続ける作業の2点だけにします。提案書から、断定の言葉が無いかを読み返してください。

こちらも読まれています:AI時代のWebサイト制作|集客できるサイトの最新要件

8. 報告の場で使う指標とレポート

追加の月額費用を3つの段階に分けた構成を、下から積み上げる形で示しています。1段目はAIの計測と月1回の報告、2段目は記事の手直しと構造化データ、3段目は新しい記事の制作と掲載依頼までを含めます。

報告では、同じ質問を毎月聞いたときの名前が出た割合と答えの文章を中心に据えます。割合は変化を、文章は中身を伝える役割を持ちます。そこに回答の中での順位とAIが参照したサイトを加えると、次に何を直すかまで話せます。指標を毎月同じ形で並べることが、取引を続ける土台になります。

指標は4つ程度に絞るのが目安です。名前が出た割合、回答の中の順位、参照されたサイト、答えの文章の抜粋の4つを毎月同じ順番で載せます。GA4やSearch Consoleの流入数も同じ紙に並べると、検索とAIの両方の状況を1回の報告で伝えられます。指標の定義は最初の報告で説明し、途中で変えないようにします。

報告の手間を減らす方法として、分析ツールの報告機能を使うやり方があります。トロパスでは、月々の報告に使えるA4のレポートをボタンひとつで出せます。分析結果はAIの回答や外部の連携データにもとづくため、数値には多少の変動がある点も報告の中で添えてください。

報告の中心にする指標

名前が出た割合:同じ質問を毎月聞き、割合の変化を見ます。
回答の中の順位:何番目に紹介されたかを記録します。
参照されたサイト:AIが読んだサイトから、次の掲載先を探します。

数字と文章を並べる

報告では、数字と答えの文章を必ず隣に置きます。割合が上がっても、紹介のされ方が顧客の望む内容とずれていることがあるためです。答えの文章を読めば、どの強みが伝わっているかがわかります。

顧客は数字より文章のほうに反応することが多く、話し合いが具体的になります。報告書の各ページに、答えの抜粋を1つ載せてください。抜粋は顧客の名前が出た部分を中心に選びます。

検索の数字と同じ紙に載せる

AIの指標は、検索の数字と同じ報告書に載せます。別の資料にすると、顧客はAIO対策をSEOとは別の取り組みだと受け取ります。同じ紙に並べれば、提案の軸と報告の形がそろいます。GA4やSearch Consoleの連携直後は、数字の反映に数日かかる場合がある点も先に伝えます。今の報告書の最後に、AIの欄を1ページ加えてください。

9. 提案でつまずきやすい質問と答え方

提案の場で出やすいのは、費用・期間・SEOとの違いの3つに関する質問です。どれも顧客にとっては当然の疑問であり、答えに詰まると提案全体が不確かに見えます。あらかじめ答えを用意しておけば、落ち着いて事実を伝えることに集中できます。答えは短く、根拠となる資料をすぐ見せられる形にしておきます。

答えは、1つの質問につき2〜3文で言えるようにします。1文目で結論、2文目で理由、3文目で次の行動を伝える順番です。質問ごとに見せる資料を1枚決めておくと、口頭の説明が長くなりません。答えの中で、ほかの顧客の名前や数字を出さないことも守ります。

よくある失敗は、質問に答えるつもりで新しい施策の話を広げてしまうことです。顧客の疑問が解けないまま、話だけが大きくなります。よく出る質問を5つ書き出し、答えを2〜3文で用意してください。用意した答えは社内で読み合わせ、言い回しをそろえておきます。

費用の質問:段階ごとの作業の範囲を示し、小さく始められることを伝えます。
期間の質問:技術的な改善と引用の変化を分けて、目安の期間を伝えます。
違いの質問:SEOの成果をAIにも生かす施策だと、1文で答えます。

「SEOだけでよいのでは」と聞かれたら

「SEOだけでよいのでは」と聞かれたら、SEOを続ける前提で答えます。検索順位は今後も流入の柱であり、AIO対策はその成果をAIにも届ける追加の作業だと説明します。そのうえで、AIの答えに名前が無い記録を見せると、違いが伝わります。顧客が検索とAIの両方を見る必要に気づけば、話は前に進みます。この質問への答えを、提案書の最後に載せておいてください。

「結果を約束できるか」と聞かれたら

「結果を約束できるか」と聞かれたら、約束はできないと正直に答えます。AIの答えは各社の仕組みで決まり、担当会社が直接動かせるものではないためです。代わりに、毎月の計測と報告で変化を見せることを約束します。何を見て判断するかを先に決めておくと、顧客も安心して始められます。約束できる作業の一覧を、答えと一緒に示してください。

10. 顧客との取引を長く続ける提案のために

取引を長く続けるには、AIO対策を1回の施策ではなく毎月の計測と改善をくり返す仕事として組み立てます。AIの答えは聞くたびに変わり、各社の仕組みも更新されます。そのため続けて見ていること自体が、顧客にとっての価値になります。単発の作業で終わらせない形を、最初の提案から示しておきます。

続ける仕事の形は、月1回と3か月に1回の2つに分けると無理がありません。月1回は計測と報告、3か月に1回は質問の見直しと次の施策の相談を行います。この流れが回り始めると、報告の場が次の提案の場にもなります。3か月ごとの相談で上の段階に進むかを決めれば、無理のない形で取引が広がります。

よくある失敗は、契約が始まったあとに報告が形だけになり、顧客の関心が薄れることです。報告に変化や次の行動が無いと、費用の見直しの対象になります。月1回と3か月に1回の作業を、契約の中に書き込んでください。

続けるための決めごと

毎月:同じ質問で計測し、答えの文章を添えて報告します。
3か月ごと:質問を見直し、次の段階の施策を相談します。
担当:作業ごとに担当者と日付を決めておきます。

月1回の報告を続ける

月1回の報告は、同じ質問・同じ形で続けることが大切な条件です。形が毎回変わると、顧客は変化を読み取れません。報告の最後に次の月にやることを1行書くと、作業の流れが顧客にも見えます。変化が小さい月でも、記録が続いていることを伝えるだけで信頼は保たれます。報告書の型を1つに決めて、毎月同じ順番で作ってください。

自社の体制を先に整える

提案を広げる前に、自社の体制を整えておきます。計測・記事の手直し・報告のどこを自社で行い、どこを外に任せるかを決める作業です。OEMの提供元によっては、操作方法の説明や営業資料、商談用のデモ環境が用意されています。

こうした支援を使うと、最初の提案までの準備を短くできます。担当している顧客のうち、最初に提案する1社を決めてください。1社で流れを確かめてから、ほかの顧客へ広げると手戻りが少なくなります。

成果を生かす軸で小さく始める

SEO会社が既存顧客にAIO対策を提案するときは、SEOの成果をAI時代でも生かす追加施策として話を組み立てます。提案の前に顧客に合わせた質問をAIに聞き、答えの文章をそのまま見せて現状に気づいてもらいます。既存の記事制作や運用保守に項目を足し、費用は段階を分けて小さく始めます。期間は目安として2段階で伝え、毎月同じ形の報告で取引を続けてください。

軸を決める:SEOを否定せず成果を生かす施策として伝えます。
現状を見せる:AIの答えの文章を記録して提案に使います。
続ける:毎月の報告で変化と次の行動を示します。

SEO会社のAIO提案に関するよくある質問

Q
SEOの契約がある顧客にAIO対策を提案しても嫌がられませんか。

A. SEOの成果をAIにも生かす追加施策として伝えれば、受け入れられやすくなります。

今の契約を見直す話にせず、既存の作業に項目を足す形にすると判断の負担が小さくなります。

Q
提案の前に何を用意すればよいですか。

A. 顧客に合わせた質問をAIに聞いた記録を用意します。

質問は5〜10個を目安にし、同じ質問を何度か聞いて名前が出た割合と答えの文章を残します。

Q
効果が出るまでの期間はどう伝えればよいですか。

A. 数か月単位の継続が目安だと伝えます。

技術的な改善は比較的早く反映されることがありますが、安定して引用されるまでは続けて記録しながら直します。

Q
報告には何を載せればよいですか。

A. 名前が出た割合と答えの文章を中心に載せます。

回答の中の順位と参照されたサイトを加え、GA4やSearch Consoleの数字と同じ報告書に並べると伝わります。

ABOUT THE AUTHORこの記事の執筆者

畔栁 洋志KUROYANAGI YOJI

株式会社TROBZ 代表取締役

保有資格SEO検定1級(全日本SEO協会)

2024年に株式会社TROBZを創業。AI検索・SEO・MEOの対策サービスと、AI分析ツール「トロパス」を自社で開発・提供している。Mission:AI時代の見つかる仕組みを設計する

  • 2024年TROBZを創業
  • 6種類トロパス計測AI数
  • 12件導入事例を掲載
  • 95%以上サービス継続率

COMPANY運営会社

会社名
株式会社TROBZ(トロブズ)
設立
2024年11月12日
所在地
愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階
事業内容
生成AI検索最適化・SEO対策・MEO対策・Webサイト制作 ほか
法人番号
3180001164195

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